SharePoint Server 2010 ワークフロー動作検証 [後編]
さてさて、ワークフローはなんとか形になったものの、ここで問題発生です。
それは、Microsoft SharePoint Server 2010 になったことによる仕様変更からきた問題でした。
MOSS 2007 上に SharePoint Designer 2007 を使用してワークフローを構築した場合、
ユーザーからの情報取得処理を Designer 側で作成すると、対応する画面が自動的に生成されるためです。
例を挙げると、ユーザーが「承認/却下」などを設定する画面は自動的に生成することができます。
この時の画面 (ファイル) の拡張子は、*.aspx となります。
そして仕様変更の話に戻りますが、
SharePoint Server 2010 の場合はというと、
ファイル形式が InfoPath のものとなったのです。
「な~んだ、そんな程度か」と思われる方が多いとは思いますが、
実はこのワークフローでは重大な部分であるのです。
通常、SharePoint Designer 2007 でワークフローを作成した場合、
承認者として権限を割り当てられる対象は、グループになると思います。
(勘違いだったらゴメンなさい)
今回、構築した環境では、承認者は特定のグループに所属している訳でもなく、
逆にすべてのユーザーが承認者になる可能性があるものでした。
というよりも要件でした。
そのため、SharePint Designer 2007 だけでは要件を満たせないことになります。
そこで考えたのが、↑で記載した自動生成される画面にスクリプトを埋め込んで
承認者の割り当てにひと細工したって訳なんです。
つまり *.aspx のファイルが自動生成されたあとに、スクリプトを埋め込んで制御していました。
だからファイル形式が変更になったのは大問題だったのです。
そう、思い出してください。
前編にも書きましたが、
「インフラしむらの力だけではどうにもならず、周りのみなさんのご協力のお陰で
なんとか完成したシロモノです。」
みんなの顔が思い出されます……
まぁクヨクヨしててもしょうがないので、ざっくり調べてみましたが、
時間がかかりそうだったのでそれ以外の部分に着手しました。
そして、それ以外は問題なく終わり、最終的な結論からすると、
「誰でも承認のできてしまうワークフロー」の完成ですw
まぁまぁ現状のまま移行することはできないことが判明しただけ良かったのかなぁ。
みなさんも仕様変更には十分お気を付けください。
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