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システムエンジニア フリーランス 年収・やりがい・魅力・将来性

システムエンジニアの業界の優秀な社員が、フリーランスに転職していくその魅力(年収・やりがい・将来性)についての解説。

フリーエンジニアの仕事は50歳を過ぎたら皆無だと思っておいた方がいいと思います。

その時に、その現場で人間関係を確立していて、「必要!!」、「居てもらわなければ困る!!」という存在になっていれば継続することができるでしょう。

でも、万が一その現場が終わってしまった場合、なんのコネもないところで次の仕事を探すのは困難です。

たとえ優秀でも、年齢で落とされてしまいます。

自分がいくら優秀でも、過去の産物となってきます。

優秀な人たちもどんどんどんどん新たに生まれているのです。

新しい技術に精通しているのは若い技術者の方が圧倒的に多いわけですから、鼻から勝負になりません。

只、過去の産物が有利な場合もあります。

それは、アセンブラーは未だに現場ではその技術が求められています。

最近では、COBOLなんかも、その分野に入ってきました。

PL/Iに至っては、IBMが既に手を引いた言語にも拘らず、未だに需要がある言語です。

これらの言語は既に学校でも教えていない言語なので、若い人が参入して来ない市場となりました。

しかし、銀行系では未だにこれらの古い資産が稼働しているような状況です。

技術者を見つけるのが困難な現象も発生します。

そのような現場があれば、50歳を過ぎても活躍できる可能性は残っています。

しかし、いつまでそのような古い資産を銀行系が使うかによります。

これからフリーになろうと思っている若い方は40歳を限度に、フリーエンジニアの世界から足を洗うことを念頭に置いておくことをオススメします。

それまでは今までの傾向から大きな変化が無い限り、これからも大丈夫だと思います。

しかし、この業界は日進月歩の世界なので、いつビッグバーンが起きてもおかしくないことだけは確かです。





インド行きの話が私のところにやってきました。

インドは今まさにIT技術が急激に進歩していて、日本でもインドの技術者を現地で使いたいのだそうです。

そこで、現地に行ってリーダーをやって欲しいとの要望だったのですが、私は低調にお断り致しました。

仕事に好きも嫌いもないとおっしゃいますが、私は今さらこの歳になって言葉も通用しないところになんか行きたくはありません。

また、いくらグローバルな世の中とはいえ、世界はまだまだ危険がいっぱいです。

日本に住んでいれば、平和ボケしている日本人にとっては世界のどこに行っても危険がいっぱいです。

生活習慣も違うし、日本以外では住みにくいに決まっています。

そもそも、組織に属すことが嫌だからこの業界でフリーになってやってきたわけです。

それが向こうで先陣を切って外国人をまとめなきゃいけないなんて、冗談じゃないですよ。

え、向こうに行けば一生食いっぱぐれがないって!?

それって、一生帰って来れないってことじゃあないですか!!

きっぱりとお断りいたしました。



私がフリーになった頃には、締めのサイトが半年なんていう案件がありました。

一括で仕事を受けるのですが、ソフトを開発して相手の会社にパソコンを持ち込んでデモを行い、OKが出て初めて納品してもらえるのですが、その間は一切お金が入ってきませんでした。

今は間の会社が途中で精算してくれる体制が整ってきているので、一括受託でもそれほど辛くはなくなりました。

半年なら未だいいですが、中には1年という案件もありました。

逃げてしまう業者もいて、1年分払ってもらえなかったなんていう人の話も訊いたことがあります。

その間、どうやって食いつなぐかですが、私は親に言って30万円で何とか食いつなぐことができました。

その間、本当に給与はもらえるのか?だまされているんじゃないか?等さんざ親には色々言われました。

でも、半年後には500万円が一揆に口座に振り込まれた時は、内心本当に振り込まれてよかった~というのが実感でした。

30万円で半年間、食いつないだ甲斐がありました。

実家に住んでいたからできたことだと思います。

もし、これが実家でなく、親からの援助を受けれなかったとしたら、街金に通っていたかもしれません。

親から借りたお金は利息を付けて、きちんと耳を揃えて返しました。

あまりお金を使わない習慣はその時に付いたのでよかったです。

今後、また一括で仕事を受ける時のことを考えて、お金は少しだけ無駄使いをしましたが、その他は貯金しました。



余談ですが、風邪を引いてしまいました。

インフルエンザです。

と言っても、私が病院に行った時は先生がもうピークが過ぎているので、今からインフルエンザかどうか確認をしても意味がないと言われました。

後は回復するだけなので、検査料がもったいないということでした。

抗生物質を処方してもらい飲んでいましたが、当然のことながらカミさんにうつってしまいました。

カミさんもすぐに同じ病院に行き、インフルエンザが確定しました。

私からうつったのは明らかなので、私もやっぱりインフルエンザだったということになります。

カミさんにうつしてしまったことは本当に申し訳なく思っていますが、同じ屋根の下に住んでいる場合、どうしてもうつってしまうわけで、皆さんはうつらないように何か工夫はされていますか?

大きな家に住んでいればまた別だと思うのですが、私なんかめちゃくちゃ狭い家に住んでいるのですぐにうつっちゃいます。

まだまだインフルエンザの方は続いています。

この仕事を長く続けていると、色々な現場を経験してきます。

後から参入した現場では自分より年下の有識者が偉そうな態度で接して来る時があります。

しかし、何事も有識者に訊かないとわからないことが多いので、嫌われるのも困りものです。

ご機嫌を伺いつつ、低姿勢で相手の機嫌を損ねないように対応しなければなりません。

しかし、私は体育会系の体質が身に着いており、ある程度その現場に長いこといると、その年下の有識者のアラが見え始めて来る時があります。

そのような場面は見逃しません。

例えばこんなことがありました。

毎週商用機で誤差が出る復旧作業をしていた時の話です。

その復旧作業では、皆ばらばらに自分が担当している部分をプログラムでパッチして、つじつまを合わせると言ったものでした。

週末の2日間でやるのですが、最終確認で計算があいません。

手順にミスがなかったかログを解析していると、その有識者が担当しているプログラムが早いタイミングで起動されていました。

本人はその手順ミスに気が付いているみたいでしたが、私がそれを指摘するまですっ呆けようとしていました。

ログを手に持ち、その有識者に確認をしにいくと、私が皆まで言う前に「はいはい、確かに起動するタイミングを間違えました!!」と高飛車な態度に出てきたので、私が一喝すると、まさか私がそのような態度に出るとは思わなかったらしく、改めて私に謝罪してきました。

2日がかりで休みを返上して行っていた作業だったので、私個人に謝られてもと思ったので、担当の部長の前に連れて行き、皆の前で原因を説明させ、すっ呆けていたことを謝罪させました。

彼はメーカーの人間だったので、ありがちに横柄な態度をとっていましたが、そのことが原因で現場での扱いも地に落ちていきました。