IRON MASK/Hordes of the Brave…2005年 | 車通勤メタル!

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児童養護施設で働くメタル好き中年保育士のCD日記。目指せ1万枚!

続けてダッシャンのバンドの作品。

こちらはIRON MASKの2ndアルバム。

 

前年にMAGIC KINGDOMの2ndで日本デビュー、

そして翌年にこのアルバムで日本デビューということで、

非常に勢いのあった時期とも言えるでしょう。

 

「光速の鉄仮面」というコテコテの邦題と、

いかにものジャケット…。

内容も期待(?)通りの出来であります。

 

1曲目の「Holy War」は

まさにコテコテのネオ・クラ曲で、

これは文句なしに素晴らしい曲。

演奏、歌、メロディ、展開、力強さ等、

全てがハイ・レベルの文句なしの名曲です。

 

ただこの大名曲に匹敵するような曲が無いのが、

残念な点であります。

疾走ナンバー以外はつまらないのは想定内ですが、

2曲目の「Freedom's Blood-The Patriot」、

5曲目の「Demon's Child」、

ラストの「Troops of Avalon」といった

疾走ナンバーは及第点ではあるものの、

もう一歩という惜しい出来ですね。

 

しかし演奏面や音のクオリティは高く、

これはリチャード・アンダーソンの貢献は大きいですね。

リチャードのバンドではキーボードが前面に出ていましたが、

このアルバムではちょうど良いバランスで、

安定感があります。

 

あとはゲッツ・ヴァルハラJr・モーレの

力強い歌声も素晴らしいです。

ラッセル・アレンやアポロ・パパサナシオ、

ヨルン・ランデなどを連想させる逸材。

 

次作の後に健康問題で脱退してしまったのは残念ですが、

それが無ければ、ダッシャンの右腕として

活躍していたんじゃないですかね。

 

やはり「Holy War」のインパクトは絶大で、

それがゆえにその他の曲が見劣りしてしまうという

印象があります。

まあそれだけ「Holy War」が素晴らしい曲という

証拠でもありますが。

 

☆「1曲目だけのためにも買う価値はあり。やはり捨て曲が多いけど、演奏、歌は一級品」…☆☆☆☆☆☆☆☆星8つ!