「人にいろいろな性格があるように"怒り"にもいろいろな

   形があるんだよ。怒りを制御したり利用したりといろいろ

   操作するにはやはり自分の怒りを知り向き合わなくっちゃダメなんだ。」

 

「たしかに人によって違うよなぁ・・」

 

「もっと知ってあげなきゃダメなんだね。」

 

「そうそう、じゃあさっそくやってみよう。まずは自己紹介からいこうか」

 

「では、改めてオイラはさのすです。キミの事をいろいろ教えてくれるかい?」

 

「改めまして怒りの妖精です。怒り感情の担当をやってます。

   どちらかというと他のみんなに比べたら日頃からピリピリしてる事もなく

   瞬間的に怒ってもすぐに冷めるタイプです。ただ大切にしている物を

   取られたり傷つけられると攻撃してしまう事もあります。強い怒りを感じると

   強く足踏みする癖もあります。そういう怒りに対してはなかなか収まらず

   割と引きずってしまうようなところもあります。」

 

「あ~たしかにそういうところある。ただそんな執念深いところは

   ないと思うんだけどなぁ・・・」

 

「そうかい?よく考えてごらん(いやいや充分執念深いよ)」

 

「そそ、よく思い出してみて(食べ物の事になると充分引きずってるから)」

 

怒りの記録(アンガーログ)をつけていくと自分の怒り感情に

パターン🔁がある事に気が付きます。

「自分の怒りにはこんなクセやこだわりがあるんだなぁびっくり

 

人それぞれある怒りむかっの癖や特徴、アンガーマネジメントでは6つのタイプに

分類することができます。診断の仕方とその怒りを軽減する考え方を

ご紹介してますので参考にしてみてください。

まずは次の方法で問いに点数をつけてみましょう。

 

・まったく思わない(1点)

・そう思わない(2点)

・どちらかというとそう思わない(3点)

・どちらかというとそう思う(4点)

・そう思う(5点)

・まったくそう思う(6点)

 

<問>

Q1.世の中には尊重すべき規律があり、人はそれに従うべきだ

Q2.物事は納得いくまで突き詰めたいと思う

Q3.自分は正しいという自信がある

Q4.人の気持ちを誤解することがよくある

Q5.性善説よりも性悪説のほうが正しいと思う

Q6.言いたいことははっきりと主張すべきだ

Q7.小さな不正でも見逃すべきではないと思う

Q8.好き嫌いがはっきりしているほうだ

Q9.まわりの人が自分のことをなんと言っているのか気になる

Q10.自分で決めたルールを大事にしている

Q11.人の言うことをそのまま素直に聞くのが苦手だ

Q12.後先考えずに行動できるタイプだ

 

次に下記の方法で計算します合計が1番高いところがあなたのタイプですメラメラ

また複数あった場合は合わさったもの両方がタイプ基準となります。

 

Q1+Q7  :公明正大タイプ👮

Q2+Q8  :博学多才タイプ👩‍🔬

Q3+Q9  :威風堂々タイプ🤴

Q4+Q10:外柔内剛タイプ🥚

Q5+Q11:用心堅固タイプ🕵️

Q6+Q12:天真爛漫タイプ👶

 

<公明正大👮>タイプ

自分の考え方や信念を大切にし目標に突き進むタイプで正義感が強く

ルール違反や規則を守らない人に対して怒りを感じますメラメラ

〔怒り軽減法〕

価値観というのは人それぞれです。価値観は自分が大切に思っているように

相手も大切にしているということを意識し、なるべく相手の価値観を

否定しないようにする努力も大切なことです。

 

<博学多才👩‍🔬>タイプ

向上心が強く物事をきちんとやり遂げる人で優柔不断な人や考え方が

違う人に対して怒りを感じてしまいますメラメラ

〔怒り軽減法〕

向上心が高く努力を惜しみなくする人ですがみんなそれが出来る人ばかりでは

ありません。世の中は白か黒以外にもグレーの部分が必要なこともあります。

自分とは違った価値観を受け入れることも大切です。

<威風堂々🤴>タイプ

自分に自信がありリーダー的素質にすぐれたタイプです。周囲に頼られたり

憧れの存在である反面、プライドが高く思うように物事が進まなかったり評価が低いと

怒りやストレスの原因になりますメラメラ

〔怒り軽減法〕

相手や現状が思い通りにいかない事でイライラしてしまう時にはそのイライラは

必要なのかどうかを1度冷静に考えてみます。現状、必要なことではなく

「自分がしてほしい事やそうなってほしい」という自分だけの欲求であれば

相手の考え方を尊重することも大切です。

 

<外柔内剛🥚>タイプ

一見穏やかそうに見えますがしっかりとした自分のスタイルや

頑固な考えをもっています。外見ゆえ、いろいろ頼まれることも多く

それが自分のしたくない事や納得いかない事だったりするとストレスが溜まり

怒りの原因になってしまいますメラメラ

〔怒り軽減法〕

自分の中のルールを見直し、それが常識なのか自分の思い込みなのかを

考えてみたり、気が進まない事の中でも出来る範囲として制限したり溜まり、

ストレス発散法をしっかりすることで冷静さを保つ事が出来ます。

<用心堅固🕵️>タイプ

真面目で物事を客観的に判断できるタイプですが周囲に頼ることが苦手で

ストレスを溜める事が多く、他人と自分を比較し妬みやイライラの原因を

作ってしまう事もありますメラメラ

〔怒り軽減法〕

他人を信用することも時には必要です。自身の思い込みを一旦置き、

周りに頼ることを心掛けると距離感も縮まりかえって楽になることもあります。

 

<天真爛漫👶>タイプ

好奇心旺盛で自分の気持ちを正直に伝える事ができます。しかし素直すぎて

ド直球になってしまい空気が読めないと思われることもあります。

〔怒り軽減法〕

自分に正直な事は大変良いのですが相手にも考えがあるので相手の意見を

聞くのも大切です。一旦「相手の意見に耳を傾ける方が上手くいく事もある」

という事を意識するのがストレス軽減につながります。

いかがですかこのように一言で「怒り」といってもさまざまなタイプがあり

理解する事で改善や対策もしやすくなっていきます。

「かきかきかき・・・でした。っと」

 

「Yo!なにしてんの?」

 

「あぁこれ?日記だよ日記。」

 

「えっ!にっき!!し、知ってるぞ!!

   嫌な奴の名前書くとその人に災いが起こるっていう・・」

 

「違うわ!デス〇ートじゃないよ。ただの日記だって!

   その日にあった出来事を書いてるんだよ。」

 

「ふぅ~ん・・けっこう几帳面なんだねぇ」

 

「いやいやたいしたことないよ。いつも1~2行くらいだし

   見てみる?」

 

「え!いいの?どれどれ

   〇月〇日今日は葉っぱが2cm伸びていた。収穫までもう少し♪

   〇月〇日今日は新しい芽を発見した。成長に期待!

   やけに植物の事が多いんだなぁ・・」

 

「そそ、ベランダのタンポポ。大好きだから収穫待ち遠しくって♪」

 

「あ~美味しいもんねオイラも好物。ハッハッ!!!(も、もしかして)

   〇月〇日昨日まで6枚あった葉っぱが1枚なくなっている・・絶対犯人捕まえてやるむかっ

 

「そうなんだ3日前、1枚無くなってたんだよ・・・・誰がとったのか知らない?」

 

「し、知らないに決まってるじゃん。か、か、か、風に飛ばされたとか

   と、と、鳥のしわざじゃない。うんうんきっとそう!じゃあオ、オイラ仕事あるから」

 

(あぶねーまさか気付かれてたとは・・・ガーンそれにしても日記おそるべし・・・汗

 

「〇月〇日〇〇さんから悪口を言われた。とても腹がたった」・・メモメモっと♪

このようにイライラプンプンした時やムッムキーとした時のことを記録しておくことは

目で確認できない感情を理解するのに非常に役立ちます。

 

出来事や感情などを記録することは自分はどういう時に怒りを感じたり、

自分の怒りにはどういった癖があるのかを具体的に理解でき、

また実際に書くことで冷静に怒りを考える事ができます。

 

メモの項目としては

・怒った日時や場所・相手・怒りを感じた出来事・その時の思い

・とった行動・相手に期待していたこと・結果、

そして最後にその怒りは10点をMAXだとすると何点なのかを記載します。

 

1週間程続けてみると「自分はこういう事に怒りが出てくるのか」とか

「自分の怒りにはこういう癖があるんだなぁ」とか客観的に見えてくるはずですびっくり

 

あとは"その怒りは本当に必要なのか"を判断し今後の自分の怒りに

対して対策をとっていきます。

ただしこの"アンガーログメモ"と呼ばれる技法ですが2つほど注意点があります。

 

まず1つ目は、就寝前ぐぅぐぅはしない事

思い出した事で感情が不安定になってしまい眠れなくなって次の日に

支障がでるとマズいのでなるべくなら避けた方がよいかもしれません。

 

そしてもう1つは他人に見つからないようにする事

ドン引きされてしまう恐れがありますのでコッソリ🤫と行ってください。

「緑にするべきだ!」

 

「いいや、赤のほうがいいにきまってる!」

 

「おいおい、またケンカですか似た者同士。

   いったい今日のケンカの原因は何?」

 

「いやぁ今度プール行こうと思って海パン持ってないから

   ネットで海パン一緒に見てたんだよ。そしたらいろんな色があって・・

   オイラはウサギは草色の緑が1番いいって言ってるのに」

 

「イヤイヤイヤ、情熱の赤だよ!赤にするべき。」

 

「なるほどなるほど。色でもめてたのかぁ・・

   じゃあ2人に聞くけど単色じゃなきゃダメなの?」

 

「別に単色じゃなくても緑っぽかったらいいけど・・」

 

「オイラも赤っぽかったらいいかなぁ・・」

 

「じゃあさぁ、2人とも同じくらいお互いに譲り合うって事で

   そこのイタリア柄でどうかな?」

 

「このままケンカしててもしょうがないしね。緑入ってるし

   オイラはそれでいいよ。」

 

「たしかに。オイラもちゃんと赤入ってるからそれでいいw」

 

「問題解決だね。良かった良かったw」

 

「あ!ちなみに言い忘れてたけどウサギはプール出禁だよ」

 

「え!まじで・・・」「先に言ってよぉ・・」

 

前回までは「その場で怒りを感じたら」について鎮める方法や、

やり過ごす方法をご紹介いたしました目

でも・・いくらその場が上手くいっても後に引きずったり、同じような状況で

イラッむかっとすることを繰り返していては本当の改善はできませんもやもや

そこで今回は

 

キラキラ感じた怒りに対して復讐ではなく復習するキラキラ

 

事前に整理しておく事で必要のない怒りをなくしたり、ストレスに

ならないように改善する事ができるのです。

という訳で今回は必要な怒りなのかそうではないのかを

客観的に見る方法として"三重丸🎯"という技法のご紹介です。

 

怒りは自分と相手との価値観の違いから生まれます。

「~するべき」「~のはず」という価値観やこだわりはすべての人が

持っていて自分の価値観とは異なります。

「生徒は先生に従うべき」「挨拶は自分からするべき」「男は強くたくましく生きるべき」

「焼肉店だから牛タンはあるはず」とまぁ共感できることもあれば

どうでもよい事もあり、それは人によって違います。

 

この三重丸とは中心にある第1の丸を"自分と相手は同じ価値観"とします。

当然相手にイライラする事はありません。

「朝はやっぱりご飯と納豆だよなぁ♪」「同感、同感♪」みたいな感じですクラッカー

 

それに対し三重丸の1番外側にある丸は"自分とは価値観が違い許容できない"部分。

朝はご飯がいいのに「私は朝はパン派だから」とパン食ばかりだせば不満原因や

場合によっては喧嘩になってしまいますむかっ

 

そして最後に紹介するのが三重丸の中間にある丸です。

「僕はご飯派できみはパン派だから1日おきに交互にしよう」と

価値観は違うのだけど許容できる範囲"というエリアです。

お互い相手の価値観と自分の価値観を尊重しあう事でイライラや嫌な思いをなくします。

 

そして注目するのがこの中間丸。

このエリアを広げる事で無駄なイライラを無くしていくという考え方です。

 

皆、考え方も感じ方も違いがあるのは当然、相手の考え方も自分の考え方も

同じように主張できたり譲り合いができるならそれで良いという考え方です。

「ねぇねぇよく試合の最中なのに"タイム"って中断する時あるけど

   あれって必要なの?疲れが出てきたから"少し休めよ"ってこと?」

 

「それもある時はあるとは思うけど大体は試合の流れが悪い時や

   作戦の立て直しだったり選手が熱くなりすぎてクールダウンする時に

   使ったりするよ。そういえばスポーツだけじゃなく"子育て"にも

   タイムアウトは取り入れられてるんだって」

 

「へぇ~でもスポーツはわかるけど子育てでタイムアウトって

   イメージができないなぁ・・」

 

「そかそか、じゃあ少し説明しようか。例えば子供がなにか悪い事をして

   その事を叱った時、なかなか素直に謝れなかったり、親も感情的に

   なりすぎてしまうのでうまくいかない事があるんだよ。そういう時に

   "考える時間"をつくってみるとお互いが冷静になれ話がしやすくなるんだよ」

 

「なるほどねぇ・・今度そういう時あったら"タイムアウト"使ってみるよ」

 

「ただいまっ!!あ~忙しい!!忙しい!!!まったくイライラするほど忙しい!!!」

 

「早くも"そういう時"が来たみたいだね」

 

「そうだね必要みたいだね"タイムアウト"」

 

「お~し3人でタイムアウトだぁ~~!」

 

「へっ?」

 

口論になる時をちょっと思い浮かべてみてください。

夫婦間や親子間、会議や会食、遊びの時にだってありますが

意見の食い違いや自分の考え方を否定されるとだんだん怒りが込み上げてきます

 

特に自分の考えに自信があるほどその怒りは強くなりムキー、お互いの

"正論"をぶつけるたびに怒りはヒートアップアップ、引くに引けない状態になります。

 

感情的になれば視野は狭くなり正確な判断が出来なくなるだけではなく

時には相手を傷つけたり周囲を巻き込む恐れもあります。後になって

「なんであの時あんな行動してしまったんだろう・・ガーン」と

後悔するのはなるべくなら避けたいこと。

 

そういう時に効果的なのがこの「乙女のトキメキタイムアウト乙女のトキメキ」。

 

スポーツ界でもおなじみで冷静になる為や流れを変えたい時に「リセット要素」として

よく使われていますが理屈はまったく同じです。強い怒りを感じたら

なるべくその場から一旦退き、軽く体を動かしたり、話せるような相手がいれば

話を聞いてもらったり、深呼吸だけでも気分をリセットする事は出来ますおねがい

 

冒頭のお話にも出てきましたがこのタイムアウトは子育てにも使われていて

叱ったり注意するよりも効果があるとされています。

 

少し説明すると

まず子供には前もって約束を破ってしまった時や悪い事をしてしまった時には

「ここで少し考えてみようか」と説明しておきます。説明する時も

タイムアウトする場合であっても怒りは表さずつねに優しく接してください。

 

考えさせる時間は子供の年齢x1分砂時計です。その間で

なぜタイムアウトが必要だったのか考えさせ時間経過後に

話し合いをします。わからなければわかりやすく伝え

分かった時にはしっかり褒めて愛情ハートを示します。

 

一旦その場から離れる事、感情から離れる事で

問題としっかり向き合い冷静に判断する事ができるようになります。

自分だけでなく相手に対しても"考える時間"というのはとても大切です。

「ねぇねぇ。さのすってさぁいつも起きてるイメージあるんだけど

   ちゃんと寝てるのかい?」

 

「寝てるよ。さっきだって寝てたし」

 

「え?ずーっとテレビ見てたよねぇ?」

 

「あ~なるほど。ゴンちゃん、ウサギはね警戒心が強いから

   目を開けたまま寝れるんだよ。

   こないだ読んだ"ウサギの飼い方"にそう書いてあったよ」

 

「まじで!すごいね知らなかったよ。

   (ってか"ウサギの飼い方"?)

   ちなみに夢なんかも目を開けて見れちゃうの?」

 

「あははwそんなの実際ウサギにでも聞かなきゃわかんないよぉ」

 

(あれ?ウサギに聞いてみたつもりだったんだけどなぁ

    "さのす"っていったい・・・なんなんだ?)

 

怒りが込み上げた時の対象法として計算する事で意識をそらすカウントバック法。

そして深呼吸で冷静さを復活させその場をしのぐ呼吸法をご紹介しました。

しかしそれでも抑える事ができなかったら・・・あせる

 

そういう強い怒りに対してご紹介いたします第3の技法「乙女のトキメキストップシンキング乙女のトキメキ」。

 

ストップするつまり

「いろいろ試すことができないくらいの怒りならいっそう考える事をやめよう」

という、そらすことすら難しいなら止めてしまおうという上級の現実逃避走る人です。

 

怒りの対象がある時というのは頭の中で「このやろうプンプン」とか

「好き勝手言いやがってムキー」とか怒りはグラグラ、グツグツと

沸騰したお湯温泉のように次から次へと沸いてきます。

相手の隙あらば攻撃・反撃・反論をしよう考えている状態ですメラメラ

 

そんな時に

「ストップ!」や「とまれ!」「相手にするな」「考えるな」注意

簡単な単語で自分に言い聞かせます。

思考を止め頭の中を真っ白にするようなイメージ作りチーンに集中すれば感情的になる

余裕さえなくなりその場をやり過ごす事が出来ます。

 

暴走しそうな"やる気スイッチ"の電源を自身の一言で解除し

一旦、活動停止させるような方法です。