BENNY JANSSON/Save the World…2002年 | 車通勤メタル!

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児童養護施設で働くメタル好き中年保育士のCD日記。目指せ1万枚!

スウェーデン出身のギタリスト、

ベニー・ヤンソンのソロ・アルバム。

 

ヨラン・エドマンが参加しており、

ネオ・クラ路線を期待してしまいますが、

ベニーはフュージョン系のテクニカル・ギタリストで、

どちらかと言えば

アラン・ホールズワースのような方向性。

 

ベニーと言えば、

ヨハンソン兄弟のアルバム、

「The Johansson Brothers」でのプレイを知っているので、

バリバリのメタルではなく

まあこの方向だろうなと。

 

音はやや安っぽいものの、

お洒落な整った音で、

非常に聴きやすいです。

 

ヨランの歌声も

この音楽に非常にマッチしています。

 

ただこれといった特徴、フックは無く、

良くも悪くもBGM的で、

フュージョン系はそういう聴き方なのかもしれませんが、

メタル層にはちょっと物足りないかもしれませんね。

 

普段からジャズやフュージョンを聴く人にとって、

このアルバムはどうなんでしょうか?

何とも優等生的、教科書的で

予定通りサクサク進んで、

あっさり聴き終えてしまいます。

 

ただその分聴きやすいので、

悪い作品ではありません。

むしろ良過ぎて

面白みが無いと言うか…。

 

「フュージョン寄りのハードロックで、

ちょっとプログレッシヴ。ヴォーカルはヨラン」

と聞いて連想する、そのままの音ですね。

 

色々書きましたが、

聴いていて心地よい、

欠点の無い、

良いアルバムではあります。

 

ヨランの歌に

だいぶ救われている部分もありますが、

普通に良い音楽ではあります。

 

☆「ヨランの歌声は素晴らしいが、とにかく普通のフュージョンっぽいHR」…☆☆☆☆☆☆☆星7つ!