トレーニングのコラムを連載中の週刊ゴルフダイジェスト、今週のテーマは「根が張ったスウィング」です。
毎回、禅と心理学を融合したメンタルトレーニングについてお伝えしています。
緊張したとき、地に足がついていない感じになったことはありますか。まさに、これは地球への根が切れた状態といえます。
そして、何事もどっしりと構えている時は、恐らく足がしっかりと地に着いているでしょう。これは、地球への根が張った状態と言えます。
植物も根が切れると死んでしまいます。実はこれは人も同じなのです。地球への根が張っているかどうかは、実はパフォーマンスに大きく影響しています。緊張したときに我を忘れて焦ってしまう、実力が発揮できないという方は。「足の裏トレーニング」をしましょう。
足の裏トレーニングとは、しっかりと足の裏で大地を感じる練習です。人は、緊張すると大地を感じることが出来なくなるのです。その不安定感がさらに心の焦りや緊張を高めるのです。頭の問題を頭だけで解決しようとしても限界があります。大事なことは、身体から安心感を高めることで、心もどっしりとしてくるのです。
ある中堅のプロゴルファーはパットが得意だったのですが、あるときから距離感が合わなくなっていました。パターを変えたり、いろいろな握り方やストロークを試したのですが、調子は戻りませんでした。実は、足の裏の感覚が、途中で消えていたのです。以前は、フォローを出し切るまで感じられていたのですが、調子が悪くなるにつれて、ストロークの途中で結果に心が持っていかれたのです。その結果、フォローが最後まで出なくなっていました。
このプロは最後まで足の裏を感じ続けるトレーニングをすることで、本来のパターの感覚が戻ってきました。
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https://www.zen-mental.com/media/20181211/