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うつ病母の介護生活を経て、自分らしい人生へ

3年にわたる壮絶な介護と7年の施設と精神科の通院付き添いの後、親から卒業し、40代にして自分の人生を歩み始めた私が
幸せに生きるヒントをお届けします。



貧血気味だった10代。
母はよく豚レバーの料理を作ってくれました。
言ったその次の日の夕飯には出ていたような気がします。爆  笑

当時は毎月のように食卓に並ぶため飽き飽き。

しかし介護を通じて薬膳を知るようになって、豚レバーは養生食としても優秀と言う事を知り、私が料理を作るようになっても食卓に並びました(笑)。

元職場のスーパーでは『レバーの斉藤さん』と思う人もいたらしいです(笑)😅。

今ではバリエーションもできて、今回は緑黄色野菜としょうが醤油でさっと炒めるだけの炒め物になりました。

柔らかなレバーと野菜のシャキシャキした歯ごたえにお箸が進みます😋💕

貧血にいいのよ~としか言っていなかったけれど、今でも子を想う母の料理には一生勝てる氣がしません。

おにぎりは元職場のスーパーでも私が大好きな醤油おむすび。
醤油おむすびも母を思い出す料理の一つ。
運動会や遊園地に遊びに行く時によく作ってくれました。

もう会えないけれど、こういう形でも亡き人を思い出すものですね。

ワンプレートディナー
 豚レバーと緑黄色野菜の炒め物
 じゃがいもとにんじんと昆布のおかか和え
 焼きおむすび
油揚げとにらのおみそ汁
#onigiriaction

2020年3月からinstagramにおうちごはん研究として記録しています。
もし宜しかったらご覧くださいね。

齋藤浩美instagram
https://www.instagram.com/saito_hiromi_insta/
前回の記事の続きです。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございます。

私が自分の感情に囚われないもので、身近でやっているものにしよう。
ということで、
今私が力を入れているものは、

料理

でした。



考えてみると、母の介護生活の中でこれだけは頑張ろうと思っていたものが料理でした。

キッカケは『お母さんの事を頼むぞ』と父が生前に私によく言っていたこと。
厳しくも優しかった父が病気になったことで、糖尿病になったことで性格が暴力的に変わってしまい、最後は汚物を食べてしまうなど今でいう認知症になってしまいました。

その様子を同じ家の中で20年観てきた母と私。
父の壮絶な最後をみて
『父のように母も私もなりたくないし、したくない。同じ病気で亡くならないのが父へのせめてもの親孝行』という気持ちもありました。

昭和一ケタ生まれで食べ物の好き嫌いが多かった父。
母も父の嫌いなものは自然と食卓に並べないようになっていました。

書いてきて気付いたのですが、もうこの時点で、家族も栄養の偏りができていますね。叫び

こういう経緯からも、私の身体は受け付けられる食べ物と時間が掛る食べ物があることを
知ることができました。

それが以前こちらに書いたファスティング、グルテンフリーになったキッカケへと繋がりました。

その後もいくつか解ったことがあり、食への考え方を『母中心の食習慣』から『私にとって安心の食生活』へとシフトしていくことにしました。

まず、
・小麦粉を調味料レベルから入れないようにすること。
・チーズ・牛乳等の乳製品を家では食べない。 
・お砂糖は米粉食パン・お菓子を作る以外には使用しない。
・外食の場合は、上記を気にせずに好きなものを食べる。
・煮物などのお砂糖代わりは本みりんを使う。

といくつかマイルールを作り、2020年3月からinstagramにおうちごはん研究として記録しています。
もし宜しかったらご覧くださいね。

齋藤浩美instagram
https://www.instagram.com/saito_hiromi_insta/
前回の記事の続きです。
家の中に居てもどこか息苦しさを感じていた時に観た一本の動画配信のトークライブ。
質問者が質問をして、外国人セラピストの返答(英語)を通訳者が翻訳する形式でした。

これからの社会に向けて今大切にすることは何か?という質問に対して、

その方は、

一人ひとりがワクワクするものを行っていくことが大切

という風におっしゃっていました。

ワクワク…

わっかんないっ!



このセミナー前にも色々な場所で何回も聞いたこの言葉。

実は私、この言葉の意味がよく解らなかったのです。
ワクワクと言う言葉はすごく抽象的。感情や感覚を表しています。
雲を掴めと言われているような感じ。
こういう意味だよとハッキリとしてくれない…うやむやな感じが本当に苦手なのです。

フワフワと依存体質な私には、更にどこか飛んでいきそうな危険な言葉にしか聞こえませんガーン

ああ、また私は依存に走るのだろうか?叫び

と、どこかため息交じりで聞いていたのですが、外国人セラピストが『パッション』と答えていた事を通訳者が『ワクワク』と訳されていることが解りました。

セミナー終了後、更に私は悩み始めました。

『好き』『嫌い』は感情や気持ち。
人間関係や仕事でこれにさんざん振り回され、人にもしたのだろうと思います。
それに好き嫌いに偏った考え方は、まるで天秤が偏っているようで視野が狭く、イヤだなと思っていました。


…じゃあ感情に囚われないもので、身近に私がやっているものは何か?

あ、これだ!

続きます。
昨年からの緊急事態宣言で家に居る時間が増えました。
普段からちょこちょこと動くのが大好きでしたので、
カフェなどの時間制限や休業には泣かされました。

とにかく寂しい

お出掛けして好きな事を学んだり、liveやアートを観ることが大好きですし、人が会話を楽しみながらリラックスできるカフェの空間に行くと落ち着きます。

それができないのがこんなにも苦行だったなんて



顔は痒くなるし、呼吸困難になる等でマスク選びから苦労しましたあせる


あの時は、家の中に居てもどこか息苦しさを感じていました。

そんな時に一本の動画配信のトークライブに参加した時のお話を思い出しました。

続きます。
前回の記事で山口小夜子さんに出会い、私の中で変わったなと思うことがあります。
それは、魂と身体が別々のモノ…身体という器に魂という全くの別のものが入っているような感覚です。
キッカケは、母の写真を整理していた時の写真…


うん、そっくり。
こんな顔をしている時あるなぁと思うことがちらほら。

親子なのだから、当たり前と言えば当たり前なのですが…不思議な感覚ですね。

この身体は父と母の遺伝子が創り上げて、その二人の身体はそれぞれの両親の遺伝子が創り上げてこの世界に居るのだなぁと思うようになりました。

…と考えていくと、もっと両親を大切にしてあげればと思うことは、やはり出てきますね。
しばらくは鏡を見るたびに父や母を思い出しそうです。

旅行に行ったり、美味しいものを食べたり、作ってあげたかったなぁと沸々と想いが沸いてきます。

…二人の面影が残るこの身体を労わることで親孝行していると思おう。

なので、これからはもっと二人の分まで、泣いて、笑って、楽しむ生活をしていこうと思いました(笑)。


余談ですが、調べていくと、38億年ほど前に生まれた細胞から沢山の生物が誕生して、人間もその一部だったとか。

更に面白いのは『人間(ヒト)の遺伝子』というものはなく、地球上のすべての生きものは、同じDNAを持っているそう。

人類皆兄弟ならぬ地球上生物皆兄弟という感じですね。



参考文献
38億年つづく生命の歴史のなかで――中村桂子が語る、テクノロジーと人間