将棋世界2024年3月号(付録セット) [雑誌]
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初防衛を目指す藤井聡太棋王に
今期2度目のタイトル戦登場を果たした
「藤井世代」の一番星・伊藤匠七段が挑戦する
第49期棋王戦コナミグループ杯5番勝負。
将棋界の年度末の風物詩が
本日より、富山県魚津市「新川文化ホール」にて
大きな注目の中、運命の幕を開きました。。
藤井棋王の今期ここまでの成績は45戦39勝6敗(.867)。
春の名人を奪取に始まり、叡王、棋聖、王位を立て続けに防衛。。
勢いそのままに王座も奪取し史上初の八冠独占を達成しました。
同世代でもある伊藤七段の挑戦を受けた年末の竜王戦でも
格の違いを見せつけるストレート勝利で貫禄の防衛を達成し
迎えた新年最初のタイトル戦/王将戦でも、振り飛車党の砦
菅井竜也八段を圧倒、開幕3連勝で防衛に王手を掛けます。
今期は連敗が一度もなく連勝につぐ連勝で白星を重ねる
充実の神童は現在も9連勝中と独走状態にさらに拍車をかけ
気力も充実、見晴らし良好で今シリーズに臨みます。。
対します、伊藤七段の今期ここまでの成績は
56戦43勝13敗(.768)。順位戦はC級1組で6勝2敗。
強豪の広瀬章人九段との決勝二番勝負を見事に制して
文句なし、竜王戦に続くタイトル挑戦権を獲得しました。。
見せ場なく終わった竜王戦の雪辱を果たし
藤井八冠一強時代の爪痕を残すべく、21歳の秀英は
自信と誇りを胸に、神童との番勝負へ挑みます。。
気になる両者の対戦成績は
ここまで6戦して、藤井棋王が問答無用の6連勝と圧倒中。。
伊藤七段としてはまずは初勝利を飾り、今後へ繋げたいところ。。
対局開始は午前9時より。
振り駒で決まる開幕戦の手番で
幸先よく先手を得たのは、藤井棋王でした。。
互いに飛車先を突く出だしから、定跡手順の進行となり
開幕戦の戦型は、おなじみの「角換わり相腰掛銀」となりました。。