ゴールデンウイークに開店した商店街の小さなケーキ屋さんに、名物のシュークリームを求めて連日、お客さんが大行列しています。個人営業でテイクアウトのみのこじんまりしたお店です。毎日3時過ぎには完売しているようです。元々、評判のいいお店でしたが、以前は人どおりの少ない住宅街にあったため、店の前を通るたびに「ここ、流行ってないのかな?」と思うような店でした。
ところが!
そのケーキ屋さんが、人どおりの多い商店街に引っ越してきたんです。新装開店の直後に行列ができるのは、なんとなく予想していましたが、1カ月近く経つのに、まだまだ行列が絶えません。
カミさんが、「あの店、いっつも人が並んでるんよ。一度食べたいんやけどねぇ」と言って、行列が少なくなるのを虎視眈々と狙っていました。
ところが!
1カ月たっても行列はなくなりません。とうとうシビレを切らしたカミさん(笑)、きのう、行列に並んで買ってきました(^^♪
へぇ~、こりゃおいしいや。
バニラの香りがくっきりと立ったふんわり軽いカスタードクリーム。作り立てですから、シュー生地もパリッとしています。底までクリームたっぷり。見た目もかわいいし、小ぶりで食べやすい。3時のおやつにぴったりです。
ジジ「おいしいやん。これ、なんぼやったん?」←貧乏人のくちぐせ。
ババ「1個、130円やったかな?」
ジジ「うっそー! これなら200円でもいいばい」←貧乏人は、すぐ金に換算する。
ババ「前に並んどったおじさんが20個くらいまとめて買っとったけん、みんなから、白い眼で見られとったよ」。
というシュークリームでした。
おいしくて、コスパもいい。行列ができるはずです。
食べ物屋さん、特にテイクアウトのお菓子屋さんなんかは、基本的には味の良し悪しとコスパでしょうが、味とコスパがよくても人どおりがなければ売れないのが現実。繁盛店になるかならないかは、出店場所にも大きく左右されますね。
さらに、お客さんが一巡してもコンスタントに売れ続けないと、お店の存続が厳しくなるのがテイクアウト店。コロナ禍で、閉店と開店がせわしなかった商店街ですが、久々の繁盛店になれるかどうか、いましばらく注目です。