マタマタ奈良の飛鳥に21日(月・祝)は開館している飛鳥資料館。
ここ飛鳥は過去何度も来ていますが、今回は未訪問の所を1日掛けて回りました。
まず資料館に向かいます。
展示室内に!
展示室に入ると、最初にあるのは、
石室の天井に描かれた天文図は、現存する世界最古の科学的な天文図です。天の赤道や太陽の通り道である黄道が描かれ、大きな呪術的力を持つとされた北斗七星をはじめとする中国式の星座が配置されています。
四神象
【青龍】 天井石の隙間から流れ込んだ泥土によって多くの部分が隠れていますが、2本の角や大きく開いた口、長く描かれた舌と下アゴなどが確認できます。
【白虎】 通常の白虎(高松塚古墳など)とは逆に頭が北を向いています。細身で首が長く、両眼を見開き、前脚を突き出した躍動的な姿です。耳の毛や黒目も細かく描写されています。
【朱雀】 高松塚古墳では失われていた朱雀像がキトラ古墳には残っています。地を蹴って羽を広げ、今にも飛び立とうとしているような躍動的な姿はたいへん珍しいものです。
【玄武】 玄武像とは亀に蛇が絡まった像のこと。蛇の体には斑点模様が描かれ、亀の甲羅の縁には円模様が描かれています。
(写真はHPよりお借りしました。)
キトラ古墳と高松塚古墳の違い!
どちらも同年代に造らていて良く似ています。僅かな違いが・・。
高松塚古墳はもっと大きいと思っていました。ほぼ同じとは・・知らなかった。
約15分、シアターでキトラ古墳の発掘の様子を見ました。
建物の1階から外に
この1階の展示室は、定期的に保存してあるキトラ古墳壁画を公開しています。
(10月17日~11月15日まで。予約制)
横にある、キトラ古墳に向かいます
「キトラ」の名前の由来は、いろいろな説があります。
・中を覗くと亀と虎の壁画が見えたため「亀虎古墳」と呼ばれたという説、
・古墳の南側の地名「小字北浦」がなまって「キトラ」になったという説、
・キトラ古墳が明日香村阿部山集落の北西方向にあるため四神のうち北をつかさどる亀(玄武)と西をつかさどる虎(白虎) から「亀虎」と呼ばれていたという説、
7世紀末~8世紀初め頃に造られたと推測されています。古墳時代と呼ばれる時代の終わり頃です。この頃の古墳は終末期古墳と呼ばれ、古墳時代前期の巨大な前方後円墳から円墳や方墳へと形が変わり、古墳そのものも小さくなりました。
整備された「キトラ古墳」の模型
発掘調査後、奇麗に埋め戻して整備されています。
住所 奈良県高市郡明日香村阿部山67
電話 0744-54-5105