二男、高校サッカー生活に幕を下ろしました。
高校総体(インターハイ)県大会決勝戦の応援をもって引退すると決めていた彼は、最後に仲間たちに精一杯の声援を送り、優勝して共に喜びを分かち合って締めくくりたいと考えていました。
試合は、先制点を取ったものの、けが人が出た隙に失点。
流れが相手に傾いたところで逆転され、そのまま試合終了。
準優勝となりました。
タオルを頭からかぶり、しばらく顔を上げられなかった二男。何を思っていたのでしょう。
最後に応援の選手もロッカールームに集合してミーティングがあったそうです。
オフをはさんで次の日に、顧問の先生方との面談がありました。
ここで正式に、引退し、受験勉強に専念する旨を伝えたそうです。
受験に向けての話が主だったようですが、最後に先生が、彼の努力と、他の部員からの信頼の厚さを認めてくれたとか。
嬉しかったとは思いますが、私に話すときはほとんど放心状態でした。
私も
「ほんとによく頑張ったね。おつかれさま。」
としか言えず、それに対しても
「今まで迷惑かけてごめん」
としか言わないのですよ。
自分を否定してばかりの彼に、とにかく、どれだけ自分が頑張ってきたか振り返り、どれだけ私が応援を楽しんできたかわかってほしくて
「引退会見開かせて!」
と無茶ぶりをしました。
小さかったころ、試合や練習の後に、手でマイクを作って
「放送席、放送席、今日のヒーロー、〇君です!」ってヒーローインタビューすると、大喜びで自分を振り返って、いいとこ探しできたから。
今回は高校3年生。しかも引退を決めた日。
最初は断られましたが、私の真剣なお願いに、しぶしぶ付き合ってくれました。
面談を終えて、ひとことお願いします
別に変わらない。いつものオフみたいな感じ。
高校サッカーは、いかがでしたか
辛かった。面白かったけど。
辛い:面白い=4:6くらい。
だから続けられた。
面白かったことと辛かったこと、それぞれ振り返ってください
面白かったのは、みんなでサッカーやれたこと。
辛かったのは、自分のヘタさ加減に絶望したこと。
何度も折れそうになりましたが、サッカーをやめなかったのはなぜですか
辞めた後の自分が考えられなかった。
〇高サッカー部はどんなところでしたか
エグい(スゴイ人が多い)。
俺は試合に出ていない。全然満足してない。
明日から部活に行かない生活になります
悔しい。
学力に自信があれば、サッカーがうまければ、選手権まで続けられた。
今後の目標を教えてください
受験勉強しかない。
身体を鍛えておくことも。
なんかもっと、彼の頑張りを自分の言葉で引き出してあげたかったのに、うまくできませんでした。
もう少し時間をおいて、落ち着いてからの方がよかったな・・・。
今の彼には、悔しいという感情しかないようです。
逆に、ごめんなさい。
先日「〇くんになりたかったけど、なれなかった。」
(長男のこと。赤ちゃんのときから兄を「くん」づけで呼んでいます)
とつぶやきました。
あなたはあなたで、ほかの誰でもなく、それだけで私の宝物なのに、兄のようになりたかったと思わせてしまった。
同じ高校を目指してやっとのことで入学したものの、おそらくいろんな場面で自らプレッシャーをかけていたのでしょう。
私も知らず知らずのうちに、プレッシャーを与えてしまっていたのかな・・・。
長男も何度も弟に、
「お前の役割はなんだ?お前にしかできないことがある。」
と、話してくれていました。
人一倍努力して強くなろうとした。
早朝から自主練をして、足りないものを補おうとしていた。
自分のプレー動画やプロの試合動画を、毎日毎日見ていた。
「どうしたらトップチームに上がれますか?」と、おじけづくことなく指導者に質問に行った。
そんな姿を、仲間たちはちゃんと見ていてくれたのだと思います。
先生も認めてくれたし、私はママ友からもよく褒めてもらいました。
私も毎日、話の端々から努力を見つけ出し、ほめまくってきたつもりでしたが・・・・。
本人だけが、認めないんです(笑)
それだけサッカーが大好きで、高校サッカーの2年間に満足できなかったのでしょう。
次のステージで、満足いくまでやるしかないか。
でも、辛いことばかりじゃなかったはず。
小中学校で一緒にサッカーをやってきた仲間と、時々会うことがありますが、帰ってくると必ず
「ここのサッカー部に入ってよかった」と言いました。
強くなるために自分にも仲間にも厳しく、高めあって伸びていきたい彼は、ゆる~い考え方が嫌なのです。
やるなら一生懸命やりたいと。
2年間在籍したサッカー部は、強豪といわれるチーム。
当然、入部してくるメンバーも、本気でプロを目指す選手がたくさん。
練習でも試合でも互いに意見を言い合い、サッカーに対してめちゃくちゃキビシイ。
それでも一歩グランドから出ると、バカを言い合って笑い転げてる。
二男にとって、すごく居心地が良かったのでしょう。
仲間たちには感謝しかありません。
そんなにサッカー好きなら、気が済むまでとことんやったれ!
どこまでも応援するから。
その環境に身を置くためには、これから厳しい厳しい「受験勉強」という大きな壁にぶち当たっていくのだね。
あなたならやりぬけると信じてるよ。
oh my little boy 毎日に立ち向かっていく 背中を見送るたび 祈ってる
oh my little boy 忘れがたい悔しさが 明日の君をもっと たくましい男にするのだ
これでいいのだ
「これでいいのだ」 by kainatsu
ひとまず、本当におつかれさま
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