大混戦に決着つかず。。第76期A級順位戦/最終戦「史上最大、6名でのプレーオフに突入」
【 投了図・146手目△9六銀 】
投了図での持ち駒
▲久保王将: 角、金2、香、歩5
△深浦九段: 金、桂2、香、歩2
昨日、静岡県にて行なわれました
「将棋界の一番長い日」第76期A級順位戦/最終戦
11回戦・一斉対局は大波乱の結末に。。
午前0時15分。最後の対局となった
「久保利明王将-深浦康市九段」が大熱戦の末、決着。
上図146手までで、後手・深浦九段が勝利を飾りました。
この結果、豊島将之八段と並び首位で最終戦に臨んだ
久保王将は痛恨の黒星により6勝4敗で全日程終了。。
【 投了図・93手目▲8ニ角 】
投了図での持ち駒
▲広瀬八段: 角、銀、歩5
△豊島八段: 飛、歩2
本局終局の約2時間前
もうひとりの首位・豊島八段は広瀬八段の前に敗れ
同じく6勝4敗で全日程を終了。大一番を見事制した
広瀬八段も6勝4敗となり、同星で並びました。。
さらに、最終戦は抜け番だった羽生善治竜王も6勝4敗。
さらにさらに、最終戦を見事勝利で飾った佐藤康光九段と
稲葉陽八段も6勝4敗で並び、大混戦のA級は決着どころか
史上最大6名の棋士によるプレーオフへと突入します。。
【 投了図・93手目▲9六銀 】
投了図での持ち駒
▲三浦九段: 角2
△渡辺棋王: 桂、歩7
一方、残留を懸けた因縁の鬼勝負
「渡辺明棋王-三浦弘行九段」の一戦は
上図93手までで、先手・三浦九段が勝利。
終局時刻は午前0時5分。
気迫溢れる強い踏み込みで形勢を掴んだ三浦九段が
懸命に粘る渡辺棋王を力づくでねじ伏せ、見事完勝を飾り
土壇場でのA級残留を決めました!
一方、不振な今期を象徴するように黒星を喫した
渡辺棋王は、同星で並ぶ深浦九段も勝利を飾ったことで
屋敷伸之九段、行方尚史八段とともに、無念の降級決定。。
運命の決戦は劇的に明暗を分けました。
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神童・藤井六段は絶好調!
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舞台は棋王戦の聖地・北國新聞会館
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渡辺棋王は絶不調。。
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羽生竜王は新たな第一歩
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王将戦/第4局・一日目の所感
舞台は尼崎。。
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美しき挑戦は叶わず。。
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