意外と貧血で悩んでいるアスリートって多いんです。
貧血だと気付いていればよい方で、理由がわからない症状に苦しんでいて
検査をすると、貧血だったんだと気付くこともよくあります。
●疲れやすい、疲れが抜けにくい
●息切れがする
●集中力が続かない
●練習についていけないと感じることがある
●めまいや立ち眩みがある
●頭痛を頻繁に起こす
このようなことが続くようであれば、貧血を疑ってもいいかもしれません。
なぜ貧血になるのか
血液中の赤血球には「ヘモグロビン」というたんぱく質があり、酸素を運搬する役割があって、全身に酸素を送り届けています。
ヘモグロビンの材料は鉄であるため、鉄が不足するとヘモグロビンが減り、酸素が十分運ばれなくなってしまいます。
全身の酸欠状態ですね。
そのため、息切れや疲れやすさという症状が現れるのです。
鉄が不足して起こる貧血を、鉄欠乏性貧血といいます。
貧血予防・改善のために
この貧血の原因は「鉄不足」ですから、食事などから鉄をしっかり摂取する必要があります。
鉄は非常に吸収率が低く、
動物性食品に含まれる鉄(ヘム鉄)で10~20%
植物性食品に含まれる鉄(非ヘム鉄)に至っては、2~5%ほどだと言われています。
ですから、毎日せっせと意識して摂ることが大切になります。
さらに、鉄の吸収率を高めるビタミンC、ヘモグロビンの材料であるたんぱく質を一緒に摂ると効果的です。
鉄が多く含まれる食品は
肉・・・・豚レバー、鶏レバー、牛肉
魚介・・・しじみ、あさり、いわし、かつお、まぐろ
野菜・・・小松菜、ほうれん草、そら豆
その他・・納豆、木綿豆腐、ひじき
などです。
ひじきは一昔前まで鉄の王様的なイメージがありましたが、鉄なべで加工していたためにひじきにも
鉄分が溶けだしていたということがわかりました。
現在は加工にステンレス製の鍋を使用することがほとんどのため、昔ほど鉄が多い食品とは言えなくなってしまいました。
それでも食品の中では多く含まれる部類に入ります。
先ほどお話した、ビタミンCやたんぱく質と一緒に摂れば吸収率も上がるので、メニューを工夫して効果的に鉄を摂りたいですね。
そこで今日は鉄の多いひじき・小松菜・大豆、ビタミンCの多いれんこん、たんぱく質の多いツナを使った
貧血予防レシピをご紹介します
ひじきとれんこんのごまマヨサラダ(2人分)
① ひじき(大1.5)は水でもどしておく。れんこん(50g)と人参(30g)はいちょう切りに、小松菜(30g)はざく切りにしておく。大豆は一晩水につけてもどし、柔らかくなるまでゆでる。
② 人参、れんこん、小松菜を茹でる。(茹ですぎない)
③ ボウルに砂糖(小1)、酢(大1/2)、マヨネーズ(大1)、すりごま(大2)を入れて混ぜ合わせる。
④ ③のボウルに、水をよく切ったひじき、人参、れんこん、小松菜と、油を切ったツナ(1/2缶)、水煮大豆(20g)を入れて和える。
小松菜とれんこんのシャキシャキとした歯ごたえが楽しい、栄養満点レシピです。
ぜひお試しくださいね
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