キトラ古墳(四神の壁画と世界最古の科学的な天文図) | 尚吾の「人生七転び八起き」

尚吾の「人生七転び八起き」

座右の銘「人生七転び八起き」の如く、日々のさまざまな出来事を書き込んでいきます。

バレーボールと体の鍛錬、休日は、秘仏拝観、社寺仏閣巡りを楽しみ、美味しいお店に出没しています。(*^_^*)

 マタマタ奈良の飛鳥に音譜21日(月・祝)は開館している飛鳥資料館。

ここ飛鳥は過去何度も来ていますが、今回は未訪問の所を1日掛けて回りました。


右矢印亀石
右矢印橘寺


次は、キトラ古墳!!


まず資料館に向かいます。


駐車場からは階段を降りて、地下1階が入り口





キトラ古墳壁画体験館 四神の館


入館50人に入場制限しょぼん  中の入り口で15分ほど待ちました。


展示室内に!



展示室に入ると、最初にあるのは、


キトラ古墳の石室、実物大模型音譜


発掘当時の壁画の様子も再現されていました。



石室の天井に描かれた天文図は、現存する世界最古の科学的な天文図です。天の赤道や太陽の通り道である黄道が描かれ、大きな呪術的力を持つとされた北斗七星をはじめとする中国式の星座が配置されています。



四神象


青龍 天井石の隙間から流れ込んだ泥土によって多くの部分が隠れていますが、2本の角や大きく開いた口、長く描かれた舌と下アゴなどが確認できます。


白虎 通常の白虎(高松塚古墳など)とは逆に頭が北を向いています。細身で首が長く、両眼を見開き、前脚を突き出した躍動的な姿です。耳の毛や黒目も細かく描写されています。


朱雀 高松塚古墳では失われていた朱雀像がキトラ古墳には残っています。地を蹴って羽を広げ、今にも飛び立とうとしているような躍動的な姿はたいへん珍しいものです。


玄武 玄武像とは亀に蛇が絡まった像のこと。蛇の体には斑点模様が描かれ、亀の甲羅の縁には円模様が描かれています。

(写真はHPよりお借りしました。)



展示室の天井には、天文図


キトラ古墳と高松塚古墳の違い!


どちらも同年代に造らていて良く似ています。僅かな違いが・・。


高松塚古墳はもっと大きいと思っていました。ほぼ同じとは・・知らなかった。



時計約15分、シアターでキトラ古墳の発掘の様子を見ました。


コロナ対策でかなり席数が少なくなっています。




建物の1階から外に



この1階の展示室は、定期的に保存してあるキトラ古墳壁画を公開しています。

(10月17日~11月15日まで。予約制)



横にある、キトラ古墳に向かいます音譜




これは以前に来たときの写真


これは今回の写真


古墳前には「乾拓」のレリーフが並んでいます!


紙を置いて鉛筆などでなぞれば写し取れるようになっています。




「キトラ」の名前の由来は、いろいろな説があります。


中を覗くと亀と虎の壁画が見えたため「亀虎古墳」と呼ばれたという説、

古墳の南側の地名「小字北浦」がなまって「キトラ」になったという説、

キトラ古墳が明日香村阿部山集落の北西方向にあるため四神のうち北をつかさどる亀(玄武)と西をつかさどる虎(白虎) から「亀虎」と呼ばれていたという説、



7世紀末~8世紀初め頃に造られたと推測されています。古墳時代と呼ばれる時代の終わり頃です。この頃の古墳は終末期古墳と呼ばれ、古墳時代前期の巨大な前方後円墳から円墳や方墳へと形が変わり、古墳そのものも小さくなりました。



整備された「キトラ古墳」の模型



発掘調査後、奇麗に埋め戻して整備されています。


史跡 キトラ古墳



キトラ古墳

右矢印国営飛鳥歴史公園

右矢印キトラ古墳壁画体験館 四神の館


住所 奈良県高市郡明日香村阿部山67
電話 0744-54-5105