読書録:「鴨川食堂」柏井壽 | 隠居ジイサンのへろへろ日誌

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九州北部の街で、愛するカミさんとふたり、ひっそりと暮らしているジイさんの記録

ネット書評から引用

・・・京都・東本願寺の近くにあるというその食堂には看板がない。食堂を切り盛りするのは、鴨川流とこいしの親子二人。この食堂では、もう一度食したい食べ物の味を少ない手がかりから再現してくれるという。店に辿り着く手がかりはただひとつ、料理雑誌に掲載される<“食”捜します>の一行広告のみ。
「鯖寿司」「ビーフシチュー」「鍋焼きうどん」「とんかつ」「肉じゃが」「ナポリタン」の思い出と味を求めて、六人の客が訪れる。

 

ずいぶん前にテレビドラマになった短編小説です。主役の親子は、娘・忽那汐里と、父親は、いまは亡きショーケン。↓ ネットからお借りしましたm(__)m

鴨川食堂の「鴨川」というのは、食堂を営む親子の名前。食堂があるのは、京都・東本願寺の東・・・正面通東洞院通東入るの道路の右側だそうで、地図にしたら、こんな感じのところです。現存はしていませんが、むかしそんな食堂があったのだとか。

東本願寺の正門を東に進んだ場所で、以前、渉成園に行ったときにその道を歩いたことがあります。道の両側には、仏像や仏具を扱う店がずらりと並んでいます。そんなことを思い出しながら読むのも一興です。

1話15分くらいで読める短編集です。

亡くなった奥さんが得意だった鍋焼きうどん、プロポーズされた彼を偲ぶビーフシチュー、産みの母と育ての母が残した肉じゃがのレジピ、やさしかった祖父と旅先で食べたナポリタン・・お話自体もおもしろくて、しんみりとさせる人情話です。京都の名所も出てきます。

シリーズになっているようで、現在まで、9冊刊行されているようです。

忘れんように、ズルして、ネットからデータを借りてきて貼っておこう。

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しばらく楽しませてもらいましょう。