◆11月14日(木)
午後からはDimaゆかりの地を巡る現地ツアーに参加しました。
これも当然ながら、参加者は私だけ。
実はこのツアー、自分で色々ネット検索している時に、本当に偶然見つけたものでした。
(ツアーの内容詳細はこちらをご覧ください。)
約3時間でオペラ・バレエ劇場、Dimaに関する資料を展示している博物館、そしてお墓のある学校をまわるというコースです。
言葉の問題もあるので、今回は日本の旅行社を通じて申し込みをお願いしました。
午後2時。ホテルロビーでガイドさんと合流。
今回も女性の方ですが、ロシア語でのガイドとなるため、ここでポケトークが大活躍しました。
ポケトークをレンタルしていって本当に良かったです。
まず訪れたのは、ホテルのすぐ近くにあるオペラ・バレエ劇場。
現在はТеатр оперы и балета имени Д.А.Хворостовского(=D.A.Hvorostovskyにちなんで名づけられたオペラ・バレエ劇場)が正式名称となっています。
Dimaはこの劇場で、「リゴレット」のマルッロを歌ってデビュー。
その後も「椿姫」のジェルモン、「ファウスト」のヴァランタン、そしてもちろんエフゲニー・オネーギンなどを歌って活躍しました。
1978年12月に「イーゴリ公」の上演によって劇場がオープン。
昨年40周年を迎えたばかりのまだ新しい劇場です。
劇場ロビーには入れてくれるのかな?ぐらいに考えていたのですが…ちょっとしたバックステージツアーで、Dimaの写真が飾られた楽屋にも入れてくださいました。
そして、写真撮影もOK!ありがたいです!
こちらの壁に飾られているのは、このオペラハウスでDimaが歌った時の舞台写真。
右の壁に1枚だけ飾られているのは劇場前で撮影されたものだと思われます。
正面に貼られているポスター、左はコンサート、右はリサイタルのもののようです。
少し見づらいですが、右の壁に飾られている写真は、Dimaがクラスノヤルスクを訪れた時の写真です。
劇場ロビーで行われた記者会見、劇場前の広場で撮影されたプライベート写真、そしてコンサートの舞台写真などが飾られています。
楽屋といっても、Dimaが使っていた部屋ではないそうですが、以前、ソプラノのヒブラ・ゲルズマーワさんがこの劇場で歌われた際にこの楽屋を利用されていて、そこで撮影した写真をSNSにアップされていたのを見てこの楽屋の存在を知りました。
しかし…まさかそこに入れてもらえるとは…!
次に訪れたのは劇場ロビー。
こちらの2階ロビーにもDimaに関する展示があります。
舞台写真、家族写真、クラスノヤルスク時代の写真など様々なものが展示。
Dimaが着た衣装(ヴァランタンでしょうか?)、ポスターも見られます。
右下に置かれたスーツケースは、Dimaが実際に使っていたものだそうです。
若い頃に使っていたものではないかと思うのですが、こういうものって残しておくものなんですね…。
本当にいろんなものが展示されています。
右下の黒いものは…カメラでしょうか?
最後に舞台も見せていただきました。
この日は夜に上演されるバレエ「バヤデルカ」の準備中。
私は翌15日に観に行きます。
客席はこじんまりとしています。
続いて、お墓のある学校へ向かいました。
途中、お花を買いたいので花屋へ寄ってほしいとお願いしました。
花を紙で包むところは日本と同じですが(紙は茶色の無地で、味も素っ気もないですが)、花の部分まで紙で覆い、ホチキスでバチッバチッ!と留めるのには驚きました
でも、やっとお墓に白いバラ2本を捧げることができました。
ガイドさんがいらっしゃるので長居はできないし、なんとなく落ち着かない…。
やっぱりここへは1人で来ないといけませんね。
前日に1人で来た時には気づきませんでしたが、モニュメントのある場所の入り口にはゴミ箱が2つもあって、花を包んだ紙を捨てられるようになっていました。
最後に、Dimaに関する様々な資料を展示している博物館に行きました。
…なのですが、ここについては翌日の旅行記に詳しく書かせていただきます。
実はこの日は博物館の女性スタッフさん(日本でいうとこの学芸員?)が、有難いことに付きっきりで説明してくださったので、写真撮影を遠慮させていただくことにしました。
そこで、「明日、もう一度来てもいいですか?」とお願いして、この日は展示品を自分の目にしっかり焼き付けて帰ることにしました。
翌日は写真もしっかり撮りましたので、次のブログで紹介させていただきます。
というか、既にツアーの予定時間である3時間はとっくに過ぎていましたし、博物館も閉館の準備してましたから
外はすっかり暗くなっていましたが、夜景がきれいでした。
そして、クラスノヤルスク駅も通りました!
中心地から少し離れているし、鉄道で入らないとなかなか見ることができないので、車窓からでも見られて良かったです。
クラスノヤルスク駅。
美しい駅としても有名です。
この日はホテルのすぐ近くにあるレストランBohoで夕食をいただきました。
このレストランも現地にお住まいだった方に教えていただいたお店。
本当は予約したほうがいいんだと思いますが、すんなり入れてくださいました。
ウェイトレスさん可愛いし、店の雰囲気も良くておススメです♪
また、ボルシチ…お店を変えてもう一度食べてみたかった!
ここも美味しい~!
これは…なんだっけ?
味は覚えてるんだけど…。
明日は博物館へ1人で行き、夜は劇場でバレエを観ます!