別冊 ママ達の掲示板 -15ページ目

無事終了

 当日朝から飲まず食わずで超不機嫌な4歳の息子、午後から麻酔をかけて1時間半ほどで手術室から帰ってきました。

 意識のもうろうとした中で泣いていましたが、次の日はもう走り回ってました。

 眼位も三ヶ月位で安定してくると言われました。

Q.七五三の写真、どうしていますか?

A.七五三の写真ですか、楽しみですね(^^)
 集中している時は大丈夫ですか?
 カメラマンの方が気をそらさないように工夫はしてくれますよ。
 うちが行った写真館は何枚か撮ったらモニターで好きなものを一緒に選んでアルバムにしました。
 今の技術は色々加工や修正もできるのでずれてしまったものしかなかったとしても写真館で修正はできると思います。
 相談してみて下さいね。



A.うちの娘は間歇性外斜視ですが、先日七五三の写真を撮ってきました。
 うちは集中している時は大丈夫なので全然平気でした
 写真屋さんもプロなので、ちゃんと気をそらさないようにしてくれると思いますよ。
 それにうちは2歳で七五三をやったのですが、きれいな着物が着れてとっても緊張しながらも、うれしそうで自分なりに良い表情をしようと集中していたように見えました。



A.みなさん、ありがとうございました。
 写真屋さんにも、相談したけれど、大丈夫といわれました。
 緊張していたせいか、家でうつしたデジカメの写真も大丈夫でした。
 普段は、半分近くずれちゃう、ストロボを使ったのも大丈夫でよかったです。

手術が終わりました

 1時間ほどで病室に帰ってきました。

 直後は目にガーゼをあてて痛々しかったですが、翌日からは眼は赤くなっていましたが、元気で物が2つに見えることもなくなって見易くなったようです。

 2日後には退院もでき、来週からは学校にもいけそうです。

写真

親がメガネやアイパッチを恥ずかしいものとして扱ったら、子供もそういう風に思ってしまうものね。
私も今年の娘の幼稚園の入園式の記念写真のときに、メガネをはずしてあげようか迷った末、やめました。
当時は、かけ始めて半月だったし、せっかくおしゃれもしていたけど、やっぱりこれから長い付き合いになるものを排除できませんでした。

我が家も年賀状は毎年子供の写真入です。今年は上の子と一緒に、初めて娘のメガネ姿のツーショットです。

年賀状の写真

 うちの娘は今年に入ってから、メガネとアイパッチをはじめました。
 毎年コドモの写真で送っていたのですが、今年はどうしようか・・・と思ったのですがそのまんま、アイパッチをしている写真を送ることにしました。
 がんばっているのを隠す必要もないかと思って・・
 ちょっと迷いましたけどね(^^)

調節性内斜視とは

 1歳を過ぎてから徐々に目の位置が内にずれてくるのは、調節性内斜視といいます。

 人の間は近くを見るとき眼の中のレンズを膨らませてピントを近くに合わせます。

 これを調節といいます。

 このとき目は近くのものに視線を合わせるためにより眼になります。

 これを輻湊といいます。

 神経支配としてこの2つは同時に働こうとします。

 遠視があるとふつうの眼より遠視の分だけ余分に調節をしないとピントが合いません。

 余分に調節した分、輻湊もしようとして眼が内側によりすぎてしまいます。

 この状態が調節性内斜視です。

 これを直すには、遠視をなくせばよいのですがそんな事はおいそれとは出来ません。

 遠視度も年齢とともに変化していきます、(ふつうはちょっと弱くなっていきます)

 メガネで遠視を矯正するのが一番良い方法と思います。これしかないと思って下さい。

 心配しないで下さい、眼鏡を掛けて内斜視にならないようにすれば視機能も正常に発達していきます。

レーザー治療体験者のお便り

 確かに、最新技術で、痛みも少なく普通の方には最善の方法でしょう。

 レーザーが悪い治療法だとは言っていません。ただ、弱視の方や、生まれつき目に何らかの障害がある方は、”よく、お医者さんと話し合った上で”治療を行う事をお勧めします。

 私自身、3才の頃から右目が悪く、22歳になった今でも、まだ病院には通っています。

 中学3年生の頃に、網膜剥離になりかけ、医者にレーザー治療をすすめられました。

 それから、レーザー治療を受けて次の日、学校帰りに突然目の前が真っ暗になり、右目の視力を失いました。

 それは、レーザー治療自体が悪い訳ではなく、私の目が ”生まれつき弱かった”からだと聞いた記憶があります。

 だから、レーザーをしてもしなくても、いずれは、こうなるのだと。

 子供心に治ると思っていた私は、それまで右目にあった光を奪われ、眼球の黒い部分も緑になり学校に行きたくないと、何度も思いました。

 ですから、レーザー治療の際には必ず医者と話し合うということをして下さい。

 ちなみに、私は、医者の紹介で義眼ではなく、コンタクトタイプの目を付けています。

 見た目も普通だし、何よりコンタクトタイプなので動くという事だったので。

 ただ、少々高いのと、2~3年に一回は買い換えないといけないという事がネックでしょうか?

子供の時を振り返ってみて・・・

 子供の時を振り返ってみて、気がついたことを書いてみます。

 子供の立場からすれば、自分が普段見えている状態が普通の状態なのです。

 ずっと、そういう見え方ですから、特に不自由も感じません。

 ところが、治療のために、親に眼科に連れて行かれ、視力検査やいろんな検査をされてしまいます。

でも、本人には、どこも痛いところはないし、病気という意識はありませんから、それは単なる苦痛でしかありません。

 その結果、眼科に行って検査したり、眼帯をするようなことに拒否反応を示すようになります。

 (私の場合、小学生の頃には眼科検診が大嫌いで、視力を誤魔化すことばかり考えていて、よく見える方の眼や、前の人の検査の時に、視力表を記憶したりしたものです)

 こういうことに対してどう対処すればよいのか、私にもよくわかりません。

 ただ、子供に、

「あなたは眼がおかしいのだから、病院に行かなくてはいけない」

と教え込むのは絶対に良くないと思います。

それは、子供からすると、

「自分はおかしいんだ」

ということを、親から宣告されることになるからです。

 親が子供に接する立場としては、「あなたはほかの子供と何も変わらないんだよ」ということが絶対条件だと思います。

そういう意味で、斜視を持つ他の人も書かれていましたが、「子供に眼のことを意識させない」ことが必要なのです。

 ところが、当然、外部からいろんな事を言われるでしょう。

 その時に、親はどういう態度を取るべきなのでしょうか?

 自分の産んだ子供に対して、人から言われもなく中傷される理由はないですから、それに反論したい気持ちは良くわかります。

しかし、子供の立場からすると、自分のことで他人と喧嘩している姿を見てどう思うでしょうか?

「自分は、親の荷物になっているのではないか」と考えてしまうかも知れません。

子供にとっては、眼が治るまで、周りからの干渉に自分で立ち向かわなくてはならないのです。

常に、親が横にいて守ってくれるわけではありません。

ですから、親としては、子供が周りの干渉に対してどう対処すればよいのか、身をもって示すことが必要だと思います。

 毅然と無視するか、傷つきながらも外見上は笑って流してしまうくらい姿を見せる事の方が必要ではないかと思うのです。

 ここに参加されているお母さんの多くは、病気を治すことで精一杯だとおもいます。

 ですが、病気を通して、子供と一緒に成長する事も必要だと思います。

 親としてというより、子供の立場からも考えてあげて欲しいと思います。

-伝えたかったこと-

 ・親が思っている以上に、子供にとって斜視の矯正は苦痛だと思っていること

 ・それでも、病院に行ってもらうため、治療をうけてもらうためには、どうすれば良いかをみんなで考えてほしいと言うこと

 ・子供の斜視のことで、対外的な面で親が悩むよりも、子供の方が苦労することになる。そのためにも、子供の立場で考えてあげて欲しいということ

- 追 記 -

この書込みは、当時議論を呼び、賛否両論ありました。

親の目線からはかなり厳しいことではありますが、一つの意見としてUPさせて頂きました

白内障とは・・・

白内障とはカメラのレンズに当たる水晶体が濁ってしまう病気です

 老化現象である老人性白内障が大半を占めますが、生まれつき白内障があるものを先天性白内障と言い、小児の白内障の80%を占めます(他には外傷性白内障というのもあります)。

 老人性白内障と小児の白内障は大きく異なる点があります。

 それは、小児は視力を含む視機能が発達の途中だということです。

 そのため、白内障が見つかり、それが視機能発達の障害になると判断されたとき手術をして水晶体を取り除きます。

 老人性白内障の場合は、水晶体の代わりに人工のレンズを挿入しますが、小児の場合はその後の発達に伴う屈折度の変化等のために、人工レンズを挿入することは出来ません。

 そのため、代わりにコンタクトや眼鏡を使って視力の発達を促します。

 小児の白内障は手術だけではなく、術後のリハビリテーション(これから作り上げていくので、ハビリテーションということになりますね)が治療の鍵を握ります。

 片眼の場合は、アイパッチをして健眼(いい方の目)を隠します。

 しかし、アイパッチもなかなか受け入れてもらえずどうしてもアイパッチが出来ない場合は、アトロピンを健眼に点眼し、アイパッチの代わりにします。

 視力というものは、近くから発達するので、アトロピンで、健眼の近見を見にくくし、弱視眼の視力が発達するようにします。

 私の担当患者さんも、アイパッチが出来ないため、アトロピンを使っていますが、アイパッチの方が、確実なので、アトロピンをさしながら、少しづつアイパッチが出来るように練習をしています。

 あと、原因は多々あり、遺伝性であったり、子宮内感染であったり(この場合には、先天風疹症候群といわれるものが有名で、難聴、心疾患、先天性白内障が特徴です)、代謝異常であったり、染色体異常であったりします。

 先天性白内障を見たら、全身疾患に伴うものか、他の眼疾患に伴うものか、単に白内障だけのものか、判断が重要になります。

 先ほど書いたように、術後の訓練が、先天性白内障の治療の成功の鍵です。

がんばって下さい。

実は、私も・・・

実は、私も、眼瞼下垂+外斜視+(弱視)という病気を持っています。

5歳の頃、手術をしたそうですが、私が泣き止まなかったのでうまくいかなかったそうで、結局、そのまま今まできました。

経験的に、実生活上で斜視が原因で困ることはまずありません。

斜視のために、両視眼ができずに距離感がつかめないという問題はあります。

しかし、慣れてくれば、物体の見え方の変化から、距離感を捕らえられるようになります。

ところが、相手がボールなどの高速移動物体だと、その距離の解析が間に合わなくなり、結果的に追従できなくなります。
(その結果、私は球技が嫌いになってしまいました)

それでも、車を運転する程度のスピードであれば何も問題ないですから、生活する上ではまず困りません。

しかし、一番の問題は、やはり外見上の問題なのでしょう。

仕事でいろんな人に会う機会がありますが、こちらが眼のことを気にしていなくても相手が気にしている事が伝わってしまうときがあります。

そういうのは、本人にとって、最も嫌なことです。

(特に相手が異性の場合は・・)

そうした嫌な思いをさせないためにも、直せるものなら、直してあげてください。

でも、万一、斜視が直らないとわかったときでも、子供にそれを意識させないようにしてあげてください。

たまたま目が悪いだけで、普通の子供なのですから。

ただ、学校に行くようになると、周りからいろんな事を言われるでしょう。

そうしたことで過剰な劣等感を持つことのないようにする事が必要です。

そのためには、その子にしかできないことをさせてあげて、「自分は眼が悪いかも知れないけど、これならできる」というものを持たせてあげるのも、一つの方法だと思います。

親が悲しんだり悩んだりしている姿を見せるのは、最も良くないことです。

私自身、普通に生まれてくれば良かったのに・・と思うことはありますが、それで、親を恨むようなことは全くありませんでした。

むしろ、こうした病気を持っていても、一般社会でそれなりに生きてゆけるようになったことを感謝しています。

みなさんも、自分の子供のことで悩むことがあるかも知れません。

できる限りのことを、してあげて欲しいと思います。

でも、ダメだったときに、あきらめないでください。

苦労はあるでしょうが、斜視を持っていても、それなりに幸せに生きてゆけます。

子供のために、次にどうすればいいかを考えてあげて下さい。


治療を続けるには周囲の協力がとても大切なことと思いますが、先生や他の子供たちに説明する以上に本人にちゃんと説明する必要もあると思います。

治療をする本人からすると、斜視が治るとどんなふうに見えるのか(=立体視)が実感できませんので、ついつい「治療でいやな思いをしたり、よく見えない思いをするくらいなら今のままでもいい」と思いがちです

(私もそう思ってました)。

医者の方は親御さんには詳しく説明をしてくれますが、得てして本人にはあまり説明はしてくれないのではないでしょうか(偏見だったら済みません)。

言葉がわかるようになったら

・子供の頃に治療をする必要性
・立体視ではどんなふうに見えるのか
・治療をすれば『必ず』治る事

をよく説明して、納得して治療をしてもらうことが大切だと思います。

とは言え、「納得してらう」ことが難しいことなんですけどね・・・。

どうしたら納得してもらえるの?と言われると私も答えに窮してしまいます。

(無責任な発言で済みません)