ラジオNIKKEI 賞、函館スプリントS 予想
福島メインのラジオNIKKEI賞は、昨年からハンデ戦での施行となっている。はっきり言って、この時期の3歳馬限定の重賞をハンデで行うことの意図はよくわからない。ちょうど今ぐらいの時期は早熟タイプの馬に、普通~やや晩成タイプの馬の成長が追いついてくる時期でもある。2~3歳春に実績を残した馬は必然的にハンデを背負わされるわけだが、実際は軽ハンデ馬との実力差はそれほどないはずだ。成長過程の真っ只中にある若駒に対してのハンデ戦。その理不尽さを突かない手はない。昨年は、3ヶ月後に菊花賞をレコード勝ちするソングオブウインドが54Kgで出走してたほど。当然狙いは、勢いのある“恵”ハンデ馬。
本命はガルウ゛ァニック。すでに2歳時に札幌2歳Sで5着の実績もありながら、53Kgはかなり恵まれたといえる。当時先着を許したイクスキューズも出走しているが、イクスキューズは2歳Sの段階ですでにオープン勝ちの実績を持っていた馬で、キャリア1戦で挑んだガルウ゛ァニックとは完成度も本気度も違った。さらに馬齢なら牡馬が2Kg増だが、今回はガルウ゛ァ53Kg・イクス56Kgなので、実質5kgもらい。2歳S当時でイクスキューズと0.4秒差だったから、今回の斤量差だけでも十分逆転可能だ。さらに前走は骨折休養明けでの完勝。使っての上積みと、休んでいた間の成長を見込めば当然好勝負になるはず。
対抗はエミーズスマイル。仮にもトライアルを完勝して桜花賞に駒を進めた馬が54Kgは、恵まれたといえるのではないか。アネモネSだけ走れば、勝ち負けになっていい。
単穴はロックドゥカンブ。南半球産だが、新馬戦でスローペース、昇級戦でハイペースをそれぞれ勝っており、完成度は案外高いとみる。52Kgは有利な材料で、頭もあり得る。
あとは、エーシンダードマン、フェザーケープ、イクスキューズ、ハイソサエティーまで押さえる。
古馬相手に快勝し人気になっているクランエンブレムだが、前走はメンバーも弱く過大評価されている。また時計は確かに速かったが、今期の福島は開幕週だけ以上に速かったので、過信はできない。人気を考えても、ここは消す。
買い目
馬連
5ー9 30%
9ー13 25%
9ー15 15%
9ー12 10%
6ー9 10%
3ー9 10%
函館スプリントSは、アドマイヤホクト。3歳馬同士のレースでは、朝日杯こそ大敗したが、それ以外のレースは全て勝ちきっているように、能力は高い。前走も負けはしたが、馬場の悪い内目を通らされたし仕方のないところ。むしろ古馬にもスピードが通用するのがわかったのは、大きな収穫だった。今回は、スピードのある先行馬も少なく展開利もありそう。
相手本線は、平坦の鬼ビーナスライン。とにかく直線平坦コースでは、走りが一変する。勝ちきるシーンも十分。
以下、アグネスラズベリ、サープラスシンガー、タマモホットプレイ、ワイルドシャウト、アンバージャックまで手広く押さえる。
前走で重賞制覇のブラックバースピンは流れが大きく味方した印象で、人気になる今回は危険な人気馬だろう。
買い目
馬単
11ー9 30%
9ー11 20%
11ー2 10%
11ー4 10%
11ー1 10%
11ー8 10%
11ー3 10%
本命はガルウ゛ァニック。すでに2歳時に札幌2歳Sで5着の実績もありながら、53Kgはかなり恵まれたといえる。当時先着を許したイクスキューズも出走しているが、イクスキューズは2歳Sの段階ですでにオープン勝ちの実績を持っていた馬で、キャリア1戦で挑んだガルウ゛ァニックとは完成度も本気度も違った。さらに馬齢なら牡馬が2Kg増だが、今回はガルウ゛ァ53Kg・イクス56Kgなので、実質5kgもらい。2歳S当時でイクスキューズと0.4秒差だったから、今回の斤量差だけでも十分逆転可能だ。さらに前走は骨折休養明けでの完勝。使っての上積みと、休んでいた間の成長を見込めば当然好勝負になるはず。
対抗はエミーズスマイル。仮にもトライアルを完勝して桜花賞に駒を進めた馬が54Kgは、恵まれたといえるのではないか。アネモネSだけ走れば、勝ち負けになっていい。
単穴はロックドゥカンブ。南半球産だが、新馬戦でスローペース、昇級戦でハイペースをそれぞれ勝っており、完成度は案外高いとみる。52Kgは有利な材料で、頭もあり得る。
あとは、エーシンダードマン、フェザーケープ、イクスキューズ、ハイソサエティーまで押さえる。
古馬相手に快勝し人気になっているクランエンブレムだが、前走はメンバーも弱く過大評価されている。また時計は確かに速かったが、今期の福島は開幕週だけ以上に速かったので、過信はできない。人気を考えても、ここは消す。
買い目
馬連
5ー9 30%
9ー13 25%
9ー15 15%
9ー12 10%
6ー9 10%
3ー9 10%
函館スプリントSは、アドマイヤホクト。3歳馬同士のレースでは、朝日杯こそ大敗したが、それ以外のレースは全て勝ちきっているように、能力は高い。前走も負けはしたが、馬場の悪い内目を通らされたし仕方のないところ。むしろ古馬にもスピードが通用するのがわかったのは、大きな収穫だった。今回は、スピードのある先行馬も少なく展開利もありそう。
相手本線は、平坦の鬼ビーナスライン。とにかく直線平坦コースでは、走りが一変する。勝ちきるシーンも十分。
以下、アグネスラズベリ、サープラスシンガー、タマモホットプレイ、ワイルドシャウト、アンバージャックまで手広く押さえる。
前走で重賞制覇のブラックバースピンは流れが大きく味方した印象で、人気になる今回は危険な人気馬だろう。
買い目
馬単
11ー9 30%
9ー11 20%
11ー2 10%
11ー4 10%
11ー1 10%
11ー8 10%
11ー3 10%
宝塚記念回顧
宝塚記念は、本命のアドマイヤムーンが期待通りの強さを見せて完勝。馬単3180円を15%配分だから、馬券の方も快勝だった。良い形で春の最後を締めくくれた。
ここからは、本題の宝塚記念の回顧。稍重発表だったが、朝から雨が振り続いて馬場コンディションはかなり悪かったように思う。そんな馬場にも関わらずローエングリンが大逃げをうって、1000M通過が57.5秒という殺人ラップになった。そのローエングリンの上がり3ハロンが何と45.1秒。2番手追走のアドマイヤメインも早々とバテて42.4秒。3~4番手のシャドウゲイト・アサクサキングスも40秒台。まるでダート戦のような数字が示す通り、近年稀にみる厳しいレースだった。そんな展開の中、勝ったアドマイヤムーンの強さは別格だった。引っ張りきりの手応えで4角を回り、直線では叩き合いでの強さが売りのサムソンに体を併せられながらも押しきってしまうのだから、予想欄でも述べた通り“現役最強”を証明したといってもいいだろう。以前は粘り強さに欠け、脆いイメージのあったムーンだが、古馬になって海外での経験も積み、完全にそんな印象を払拭した。現役屈指の切れ味を持ちながら、こんな競馬にも対応
できるパワフルさをもあわせ持つ以上、今後の活躍も言うまでもないだろう。
2着のメイショウサムソンは、自身のウィークポイントである切れ味よりも、最大の長所である持続性を求められる展開が味方した。それでも前に行った馬が軒並み大失速する流れを、自ら動いていって最後まで粘り通すのだから、やはりこの馬も強い。スローの瞬発力勝負になった場合は大いに不安だが、上がりがかかる展開になれば、今後もまず崩れることはないだろう。
3着ポップロックは、武豊もデビュー時からアドマイヤムーンの手綱をとっており、ムーンの強さは誰よりも知っていたのだろう。ムーンをマークして、勝負処でもムーンの動きに合わせて一緒に上がっていった。ムーン→ポップの馬券をしこたま買っていたので、直線に向いたときには大量の札束が目の前をチラついたが、そこからついて行けなかった。ムーンとサムソンの馬体が併さる展開にならなければ、ひょっとしたら2着はあったかもしれないが、それが展開のアヤというものだろう。結局、徹底マークしたムーンに接近する事すらできなかったように、ムーンとの実力差は大きいが、サムソンとはそれほど差はないのではないか。秋はまたオーストラリアに行って、帰国後は昨年同様に有馬記念になるのだろうか。大目標を香港に決めたムーンは、おそらく有馬記念には出走しないだろう。そうなればディープインパクトなき今年は、チャンス大かもしれない。
1番人気に推されたウオッカは、8着と完敗。やはりこの時期の3歳馬に古馬最強級相手は厳しかったということだろう。ウオッカが牝馬の枠を超えた名馬であることに異論はないが、やはり今年の牡馬は低調。ダービーのレベルは例年以下であったことを考えると、1番人気というのはあまりにも過大な評価だったのではないか。四位騎手はレース後談で「いい経験になってほしい」と言っていた。3歳牝馬でハードローテに加えこのタフな競馬、これで萎んでしまわなければ良いが…。本当に“いい経験”になってもらいたいと願うばかりだ。今後は予定通り凱旋門に向かうとのこと。つい1年前に日本競馬史上最強ともいわれるディープインパクトでさえ苦汁を舐めさせられた舞台で、すぐ1年後に日本の3歳牝馬がリベンジを果たせばこれほど痛快なことはないが、まずはベストな状態でゲートインできるかどうかが、 相手関係以上に大きな課題となりそうだ。あとはウオッカの精神力と、角居師の腕しだいとなる。
それにしても、今年の宝塚記念はいつになく好メンバーが揃い、レース内容も非常に見応えがあった。春競馬の最後を締めくくるに相応しい一戦だったのではないか。今週からも、また的中できるように頑張りたい。
ここからは、本題の宝塚記念の回顧。稍重発表だったが、朝から雨が振り続いて馬場コンディションはかなり悪かったように思う。そんな馬場にも関わらずローエングリンが大逃げをうって、1000M通過が57.5秒という殺人ラップになった。そのローエングリンの上がり3ハロンが何と45.1秒。2番手追走のアドマイヤメインも早々とバテて42.4秒。3~4番手のシャドウゲイト・アサクサキングスも40秒台。まるでダート戦のような数字が示す通り、近年稀にみる厳しいレースだった。そんな展開の中、勝ったアドマイヤムーンの強さは別格だった。引っ張りきりの手応えで4角を回り、直線では叩き合いでの強さが売りのサムソンに体を併せられながらも押しきってしまうのだから、予想欄でも述べた通り“現役最強”を証明したといってもいいだろう。以前は粘り強さに欠け、脆いイメージのあったムーンだが、古馬になって海外での経験も積み、完全にそんな印象を払拭した。現役屈指の切れ味を持ちながら、こんな競馬にも対応
できるパワフルさをもあわせ持つ以上、今後の活躍も言うまでもないだろう。
2着のメイショウサムソンは、自身のウィークポイントである切れ味よりも、最大の長所である持続性を求められる展開が味方した。それでも前に行った馬が軒並み大失速する流れを、自ら動いていって最後まで粘り通すのだから、やはりこの馬も強い。スローの瞬発力勝負になった場合は大いに不安だが、上がりがかかる展開になれば、今後もまず崩れることはないだろう。
3着ポップロックは、武豊もデビュー時からアドマイヤムーンの手綱をとっており、ムーンの強さは誰よりも知っていたのだろう。ムーンをマークして、勝負処でもムーンの動きに合わせて一緒に上がっていった。ムーン→ポップの馬券をしこたま買っていたので、直線に向いたときには大量の札束が目の前をチラついたが、そこからついて行けなかった。ムーンとサムソンの馬体が併さる展開にならなければ、ひょっとしたら2着はあったかもしれないが、それが展開のアヤというものだろう。結局、徹底マークしたムーンに接近する事すらできなかったように、ムーンとの実力差は大きいが、サムソンとはそれほど差はないのではないか。秋はまたオーストラリアに行って、帰国後は昨年同様に有馬記念になるのだろうか。大目標を香港に決めたムーンは、おそらく有馬記念には出走しないだろう。そうなればディープインパクトなき今年は、チャンス大かもしれない。
1番人気に推されたウオッカは、8着と完敗。やはりこの時期の3歳馬に古馬最強級相手は厳しかったということだろう。ウオッカが牝馬の枠を超えた名馬であることに異論はないが、やはり今年の牡馬は低調。ダービーのレベルは例年以下であったことを考えると、1番人気というのはあまりにも過大な評価だったのではないか。四位騎手はレース後談で「いい経験になってほしい」と言っていた。3歳牝馬でハードローテに加えこのタフな競馬、これで萎んでしまわなければ良いが…。本当に“いい経験”になってもらいたいと願うばかりだ。今後は予定通り凱旋門に向かうとのこと。つい1年前に日本競馬史上最強ともいわれるディープインパクトでさえ苦汁を舐めさせられた舞台で、すぐ1年後に日本の3歳牝馬がリベンジを果たせばこれほど痛快なことはないが、まずはベストな状態でゲートインできるかどうかが、 相手関係以上に大きな課題となりそうだ。あとはウオッカの精神力と、角居師の腕しだいとなる。
それにしても、今年の宝塚記念はいつになく好メンバーが揃い、レース内容も非常に見応えがあった。春競馬の最後を締めくくるに相応しい一戦だったのではないか。今週からも、また的中できるように頑張りたい。
宝塚記念(G1)
過去最高メンバーが集まり、夏競馬気分も一気に吹き飛ばされた今年の宝塚記念。ここは、是が非でも当てたい。
良くも悪くも注目はウオッカ。実際51Kgがどのくらい有利に働くかは、正直わからない。ただ53Kgで挑んだ2冠馬のネオユニウ゛ァースでさえ4着止まりだったし、11年前に3歳牝馬の身で挑戦して4着に健闘したヒシナイルも、当時のメンバーは宝塚記念史上最弱といってもいいほどに弱かっただけに、4着という事実だけを鵜呑みにすることはできない。また、3歳馬の最高成績としては5年前に記録されたローエングリンの3着があるが、その時もヒシナイルの年にも負けないほどにメンバーレベルが低かった。そう考えると、自身の実績やメンバーレベルが一番近いネオユニウ゛ァースが最も参考になるのではないか。2冠馬でさえ勝ち負けに持ち込めなかったという事実は、大きいと思う。「ネオは2冠馬だがあまり強くなかった」というような声もあるが、ウオッカとてその実力はまだ未知数。実際今年の牡馬クラシックは稀にみる低レベルだった。皐月賞ではサンツェッペリンが2着し、ダービーではア
サクサキングスが2着に入っていることからもレベルの低さは明白。牝馬ながらダービーを制したことで、イメージや期待が先行しすぎている気がする。
あとは、臨戦過程も気になる。斤量差の大きさを生かして“もう一丁”という事なのだろうが、凱旋門賞を本気で狙うならここへの出走の意図はよくわからない。阪神JFの後もなぜかチューリップ賞の前に余分なレース(エルフィンS)を挟むし、宝塚を使えば凱旋門賞までの間隔にも余裕がなくなる。おそらく、エルフィンSも宝塚記念も角居師の判断ではなく馬主側の希望だろうが、本当にこのローテを乗りきれるのだろうか? デビュー以来完全なオーバーホールを一度もしておらず、ダービーまでの疲れが取れきっていない可能性は決して低くないはず。もちろん強さは認めるが、今回に限っては期待値よりも不安が大きすぎる。ここは、思いきってバッサリ切る。
本命はアドマイヤムーン。デビュー当初から世代をリードしてきた馬だが、ここにきての充実度は“現役最強”を強く感じさせる。暮れの香港Cでは、あの世界的女傑プライドと鼻差だったし、ドバイでも完勝。その2戦だけでも強さを語るに十分だが、個人的には京都記念の強さを最も高く評価している。稍重だったが、雨も降っておりコンディションはかなり悪い中での競馬だった。そこでポップロックよりも1Kg重い59Kgで出走しており、切れ味が身上のアドマイヤムーンには厳しいかと思っていたのだが、今までとは一変して好位から早めの競馬で楽に押しきってしまった。まさに最強級の勝ち方で、今回のメンバーの中でも抜けているのではないか。早めに勝負したい馬が多く、平均~ハイペースとなりそうだが、スローペース・ミドルペース・ハイペースどんな展開でも勝ち切ることができ、展開上の死角も見当たらない。むしろ、中団~後方からの競馬になるだろうから、前がやりあってくれれば願ってもないところだろう。一点の曇りもない。
対抗はポップロック。京都記念をみるとアドマイヤムーンとは勝負付けが済んでしまった感じだが、ムーンの強さが別格なだけであって、その他の馬に対してはむしろ分がある。現に有馬記念ではダイワメジャー・メイショウサムソンを競り落としており、力関係がハッキリしていないのはウオッカとカワカミプリンセスぐらい。前走の目黒記念をみても、明らかに凄みが増している。1年前に54Kgで快勝したレースだったが、1年経ち4.5Kg増の58.5Kgを背負い、直線で前が詰まりながらも抜けきった内容は強いとしか言いようがない。ムーン→ポップのラインは、かなり強力とみている。
あとは、まだ底を見せていないカワカミプリンセス。前走ついにデビュー以来続いた連勝がストップしたものの、前走はガレた体で牧場から帰厩して一から仕上げてのレースだっただけに、あの敗戦は仕方ない。状態さえ戻れば当然侮れない存在。さらに今回はペースが上がりそうで、カワカミの最も得意とするM~Hペースが濃厚。またダイワメジャー・メイショウサムソンをマークして競馬することが有望で、流れにも乗りやすい。3番手に評価する。
あとは実績馬ダイワメジャー、メイショウサムソン。単騎で行った際に、万が一あるアドマイヤメインを押さえる。
買い目
馬単
6-5 30%
6-7 20%
6-11 15%
6-17 15%
6-10 10%
5-6 10%
良くも悪くも注目はウオッカ。実際51Kgがどのくらい有利に働くかは、正直わからない。ただ53Kgで挑んだ2冠馬のネオユニウ゛ァースでさえ4着止まりだったし、11年前に3歳牝馬の身で挑戦して4着に健闘したヒシナイルも、当時のメンバーは宝塚記念史上最弱といってもいいほどに弱かっただけに、4着という事実だけを鵜呑みにすることはできない。また、3歳馬の最高成績としては5年前に記録されたローエングリンの3着があるが、その時もヒシナイルの年にも負けないほどにメンバーレベルが低かった。そう考えると、自身の実績やメンバーレベルが一番近いネオユニウ゛ァースが最も参考になるのではないか。2冠馬でさえ勝ち負けに持ち込めなかったという事実は、大きいと思う。「ネオは2冠馬だがあまり強くなかった」というような声もあるが、ウオッカとてその実力はまだ未知数。実際今年の牡馬クラシックは稀にみる低レベルだった。皐月賞ではサンツェッペリンが2着し、ダービーではア
サクサキングスが2着に入っていることからもレベルの低さは明白。牝馬ながらダービーを制したことで、イメージや期待が先行しすぎている気がする。
あとは、臨戦過程も気になる。斤量差の大きさを生かして“もう一丁”という事なのだろうが、凱旋門賞を本気で狙うならここへの出走の意図はよくわからない。阪神JFの後もなぜかチューリップ賞の前に余分なレース(エルフィンS)を挟むし、宝塚を使えば凱旋門賞までの間隔にも余裕がなくなる。おそらく、エルフィンSも宝塚記念も角居師の判断ではなく馬主側の希望だろうが、本当にこのローテを乗りきれるのだろうか? デビュー以来完全なオーバーホールを一度もしておらず、ダービーまでの疲れが取れきっていない可能性は決して低くないはず。もちろん強さは認めるが、今回に限っては期待値よりも不安が大きすぎる。ここは、思いきってバッサリ切る。
本命はアドマイヤムーン。デビュー当初から世代をリードしてきた馬だが、ここにきての充実度は“現役最強”を強く感じさせる。暮れの香港Cでは、あの世界的女傑プライドと鼻差だったし、ドバイでも完勝。その2戦だけでも強さを語るに十分だが、個人的には京都記念の強さを最も高く評価している。稍重だったが、雨も降っておりコンディションはかなり悪い中での競馬だった。そこでポップロックよりも1Kg重い59Kgで出走しており、切れ味が身上のアドマイヤムーンには厳しいかと思っていたのだが、今までとは一変して好位から早めの競馬で楽に押しきってしまった。まさに最強級の勝ち方で、今回のメンバーの中でも抜けているのではないか。早めに勝負したい馬が多く、平均~ハイペースとなりそうだが、スローペース・ミドルペース・ハイペースどんな展開でも勝ち切ることができ、展開上の死角も見当たらない。むしろ、中団~後方からの競馬になるだろうから、前がやりあってくれれば願ってもないところだろう。一点の曇りもない。
対抗はポップロック。京都記念をみるとアドマイヤムーンとは勝負付けが済んでしまった感じだが、ムーンの強さが別格なだけであって、その他の馬に対してはむしろ分がある。現に有馬記念ではダイワメジャー・メイショウサムソンを競り落としており、力関係がハッキリしていないのはウオッカとカワカミプリンセスぐらい。前走の目黒記念をみても、明らかに凄みが増している。1年前に54Kgで快勝したレースだったが、1年経ち4.5Kg増の58.5Kgを背負い、直線で前が詰まりながらも抜けきった内容は強いとしか言いようがない。ムーン→ポップのラインは、かなり強力とみている。
あとは、まだ底を見せていないカワカミプリンセス。前走ついにデビュー以来続いた連勝がストップしたものの、前走はガレた体で牧場から帰厩して一から仕上げてのレースだっただけに、あの敗戦は仕方ない。状態さえ戻れば当然侮れない存在。さらに今回はペースが上がりそうで、カワカミの最も得意とするM~Hペースが濃厚。またダイワメジャー・メイショウサムソンをマークして競馬することが有望で、流れにも乗りやすい。3番手に評価する。
あとは実績馬ダイワメジャー、メイショウサムソン。単騎で行った際に、万が一あるアドマイヤメインを押さえる。
買い目
馬単
6-5 30%
6-7 20%
6-11 15%
6-17 15%
6-10 10%
5-6 10%