Добро пожаловать!

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ありがとう、Dima
あなたの歌は永遠です

22日

 

Dimaの月命日であるこの日には毎月、彼の過去の舞台を振り返るツイートをしてきましたが、6月22日は私がホロストフスキーという人に心を奪われた日でもあるので、今月はブログでその出会いを振り返ろうと思います。

 

もう何度も書いていることなので、またか~汗と思われるかもしれませんが我慢してくださいませお願い

 

その前に。

まず、32年前の6月17日はDimaがカーディフで優勝した日でした。

この日から彼の輝かしいキャリアは始まりました。

もし彼がカーディフに出演せず、西側で活躍することがないままロシアを中心に活動していたら、私は彼の存在を知らないままだったかもしれません。

 

そして、18年前の6月22日。私がDimaに恋した運命の日。

 

実は初めて彼の顔と名前を知ったのは更にその10年前の1993年、「ぴあ オペラワンダーランド」という雑誌でした。

「美男美女ランキング」の男声編に、誰よりも大きな写真で紹介されていたのがDimaでした。

 

 

 

 

この雑誌は1993年発行なので、カーディフで優勝して4年。

欧米ではかなりセンセーションを巻き起こしていた頃だとは思いますが、日本では札幌のPMFでは歌っていたものの、まだまだ無名に近い存在。

そんな彼を日本の音楽雑誌で紹介してくださった編集者の方には感謝です。

 

私はこの写真と紹介文で彼のことがとても気になりましたが、当時はまだネット検索もできず、そのまま何もなく10年の時が過ぎていきました。

 

ちなみに、Dimaは【若さ・スタイル・声 三種の神器を手にした気になる男たち】というグループに、サバティーニ、ブロホヴィッツと共に選出されていました。

 

そのほか【セクシー御三家】にはハンプソン、レイミー、ヘイル、【りりしい英雄たち】にはアライサ、コロ、ホフマン、そして【世紀末の不思議なオトコたち】にはコヴァルスキー、マッテウッツィ、チャンスがそれぞれ選ばれていました。

 

マッテウッツィには「声だけきくと、ハンサム」という、とても失礼な一文もありましたえー?

 

 

脱線してしまいましたが、雑誌で気になったDimaとの再会は2003年6月22日

TV放送された2002年収録のROH「イル・トロヴァトーレ」でした。

 

昨年の記念日に書いたブログでも紹介しましたが、その番宣を見て、

音符1度トロヴァトーレを見てみたかった

音符ホセ・クーラを聴いてみたかった

音符雑誌の「オペラ歌手美男ランキング」に出てた彼?なぜ髪の色が白い?

 

という3つの興味からこのオペラを見たことで、私の運命は大きく変わりました。

Dimaは私がもつ【オペラ歌手】というイメージを、いい意味で打ち砕いてくれた人でした。

当時は声よりも彼の持つ独特の雰囲気、身のこなしのほうに惹かれたような気がします。

 

ルーナ伯爵が出てくるシーンは何度も見ましたが、とりわけこのレオノーラとの二重唱のシーンは衝撃的でした。

 

       

 

セクシー?色気がある?

いや、なんかそういうものとは違う、目が釘付けになるほどの独特の雰囲気、存在感、そして凛とした姿は、私がそれまで見てきたオペラ歌手の誰にもない魅力でした。

 

その後、何度もこのトロヴァの映像を見ているうちに、「この人、声も独特だなぁ」と気がつきました。

あの声に後から気づくとは…お恥ずかしいことです汗

 

華やかな容姿に対し、声のトーンは暗くて深い。

このギャップ、そして今まで聴いたことのない彼の声にどんどんハマっていきました。

 

その後、Dima沼にハマっていくには十分すぎることが次々起こりました。

 

音符キーロフ・オペラ(現:マリインスキー)来日公演とリサイタル。

トロヴァトーレを見てすぐにDimaのことをネットで検索したところ、5ヶ月後の11月に来日し、「エフゲニー・オネーギン」「戦争と平和」に出演するとの情報を得ました。

私はオネーギンの初日、神奈川県民ホールへ。

終演後にはサイン会があり、そこで素顔のDimaに初めて接しました。

彼はよく喋り、よく笑う人で、私の持つロシア人のイメージを見事に覆してくれました。

その10日後、東京オペラシティであったリサイタル。

ここのサイン会では初めてDimaと会話することができ、握手までしてもらえました。

お土産を渡したら"Thanks a lot!"と言ってくれて、それだけでもう天にも昇る気持ちでした。

 

音符NHKのニュースでオネーギンのゲネプロを見る。

京都から横浜に向かう日の朝、たまたま見ていたNHKのニュースでオネーギンのゲネの様子が流れ、Dimaが歌っているところがバッチリ映っていました。

いやが上にも期待が高まりました。

 

音符タクシーの中から生Dima発見。

横浜に着いて、ホテルまで向かうタクシーが信号待ちで止まった時でした。

大きな声で喋っている人がいるなぁ…と、窓から外を見たところ、横浜の街を闊歩するDimaを発見!

心臓が止まるかと思いました。

銀髪が風になびき、ひときわ大きな身体と長い脚で颯爽と歩いていました。

 

音符TVで次々とDimaの出演番組が放送。

2003~2005年にかけて、NHKにはDimaのファンがいるのでは?というぐらい、立て続けにDimaが出演している番組が放送されました。

中でも先日ブログで取り上げた「ロシアン・ロマンス」は本当に素晴らしい内容で、私はこの番組でDimaが歌うロシア歌曲の魅力に取りつかれました。

 

 

Dimaがいなくなって今年の11月で4年。

私のYouTubeアカウントには、彼を称賛するコメント、彼の喪失を嘆くコメントなどが毎日のように入ってきます。

本当に彼は今でも多くの人々に愛されているんだな…ということを、日々痛感しています。

 

今年のカーディフ・コンクールの優勝者は、韓国出身のバリトンだそうです。

記事中には「ホロストフスキーを思い起こさせる」というコメントもありました。

 

「○○の再来!」というキャッチコピーはよく目にしますが、おそらくその○○のファンの思いとしては、

○○はただ1人だけ!なのではないでしょうか。

 

私にとっても同じです。

Dmitri Hvorostovskyはただ1人だけ。

Dimaに似てる、Dimaの再来という人はこの先も出てこないと思っています。

 

Dimaと同じ時代に生きることができたのは、本当に幸せなことでした。

そして、Dimaにはいつまでも感謝の気持ちを持ち続けています。

 

Dima、素敵な時間を本当にありがとう。

 

ROHのトロヴァトーレのDVDに入っている、出演者のインタビューとリハーサルシーンを貼っておきます。

Dimaってどんな人なんだろう?と気になっていた私が、このお茶目なDimaを見て更に惚れ込んでしまったことは言うまでもありません。

 

  

      

 

 

      

 

なんだか毎日時間があっという間に過ぎてしまい、自分の時間が取れるのが夜中になってしまいます…。

睡眠時間は平均4~5時間。

 

この1ヶ月は家のリフォーム工事があって人の出入りも多くなりますし、父の病院付き添い、訪問看護師さんの来訪なども重なり、とにかく掃除をする暇もなくて、今家中が物にあふれております💧

 

というわけで(言い訳あせる)、お知らせが遅くなってしまいましたが、DimaがまたMETのストリーミングに登場します。

 

ダイヤグリーンヴェルディ:「椿姫」 (2012年4月14日)

   共演:デセイ、ポレンザーニ 指揮:ルイージ

   6/16 午後7:30開始 (日本時間:6/17午前8:30)

 

 

 

 

デッカーの演出は、とことんヴィオレッタの孤独感を強調します。

Dimaはデッカーとやり合ったとのことですが、結局はこの演出に合わせた名演を見せました。

 

生涯で最も多く演じたジェルモンですが、40を過ぎても「若すぎる」と言われたりして、彼の当たり役にはなりませんでした。

 

この次のシーズンだったでしょうか、ドミンゴが同じプロダクションでジェルモンを披露し、ご覧になった日本のオペラファンから「去年のホロストフスキーよりずっといい!」と言われた時は悔しい思いもしました。

 

しかし、ジェルモンのパートは彼の声にはとても合っており、彼の美しいレガートがたっぷり聴ける役の一つでもあると思っています。

 

               

 

 

私のTwitterのフォロワーさんはご存知かもしれませんが、最近、作曲家の誕生日に合わせてDimaの動画をツイートする…ということをやってます。

その作曲家の作品でDimaが歌っている動画があれば、それを紹介しています。

 

本日、6月1日はグリンカの誕生日。

私なんかはグリンカといえば、「ルスラントリュドミラ」序曲!という人間ですが、Dimaを知ってからグリンカの歌曲をいくつか知ることができました。

 

ロシアでは、グリンカの歌曲は古典歌曲にあたるそうで、そのためかメロディーはシンプルでわかりやすいものが多く、どなたにでもとっつきやすいと思います。

 

そこで、今回は「ロシア歌曲はちょっと…」という方にも是非お勧めしたい、親しみやすいグリンカの歌曲を私の独断と偏見によって、こちらのブログでまとめてご紹介させていただきます。

 

Dimaの歌は歌詞がわからなくても十分引き込まれますが、いつもお世話になっている梅丘歌曲会館さんに日本語訳が出ていますので、是非そちらもご覧ください。(※タイトルをクリックしていただくと、日本語訳のページに飛びます)

 

 

「私は素晴らしい瞬間を覚えている」

詩はプーシキン。

「素晴らしい瞬間」とは一目惚れのことだそうです。

一目惚れの瞬間を、美しいメロディーが表現します。

 

             

 

 

 

 

「疑い」

楽譜を見たことがあるんですが、ヴォーカル、ピアノパート共に本当にあっさりとしていて驚きました。

この楽譜が、あんなにドラマティックな歌になるのか…。歌の力ってすごいです。

愛する人の裏切りに対する「疑い」・・・。

 

      

 

 

 

 

「モリーに」

モリーというのは女性の名前だそうです。

解説文にもありますが、確かにベッリーニの歌曲のようですね。イタリア歌曲っぽい雰囲気です。

オープニング、ロシア美術館をゆったり歩くDimaもお見逃しなく。

本当に歩く姿一つとっても美しく、気品があります…。

 

    

 

 

 

「ボレロ」

 

この訳詩を見た時は、ちょっと笑ってしまいました(^^;

確かに二人称がты なので、この場合「おまえ」というのが適当なのかもしれません。

解説にもあるように、なかなか強烈な歌詞です…汗

 

最後に小さな女の子が花束をDimaに渡しますが、Dimaが彼女の目線までしゃがんであげて、手にキスをするシーンが大好きです。

子供好きなDimaらしいですね。

 

         

 

 

 

「旅の歌」

最後はアップテンポな曲を…。

解説がなくても、汽車が走ってる様子を歌っていることがわかります。

早口言葉みたいで難しそうですが、Dimaはとても丁寧に歌っています。

 

              

 

 

 

5/17は、私がホロストフスキーのファンサイトをオープンした日になります。

 

元々、『娑羅のひとりごと』というタイトルで始めたのが2001年ぐらい。

当初は自分の好きなものを好きなように書きたい、同じものを好きな人と繋がりたい…そんな気持ちで始めたものでした。

 

しかし、2003年にDimaことホロストフスキーのファンになり、HPはいつしか彼の話題ばかりに。

今は閉鎖してしまいましたが、『Dima掲示板』で毎日のようにファンの方々と盛り上がったのも懐かしい思い出です。

そういえば、オフ会なるものもやりましたっけ。楽しかったなぁ…。

 

当時、わりと日本でも贔屓アーティストのファンサイトをされてる方がいて、私もやりたいな~と思っていたのですが、なかなか思い切ることができませんでした。

 

やはり圧倒的に語学力がないこと、ファンサイトをやれるほどDimaのことを知っている自信がないこと、カーディフの頃からDimaのファンである人を知っていたので、そういう人を差し置いて私がやっていいのかということ、そして、ブログに時々嫌がらせコメントをする人がいたことなど、様々な理由がありました。

 

結局、ファンになって12年経った2015年、ようやく重い腰を持ち上げてファンサイト作成に取り掛かりました。

 

しかし、ファンサイトをオープンして間もなく、Dimaは脳腫瘍であることを発表しました。

あの時の気持ちは…上手く表現できません。

 

Dimaがいなくなった今、私のファンサイトは彼の輝かしい舞台の記録を遺す場となりました。

もちろん、チームロシアによる大変情報量の多いファンサイトは存在します。

むこうはグループですし、本家ロシアですし、最初から敵うわけはありません。

対抗する気なんか全くありません。

ただ、やはりロシア語で書かれたサイトは、翻訳ツールを使っても読みづらい…汗

自分のためにも、Dimaの記録を読みやすく遺しておきたいと思いました。

 

今、力を入れているのはデータベースです。

彼が出演したオペラ、リサイタル、コンサートの舞台の記録を作っています。

 

…しかし、今その作業がストップ中ですしょぼん

これはとっても楽しい作業なので、時間さえあればずっとしていたいのですが、行き詰まることが多いのです汗

 

詳しい日付がわからない、プログラムの内容がわからない、会場がわからないということもあり、そういう時は徹底的に検索をかけます。

しかし、ロシアをはじめ、旧ソ連圏の国でのコンサートの詳細を見つけるのは不可能に近いですしょぼん

 

なので、とても全ての演奏記録を載せることはできませんが、現在、1998年6月の分までは埋めている状態です。

もちろん、今後もそれ以前の記録が追加されることはあると思います。

これは私のライフワークとして、ゆっくり今後も続けていきたいと思っています。いや、絶対続けます!

 

そのファンサイトはこちら右矢印になります。Dmitri Hvorostovsky Private Fansite

時々のぞいていただけたら幸いです。

 

トップページに使っている写真はこちら右下矢印

彼が亡くなった後に見つけたのですが、このDimaの表情がすごく心に残り、今もずっと使わせてもらっています。

 

 

 

さて、METのストリーミング。

「スペードの女王」が早くも再配信されます。

 

ダイヤグリーンTchaikovsky : The Queen of Spades (1999年4月15日)

   共演:ゴルチャコーワ、ドミンゴ、ゼーダーシュトレーム 指揮:ゲルギエフ

   5/23 午後7:30開始 (日本時間:5/24午前8:30)

 

嬉しいことに、私が大好きな3幕がYTにアップされていました。

幕が閉じる時、舞台の真ん中に立つのはエレツキー。

当時まだまだ若手だったDimaが、大スターのドミンゴと対等にやり合うこの3幕は見応えがあります!

 

 

       

 

 

 

すっかりご無沙汰しております・・・あせる

 

今日、皆様にお届けしたいのは、1995年ザルツブルク音楽祭「フィガロの結婚」のリハーサル映像です。

ご存知の方も多いと思いますが、この公演はORF(オーストリア放送協会)でTV放送され、YouTubeにも全編がアップされています。

 

当時、Dimaは33歳になろうという若さ。

初々しい、そして美しい伯爵様です。

 

 

今回ご紹介するリハーサル映像は、2016年3月、指揮のアーノンクールが亡くなられ、彼を追悼してアップされたもののようです。

 

なので、5年も前にアップされたもので決して新しいビデオではないのですが、私は最近たまたまこれを見つけ、とても楽しませていただきました音譜

 

この「フィガロの結婚」はキャストがとても豪華!キラキラ

 

アルマヴィーヴァ伯爵:Dmitri Hvorostovsky

伯爵夫人:Solveig Kringelborn

スザンナ: Dorothea Röschmann

フィガロ: Bryn Terfel

ケルビーノ: Susan Graham

 

指揮:Nicolaus Harnoncourt

演出:Luc Bondy

 

私でも名前を知ってる方々ばかりです!(伯爵夫人のクリンゲルボーンさんだけは恥ずかしながら存じ上げませんでした汗

しかも、カーディフで優勝を争ったターフェルがフィガロ役なんて、本当に贅沢なキャスティングです。

 

内容はもちろんアーノンクールが中心で、彼の言葉を時折挿みながら進行していきます。

まず、オープニングのあと2:00から、序曲のリハーサル映像が流れます。

 

歌手が登場するのは16:15から。

4幕のラストシーン、伯爵の"Contessa, perdono"がいきなり流れます。

 

YTのコメント欄で書いておられる方もいますが、Dimaが歌うこのフレーズは本当に美しい…。

最後のdiminuendoなんか、正に崇高な響きです。

 

TV放送された時とアングルが違い歌手が大きく映っていますし、シャッター音も聞こえるような気がするので、もしかしたらゲネプロの映像かもしれません。

 

18:13からはいよいよアーノンクールとコレペティ、そして歌手によるリハーサル映像が始まります。

Dimaは眼鏡姿メガネ。若いですねー、とってもカワイイです。

 

Dimaの隣にはグラハムの姿が見えます。

Dimaは彼女が気になるのか、何度も彼女のほうを楽しそうに見ています。

 

グラハムはDimaのMETでの最後のトロヴァトーレ、HDの時にホスト役を務め、Dimaにインタビューしてくれました。いいインタビューでした…。

 

ちなみに、このビデオで取り上げている歌手とのリハーサルは4幕のみです。

 

28:24からはオケ合わせの映像。

先ほどのコレペティとのリハ、オケ合わせ、そして舞台映像、この3つが繰り返されます。

 

このDimaの服右下矢印…【日曜のお父さん】って感じ…汗

 

 

で、この写真ではわからないんですが、実はハーフパンツだということが後に判明します…汗(51:45をお見逃しなく!)

Dimaはとても楽しそう音譜そして、とってもカワイイですハート

ま、ちょっと生意気そうではありますが汗

 

スタジオのリハではどこかまだ垢抜けなくてカワイイんですが、舞台で衣装やウィッグをつけるとやっぱり映えます。

そして、やっぱり歌い出すと飛びぬけて美しい声だなぁ…と。

この声なんですよ…私を捉えて離さないのは。

 

ちょっと長いですが、結構見入ってしまって長さを感じさせないので、GWのお休みに是非!