FREAK KITCHENのギタリスト、
マティアス・”IA"・エクルンドの
2枚目のソロ・アルバム。
北欧のテクニカル・ギタリストの
有名どころはだいたいチェックしていたつもりでしたが、
そうそう、この人を忘れていました。
FREAK KITCHENも何故か行き着かなかったので、
これがマティアス初体験になりますが、
いや~、予想していた以上に「変態」であります。
曲調はわりと穏やかな曲が多く、
そこに驚異的なプレイや、トリッキーな展開を織り交ぜ、
イージー・リスニングにも向いているという、
いわゆるテクニカル・ギタリストのソロ作品とは
一線を画す内容。
そういう意味では
スティーヴ・ヴァイなんかにも
近い感じがしますね。
フランク・ザッパのカヴァー曲もあることから
ザッパの影響もあり、
そのあたりもヴァイと通ずるものがあると思います。
様々な道具を使い、
既成概念にとらわれない
遊び心満載のプレイは
正直好き嫌いが分かれると思いますが、
まあ凄い人なのは確か。
KISSの「Detroit Rock City」のカヴァーなんかは
ジャズ風のアレンジで、
ガチのKISSファンはどう思うんでしょうか…。
ただギター弾きとしては、
全く参考になるプレイはありません(笑)。
独創的過ぎて、真似しようとは思いませんね…。
そのへんもヴァイ的であります。
こうなるとFREAK KITCHENが
どういう音楽性なのか気になります。
本来であればそっちを先に聴くべきなんでしょうけど、
今度FREAK KITCHENの方を聴いてみたいと思います。
☆「あまりに独創的、驚異的過ぎて、全く参考にならないギター・アルバム」…☆☆☆☆☆☆☆星7つ!