Radwimpsの有心論でひと休み。
久々に手抜きネタで失礼します。自分は基本的に日本人の音楽というのはあまり聞かんので、よく知らないのですが、よく知らない中から、かろうじて聴いているのを最近使っております。
ここまで社会がしっちゃかめっちゃかになってしまうと、せめて日本のアーティストでも聴いて、国内の消費に貢献しないとマズいのでは・・・・・というのは冗談ですが、自信が無くなってしまうと、変な所で断固決然になっちゃったりもするので、日本人の音楽でも聴いて、まだまだ捨てたもんじゃないと思えればと、意識的に最近日本人をネタにしております。
基本的に洋楽ばっかり聴いているので、殆ど聴かない日本のアーティストですが、このあんちゃん達は、演奏が(この曲はそうでもありませんが、ライブ映像を見たときに、とくにベースとドラムが)若いあんちゃんのロックバンドの割には、そこそこ上手いので、初めて聴いた時から、何となく気にして聴いております。
基本的にロックばっかり聴いているので、いい年して、こういった若いあんちゃんの曲も聴いたりしているわけですが、00年代に入ってから、特にここ最近、ロックをカウンターとして当てる主体が消えているので、歌詞が随分90年代、80年代、もちろん70年代とはだいぶ変わってしまって、特に最近のは自分が年食ったからなんでしょうけれど、どうも痛々しくて、歌詞は聴いていて若干辛いものがあります。
元々洋楽ばっかり聴いているので、基本的に歌詞よりも格好良さで聴いて来たので、歌詞はそんなに気にする方ではないのですが、最近のはちょっと気になるのです。
それは若いとか恥ずかしいとか、厚みがないとか、そういう事ではなくて、その歌詞が出てくる時代の空気みたいなものが痛々しいのです。
カウンターカルチャーだったロックが死に、カウンターではなくなって、サブカルチャーとして商業音楽に成り果てて、という頃は、少なくともロックを叩き付けるべき、もしくは皮肉るべき、おちょくるべきハイカルチャーとか、メインカルチャーというのがあった。そういう対象があればサブカルチャーと言っても、ロックはロックとして鳴っていた。
90年代も不況に喘いでいたわけですが、まだハイカルチャー、メインカルチャーに対して、というのがどこかにあった。
しかしここ最近は、完全にハイカルチャーが腐りきって死んでいるので、ロックをぶつけようにも衝動をぶつける対象が無くなってしまい、自己責任に投げ出されて、結局何かにぶつけようと思うと自分の内に向かって行ってしまう。
そうすると、このバンドのように、非常に聴いていて恥ずかしくなるような真っすぐな心とか、愛とかを皮肉っぽく言うでもなく、そのまんま俺達は幸福だと言わないとやってられないというのがあるのかもしれませんが、そこが非常に痛々しくて、聴いていてロックの移り変わりを複雑な気持ちで感じてしまうのです。
ロックは死んだと言われてからだいぶ立ちますが、その時代にとって切実な形で、人々を引きつけるものが出てくる。この痛々しさも、この国の結果でもあるわけで、こういう歌詞がロックになるような時代の痛さ、こうでも言わないとやってられないようなどうにもならなさ、ぶつける対象が無くなり、現状を思いっきり素直に肯定する事がカウンターになってしまっている。それが切実になってしまっている、そういう時代なんだなと痛感するのであります。
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そうすると、このバンドのように、非常に聴いていて恥ずかしくなるような真っすぐな心とか、愛とかを皮肉っぽく言うでもなく、そのまんま俺達は幸福だと言わないとやってられないというのがあるのかもしれませんが、そこが非常に痛々しくて、聴いていてロックの移り変わりを複雑な気持ちで感じてしまうのです。
ロックは死んだと言われてからだいぶ立ちますが、その時代にとって切実な形で、人々を引きつけるものが出てくる。この痛々しさも、この国の結果でもあるわけで、こういう歌詞がロックになるような時代の痛さ、こうでも言わないとやってられないようなどうにもならなさ、ぶつける対象が無くなり、現状を思いっきり素直に肯定する事がカウンターになってしまっている。それが切実になってしまっている、そういう時代なんだなと痛感するのであります。
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