ピッツァ専門店 「pizzeria del Mare」(デルマーレ) でお腹を満たした後は、
2つ目の目的地、小野市にある国宝寺院 「極楽山 浄土寺」 に
高野山真言宗の寺院です。・新西国三十三箇所客番
境内はそんなに広くは無く、サッと一目で見渡せると程度。
浄土堂とほぼ同形同大の建物。 室町時代に焼失し永年14年(1517)再建。
境内の真ん中、薬師堂と浄土堂の間に、鎮守の八幡神社が建てられています。
鎌倉後期、嘉禎元年(かていがんねん)1235年に建立と明記。
拝殿 (国の重要文化財)
本殿 (国の重要文化財)
鐘楼堂、兵庫県重要文化財
昭和32年の解体修理まで、約770年間風雪に耐えてきた浄土堂。
一見、古びた建物にしか見えないのですが
造り方が「大仏様 」(天竺様)と言う特異な様式で、
丁度、歴史研究科の大学生がバスで見学に、御堂の中がしばらく混みあいました。
浄土堂の特徴の一つ、背面の透かし「蔀戸(しとみど)」から差し込む西陽が化粧床に反射し、
更に、朱塗りされた化粧屋根裏から反射し、
ご本尊の阿弥陀如来像、脇侍の観音菩薩・勢至菩薩を朱色に輝かせる演出効果を見る事が出来ます。
写真撮禁止なのでネットから 写真を引用!
天井もない化粧屋根裏で垂木など屋根裏が見えます。綺麗に朱塗りされています。
御堂の中央に、
ご本尊の 「阿弥陀如来像」 像高 530cm (須弥壇を含めると750cm)。
脇侍の 「観音菩薩・勢至菩薩」 像高 370cm。
御堂の天井に付きそうな位です、俗に言う「丈六様」。立像になるとこんなに大きいんですね
※ 「丈六(じょうろく)」とは、「一丈六尺(485cm)」。
お釈迦様の身長がこれだけあったとされています。
鎌倉時代初期に快慶の手によって造られて以来、特に大きな修復なども加えられていないという事です。
明治34年、国宝に指定。
段々と差し込む陽の角度が変わるにつれて光加減が変わり、
微妙に仏様の表情も変わっていきます!
この日はズ~と陽が出ていたので
午後3時30分から閉館の5時までお堂内で、正面から、横から、後ろから、斜めから、
じっとその様子を堪能しました。
私もそうですが、お彼岸の時が良い時期とガイドブックなどには書いてあるのでこの時を待って拝観に行きましたが、お寺の方は日差しが強い夏の晴れた日の方がベストと言われています。
ナルホド~!
お彼岸は、西方極楽浄土のある真西に日が沈むのでお参りの時期がいいと言われているんでしょうね!でも光のベストは真夏!
どんな光景が見れるのか・・来年は夏至の時に行こうかな?でも暑いやろね・・・
拝観料¥500。 興味のある方は是非ご覧下さい。圧巻です。
来年、夏至の時に再び・・・。
極楽山 浄土寺
住所: 兵庫県小野市浄谷町2094
電話: 0794-62-2651
拝観料: 境内無料(浄土堂 ¥500)
拝観時間: 9:00-12:00、13:00-17:00(10月-3月は16:00まで)
駐車場: 無料