魂が身体を着ているという感覚。 | うつ病母の介護生活を経て、自分らしい人生へ

うつ病母の介護生活を経て、自分らしい人生へ

3年にわたる壮絶な介護と7年の施設と精神科の通院付き添いの後、親から卒業し、40代にして自分の人生を歩み始めた私が
幸せに生きるヒントをお届けします。

前回の記事で山口小夜子さんに出会い、私の中で変わったなと思うことがあります。
それは、魂と身体が別々のモノ…身体という器に魂という全くの別のものが入っているような感覚です。
キッカケは、母の写真を整理していた時の写真…


うん、そっくり。
こんな顔をしている時あるなぁと思うことがちらほら。

親子なのだから、当たり前と言えば当たり前なのですが…不思議な感覚ですね。

この身体は父と母の遺伝子が創り上げて、その二人の身体はそれぞれの両親の遺伝子が創り上げてこの世界に居るのだなぁと思うようになりました。

…と考えていくと、もっと両親を大切にしてあげればと思うことは、やはり出てきますね。
しばらくは鏡を見るたびに父や母を思い出しそうです。

旅行に行ったり、美味しいものを食べたり、作ってあげたかったなぁと沸々と想いが沸いてきます。

…二人の面影が残るこの身体を労わることで親孝行していると思おう。

なので、これからはもっと二人の分まで、泣いて、笑って、楽しむ生活をしていこうと思いました(笑)。


余談ですが、調べていくと、38億年ほど前に生まれた細胞から沢山の生物が誕生して、人間もその一部だったとか。

更に面白いのは『人間(ヒト)の遺伝子』というものはなく、地球上のすべての生きものは、同じDNAを持っているそう。

人類皆兄弟ならぬ地球上生物皆兄弟という感じですね。



参考文献
38億年つづく生命の歴史のなかで――中村桂子が語る、テクノロジーと人間