AT VANCE/Only Human(アット・ヴァンス/オンリー・ヒューマン)…2002年 | 車通勤メタル!

車通勤メタル!

児童養護施設で働くメタル好き中年保育士のCD日記。目指せ1万枚!

AT VANCEの4thアルバムです。

 

このバンドの偉いところは、

どのアルバムを聴いても

リスナーの期待を大きく裏切らないところで、

このアルバムも、期待通りの出来であります。

 

まあ逆に言えば

マンネリなんですが、

何だかんだ言っても

ネオ・クラ好きのツボは

だいたい決まっているので、

これ以上は求めません(笑)。

 

逆に8thアルバム「Ride The Sky」なんかは

爽やかでまとまり過ぎて、

物足りなさを感じてしまいましたね。

 

さて、このアルバム、

1曲目の「Time has Come」から

いかにもの哀愁疾走ナンバー。

期待を超える感動はありませんが、

この安定感、安心感は

このバンドならではです。

 

2曲目の「Only Human」も

キャッチーで良い曲です。

やはり全てが予定通り進む

手堅い出来であります。

 

4曲目の「Fly to the Rainbow」、

7曲目の「Take me Away」、

11曲目の「Witches Dance」、

ボーナストラックの「Heroes  of Honor」といった

アップ・テンポの曲は

ネオ・クラ・フレーズ炸裂で、

やはり分かっていても

カッコいいと思ってしまいます。

 

あとはこのバンドお約束の

クラシックのカヴァーは

ヴィヴァルディの四季と、

バッハのピアノ小曲「Solfeggietto」。

 

更にRAINBOWの「I Surrender」の完コピと、

お腹いっぱいのラインナップ。

 

ただ変な話、

「期待通り過ぎて」

面白みに欠けるという

不思議な感覚もあります。

 

1stから歌っていた

オリヴァー・ハートマンは残念ながら

このアルバムを最後に脱退。

でもやはりオリヴァーは上手いですねぇ。

 

オリヴァーの歌はこのバンドの大きな武器でしたが、

この狭い音楽性は勿体ない感があったのは事実。

後任がマッツ・レヴィンというのも

いかにもの展開(笑)。

 

☆「全てが期待通り、予定通りに進むネオ・クラ」…☆☆☆☆☆☆☆☆☆星9つ!