大一番。。本日は第81期A級順位戦/プレーオフ「藤井竜王-広瀬八段」
本日の将棋界では
来期の名人戦挑戦者が決まる注目の大一番
第81期A級順位戦のプレーオフが行われます。。
<第81期A級順位戦/プレーオフ>
藤井聡太竜王-広瀬章人八段
プレーオフに駒を進めたのは
全冠制覇へばく進する神童・藤井竜王と
タイトル獲得2期の実績を誇る優駿・広瀬八段。
まさに名人戦の晴れ舞台を懸けて戦うにふさわしい
現代将棋界を代表する実力者同士の顔合わせとなりました。
藤井竜王の今期ここまでの成績は
59戦48勝11敗(.814)。順位戦は7勝2敗でフィニッシュ。
現在は羽生善治九段の挑戦を受ける王将戦と
渡辺明棋王に挑戦する棋王戦の番勝負を並行して戦い
ともにタイトルへ王手をかけます。。
保持する5つのタイトルのうち
NHK杯もベスト4まで勝ち残り、完全制覇を視野に捉えます。
他の追随を一切許さず、圧倒的な成績を積み上げますが
日曜日(5日)に行われた棋王戦/第3局では激しい激闘の末に
土壇場で詰みを逃して敗れるなど、過密日程での大勝負連発に
さすがの神童も疲労の色は隠せず。。
土曜日(11日)には王将戦/第6局が控えており
試練はさらに続きますが、憧れの名人戦出場へ気合は十分。
あらためて一強時代を印象付けるべく、本局へ必勝を期します。。
対します、広瀬八段の今期ここまでの成績は
44戦30勝14敗(.682)。順位戦は同じく7勝2敗。
最後は怒涛の4連勝で藤井竜王に並びました。。
正確無比な距離感と速度計算力を武器とする
現代将棋界屈指の終盤力を誇る広瀬八段にとっても
本局は願ってもないチャンスであり、負けられない一戦。。
初の名人戦登場へ、静かな闘志を燃やします。。
気になる両者の対戦成績は
ここまで13戦して、藤井竜王が10勝3敗と大きくリード。
今期は第35期竜王戦7番勝負でも顔を合わせ、その時は
藤井竜王が4勝2敗で制し、見事防衛を果たしました。
順位戦での顔合わせでも藤井竜王が勝利しており
広瀬八段にとって本局はリベンジの舞台ともなりました。。
対局開始は午前10時より。
最高峰の熱き決着戦をぜひ、お見逃しなく。