▼このトークの概要
ザ・シークレット、聖なる予言、Good Luck、ビジネスマンの父より息子への30通の手紙など……100万部200万部の大ヒット作は、同じ人物から発掘されたという事実をご存知でしょうか?
それが、アウルズ・エージェンシーの下野誠一郎さん。
このインタビューでは、数々の大ヒットとどうやって出会ったのか?といったことを包み隠さず話していただきました。
「あれ」がまさか、フラっと立ち寄ったバーで偶然知り合いに手渡されたなど……驚きの「シンクロニシティ」のエピソード満載にインタビュアの堀内も大興奮という内容となりました。
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第2回:シンクロニシティを掴まえる「4つの秘訣」
下野
違うと思うんだよね。何か違う、「本当に売れるもの」って予想もできないようなもの。
堀内
あー!世の中に結構インパクト与えるレベルになるともう……。
下野
うーん……たぶんね“全然予想もしなかったもの”だし。
シンクロニシティを掴まえる秘訣 その1:“ブームの逆” を見る
下野
僕よく言うのは「みんなが右を見てるなら、左を見れば?」って言うんですよね。
堀内
……逆方向ってことですか?
下野
逆方向……何が流行ってるか、それで「関係ない全然逆のものが見える」っていう。そこに活路があると思ってるんですよ。だいたいね、みんな真似をするんですよね。
堀内
ああ……!そういう事ですか!
下野
真似するの好きですよね。
堀内
例えば「引き寄せ」が流行ってたら「引き寄せの何かを出す」とか?
下野
何かが流行ればそれに追随した何かでしょ?そうじゃなくてそれで流行ってんだったら、全然逆も……、まあ逆やるとコケる場合も非常に多いですけど。何かそっちの方が面白いじゃないかって僕は思うんですけど、クリエイティビティっていう所で面白みがあるんではないかなと思うんですけどね。
堀内
っていう事はブームになってるものを、作るっていうよりは、今現地点でブームになっているっていう事はみんな同じところを見ているから、違う所……。
下野
そう、違う所違う所を見ています。その方が確率は高いですよ。だから昔ちょっと流行ったんで、ブルーオーシャンとかあるでしょ?あれだってそうでしょ。つまりまだ流行ってない分野を見つけてこっちへ出すっていう。
堀内
やっぱ下野さんの話聞いてるとあれですよね、動物的勘というか「これはくる!」っていうやつ……。
下野
これが普通なんじゃないかって俺思うんだけどな、当たり前の事っていうかさ、例えばみんなは公務員になれば安定してるとかさ、まあ今はないだろうけど一流企業にいくとか就職だっていまだにそうやって頑張ってる人いるわけじゃないですか。ね?それでずっといって順風満帆な人生ね……。それで結婚して子供出来て、子供をいい学校に行かせて、そういうパターンでみんな考えてるって殆どが多分そういう考え、考えてる人の方が多い。
堀内
多いですね。
下野
多いでしょ?いまだに多いでしょ?
堀内
うん、多いですね。多分。
下野
いまだに多いけど、世の中見たらさ、もう……なんと言うか、しっちゃかめっちゃかだよね?実際起こってる事って。
堀内
そうですね。
下野
僕なんか見たらさ、見てる方が全然違うから。
シンクロニシティを掴まえる秘訣 その2:情報の断捨離をする
下野
「しっちゃかめっちゃかじゃない……」と、思ってる。これ(※)……これ、陰謀。
堀内
これ面白いですよね。
※「スライヴ ー完全版ー」のDVDを取り出して。
下野
そう、世界はどうなってるか本当の真実の姿っていうのを、こういうのを全くみんな知らないっていうのは結局情報のソースがテレビと新聞と週刊誌では無理ですよね。だから情報もみんな断捨離すりゃいいと思うね。断捨離をガッとやれば、情報の断捨離をやれば、まあ当然、「偶然性」って増えますよね?
堀内
はい、はい!
下野
だってそれはもう情報は人からの情報だったりするわけだから、生の情報だったりするわけだから、断捨離をすれば絶対シンクロは増えるわけじゃないですか?
堀内
増えます、確実に。
下野
ね?
堀内
うん、間違いなく。
下野
とにかく断捨離ですよ。もう情報の断捨離。思考も断捨離。考えも断捨離。もう思い悩むことも断捨離。全部断捨離しちゃえば残ってるのシンクロしかないですよ。
堀内
なんか断捨離するとポッと入ってくる感じありますよね?
下野
そう。だから空間がないと入ってこないんですよ。ものを捨てないと、ものは置けないわけだから、ぐちゃぐちゃにしてる部屋の中で入ってくるわけがない。ぐちゃぐちゃになってる頭の中に何も入ってこないですよ。空間が絶対必要なわけじゃないですか?空間作るようにすればいいことだからね。余裕をね、隙間をね、いくらでも。空っぽでも良いんですよ。空っぽの所にポンと新しいもの入ってくればいいわけだから、と僕は思います。みんな詰め込みすぎ、情報とか色んな事を。色んな事心配しすぎです。
堀内
あー!それで(教室を開いている)瞑想とかもですか?そういうことですか?
下野
いや瞑想なんて……別にそういうご利益主義じゃないからそういう所は。瞑想っていうのはたまたまやってる人がいて、面白そうだなと思って始めただけだから。
堀内
下野さんって、瞑想も人にある時から伝え始めていて……。
下野
あり得ないよね?著作権やってた奴がいきなり瞑想教師だから……。
シンクロニシティを掴まえる秘訣 その3:頭を使わないで話す
堀内
あれも、確か最初は仕事関係の人でしたよね?
下野
あれも偶然。
堀内
あ、そうなんですか?
下野
瞑想教師、あれですよ、僕シンクロって言わないで「出くわし」って呼んでるんだけど。
堀内
「出くわし」って言うんですか?
下野
「出くわし」って呼んでんだけど、ある瞑想の流派があって、そこの先生がいて「瞑想教師にならないか?」って言われて、瞑想教師になっちゃったんです。
堀内
はあー。
下野
なっちゃって、生徒もいっぱいいたんですけど辞めて、今別の「自然道」っていうのを立ち上げて、それで色んな瞑想も教えてますけどエネルギーワークも教えてるし、色々やってます。
で、4年前例えばね、5年前かな?俺ね、人の前で話すなんて考えられなかったんですよ。
堀内
え?
下野
人の前で。
堀内
そうだったんですか?
下野
全く話せなかったの。
堀内
ものすごい生き生き話してると思うんですけど今。
下野
全く、いや、全く話せなかったの。こんなふうにしてね、カメラの前でベラベラベラベラね、訳の分かんない事をね(笑)それがね出来るっていうのはね、自分でビックリしましたね。
堀内
いつからできるって?僕、お会いした時にはもう……。
下野
出来てた。つまり「なんでだろう?」って、瞑想教師になってみんなで喋るようになってからなんですけど、まあその前からちょっとあったんですけどね、傾向っていうか。その前からやってたんですけど特に瞑想教師になって毎日毎日人と、人っていうか何人か相手して話してるうちに慣れちゃうんですよね。慣れちゃうんです。だからそれで慣れちゃったらこれが結構面白い、しかも話すのが。面白いでしょ?堀内さんも。
堀内
面白いですよ!話していくと。
下野
だから慣れちゃって、面白くてしょうがなくて……。で、この話すのって頭で話してないじゃないですか?それまでは、僕レクチャーとかちょっとしたことあるんですけど、凄いんですよ、メモ用意して何してって。絶対ダメなの。
堀内
わかりますわかります。
下野
コケるコケる。
堀内
わかります。
下野
笑いも取れない。
堀内
用意するとですよね。
下野
ところがさ、今やってる事って一切用意ないでしょ?ただ流れてきて入って……それを。
堀内
はい、はい。わかりますわかります!
下野
言い方悪いけど……垂れ流しにしてる方がむしろ面白い。
堀内
今日も打ち合わせ一切全くしてなくて、どういう話をするかもしてないでいきなり座って話し出してるようなものなので……。
実際、僕もそれが多くて、元々セミナーきっちり作る方だったんですよ。もう細かく「何時何分から何時何分まで何を話して」「このワークをやってこのワークをやって」「次にこの話で休憩で」とか……。ものすごく細かくやってたのが、ある時実験で一切考えないで、ただ「瞬間」に話すっていう、下野さんにも出て頂いたあの講演会。あれが最初だったんですけど。
下野
ああ!全国行脚の!?
堀内
はい。あれが初めてやったんですけど、完全にやったのが。そうしたら下野さんが言うように垂れ流しでやると話が凄くスムーズに……。
下野
面白いよね。あの時の話面白かったもんね。それができるようになってから全然困らなくなっちゃったもんね。どこ行ってもね。いくらでも何でも話せる。
シンクロニシティを掴まえる秘訣 その4:人前にでて表現する
堀内
これ多分ね……プレゼンやってる人とかで、凄い人は割とその感覚でやってるんじゃないかなって個人的に思うんですよね。
下野
これね、実際誰でも出来るんですよね。
堀内
出来ますよ。
下野
だから場数さえ踏めばどんな人でも出来るんです。
堀内
あー出来ますよね、はい分かります。
下野
で、まあ僕「アウルズアカデミー」って始めたじゃないですか?本当はね、僕の理想で言えば全部なって欲しい。
堀内
全部なって欲しい?
下野
そういう人に。
堀内
あ、誰でもなって欲しい?
下野
何か表現できるものを持ってる、あるいは誰でも何か創造できるものを持っていて、若干なにか習ったりしてもね、色んな事……特技が何でも良いんですよ。とにかく一回そういうものをやるとね、何か変わっちゃうんですよね。
堀内
これって、例えば「私そういうセミナーやったことありません!」とか、セミナーでなくてもコーチングやコンサルティングとかそういう事もやったことない人でも割といける感じがしますね。
下野
そう、やったら気持ちいいんだよ、絶対!やったらね、変わる。その方が変わる。その方が、コーチング出るより、セミナー出るより前出て、人前出てベラベラ喋っちゃった方がそれだけで一変します。
堀内
要は、誰かから何かを受けたり、学ぶより自分で何か人前に出て話ちゃったほうが……。
下野
そうそうそう。いっぱいインプットはもらってるわけだから、アウトプットっていうのを両方向で出来るようになれば、それはもうね、本人にとって無敵だと思う。そういう自己評価っていう事に関してはそれほど強いものは僕ないと思う。
「伝えたい」という人は、誰でも講師になれるアウルズアカデミー
堀内
この「アウルズアカデミー」っていうのはどういったものになるんでしょうか?アウルズアカデミーをこの対談を見ている方に軽く解説すると……。僕も(アウルズアカデミーで)話しましたし。
下野
そう山田ヒロミさんとか。
下野
飯島敬一さんとかね。自己啓発とかスピリチュアルとかそういった人たちに、授業っていう感じでやって頂いて、会員になって頂いて、ここで講義をして頂くという。
堀内
講師やそれまでプロとしてとか、セミナーをやってきた人じゃない人にもやってもらいたいっていうのがどこかにあるように思うのですが…?
下野
「みんながなれるんだ」っていうコンセプト。
堀内
なるほど!
下野
誰でも講師になれる。
堀内
例えばこの対談を見たら、「話したいっ!」という人いると思うんですけど、その場合には?
下野
連絡して頂いて。
堀内
本当ですか?じゃあ、こちらの下野さんのFacebook(※)に「アウルズアカデミー」で話してみたいという方は連絡してみてくださいね。
下野
ただギャラとか出ませんからね。最初の人は中々出せないですよ。もちろんね、本人が集客出来て、そういうのがあればこっちも考慮しますけど、まあ基本的にこっちで集客してるんで。中々集客って難しいですよね。
堀内
多分、僕の経験では最初はお金を考えないほうがいいんじゃないのかなっていう気がします、最初は。あとから。
下野
そうそうそう。
堀内
あとから入ってくる。
下野
あとから入ってくる感じですね、あとから。
堀内
それは分かります。だからセミナー講師をやりたいんだったらセミナーをいっぱいやる。
下野
やるしかないんだよね。
堀内
やることだと思います、はい。
下野
何も考えないでやる。
堀内
やるって感じだと思います、もう単純に。
下野
で、そのうち大体わかってくる。
堀内
そうですね、やると分かるって感じですね。
下野
でも割とね今そういうやりたい人多いと思う。
堀内
そうすると今後このアウルズアカデミーでデビューする人が増えてくっていう事ですよね。
下野
そう願いたいですね、あの。
堀内
どなたでもって言ってますけど、「こんな感じの人!」というのは、いたりするんですか?
下野
いや、とにかく自分でやっていて何かをみんなに伝えたいっていう事でね、必死で伝えたいものがある人は何でもOKなんです。伝えたいものが全くなかったら、意味ないんで。
堀内
ああー伝えたい。
下野
伝えたい、これを思ってて私はどうしても伝えたいと、ただ伝える方法がないとかね、これは凄く自分にとって大事な、何かとにかく口下手でも何でもいいからこれを伝えたい。
堀内
「伝えたい!」ですね。まず。
下野
伝えたいっていうのが重要でしょ?「表現したい!」「伝えたい!」っていうのが強烈にあれば何か意味があるんじゃないかな。
堀内
そうすると面白いですよね。今までのそういうイベントとかセミナーのスクールとかにしても、「講師」と「生徒」って多分はっきり分かれてると思うんですよ。今の話だと誰でも先生になるし、場合によってはお客さん……生徒側にもなってるって。
下野
そうそうそう。そういう世界があっても面白いんじゃないかと思うんですよね。「誰でも講師」「誰でも生徒」みたいな。そういう可能性はあるんではないでしょうか。
堀内
面白いですね。
第3回:シンクロニシティって「どこ」にあるの!?に続きます。
この動画は、こちらのYouTubeチャンネルでも公開中。
「シンクロニシティ」について、もっと詳しくしりたい場合にはこちら。
プロフィール
下野誠一郎(しものせいいちろう)
24歳の時、OSHO の本を読み、多大な影響を受ける。ある日突然、原因不明かつ強烈な頸椎の痛みに悩まされるようになり、5年間苦しむ。様々な治療法を試みるも、回復の兆しが見えず、ある時、自ら癒すことを決意、気功、ヨガ、呼吸法などを学んでいく。大学卒業後、就職もせず、フラフラしていたが、いよいよ食えなくなって、大学の就職課の掲示板で海外著作権の仲介会社の応募を見つけ、試験を受ける。筆記試験はまるで分からず、白紙で出した。英語も全くしゃべれない癖に面接を受けて、なぜか合格。会社に入った日からどういうわけか人が次々に辞めていき、最後に辞めた営業の人が白紙の履歴書を私にくれて一言、「この会社、もうダメだから、これ役に立つよ。」営業が誰も居なくなって、それまで荷造りと発送しかしたことのない私が営業の一線に出ることとなってしまった。結局この会社には19年もいて、「アウト オン ア リム」、 「聖なる予言」、「神との対話」「アルケミスト」、「チベット体操」」など。数多くのベストセラーの著作権を売った。2001年独立し、著作権仲介業の会社、(株)アウルズ・エージェンシーを設立。時折ヒットもあったが、業績は低迷の一途をたどった。そんなおり、「ザ・シークレット」という20年に一度あるかないかの大ヒット作に出くわす。また自社で同タイトルのDVDの権利を取得して、自ら販売に乗り出したらこれが大成功。以後、自己啓発系DVDの制作販売に力を入れることになる。で、どこでどうなったかわからないが、FF瞑想をはじめ、マトリックス・エナジェティクスやらクンルンネイゴンなどのワークに参加しまくり、気がついたら自分自身スピ一色で染まっていて、チェンマイで1ヶ月集中瞑想やったら、髪の毛の色も金色に染まっていた。そんなこんなで、瞑想の教師となり、全国またにかけ、瞑想伝授の忙しい日々に追われるも、10ヶ月たったある日、突然教師を辞め、それから3日後に「自然道」を立ち上げ、以来、独自に開発した瞑想法やエネルギーワークを教えている。2016年、秋、アウルズ・エージェンシーとしては、初の出版物となる黒澤一樹著「ラブ、安堵、ピース 東洋哲学の原点『老子道徳経』」を出版。以後、まったく先の見えない、大海原を航海しているような気分で、日々を過ごしています。
公式ブログ:自然(じねん)
堀内恭隆(ほりうちやすたか)
「インスピレーション力®」トレーナー。一般社団法人LDM 協会代表理事。株式会社シンクロニシティ・マネジメント代表取締役社長。
認知心理学、脳科学、コミュニケーション、セラピー、コーチングなど様々なテーマを研究し、それらを統合した独自のメソッドLDM(ライフ・デザイン・ メソッド)を開発。個人に備わる能力を最大限に引き出すためには、インスピレーションを活用することが重要であるとし、そのための心と体の状態作りから行動に落とし込む方法までを伝えている。全国各地をはじめ、アメリカ、イタリア、中国、シンガポールなど、海外からも依頼される人気講演家として、絶大な支持を得ている。著書に「夢をかなえる人のシンクロニシティ・マネジメント(サンマーク出版)」がある。
一般社団法人LDM協会
http://www.lifedesignmethod.jp/