久しぶりのブログ投稿です!
今回は、2000年メキシコシティで行われたリサイタル映像をご紹介させていただきます。
実はこのビデオ、2年前に既にOpera on Videoにはアップされていたのですが、元のビデオがYouTubeではないサイトにアップされていたため、気づいた人が少なかったようです。
ところが、今から10日ほど前、嘗てDimaのリサイタルでピアニストを務めていたミハイル・アルカディエフさんのアカウントに、このビデオがアップされていたのを見つけました。
(アルカディエフさんはご丁寧に、編集して1曲ずつアップもされています)
これがなかなか素晴らしい内容で、聴きごたえのあるプログラム&パフォーマンスでしたので、是非皆様にも見ていただきたい!と思い、久しぶりにブログを書くことにしました
※なぜかサムネの写真は違うリサイタルの写真が使われています
プログラムは下記のとおりです。
イタリア古典歌曲集
1.カッチーニ:Amarilli mia bella
2.チェスティ:Si mantiene il mio amor
3. ヘンデル:Chi sprezzando (Brockes-Passion,HWV48)
4. ヘンデル:Sorge infausta una procella
5. ヘンデル:Ombra mai fu
6. グルック:O del mio dolce ardor
7. グルック:Che faro senza Euridice?
モーツァルト・オペラアリア集
8. モーツァルト:「フィガロの結婚」より"Hai gia vinta la causa"
9. モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」より"Deh vieni alla finestra"
10.モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」より"Fin ch'han dai vino"
Dimaとアルカディエフさんのインタビュー
オペラ・アリア集
11~13. A.ルビンシテイン:「デーモン」より3つのアリア(ロマンス)
14. ヴェルディ:「椿姫」より"Di Provenza il mar, il suol"
15. ヴェルディ:「マクベス」より"Pieta, rispetto, amore"
16. レオンカヴァッロ:「道化師」より"Si puo?"
アンコール(だと思う)
17. ヴェルディ:「オテロ」よりIago's "Credo"
18. ロシア民謡:Очи чёрные(黒い瞳)
19. ロシア民謡:Ноченька(ノーチェンカ)
まず、最近私がTwitter(Xとは言いたくない)でよく話題にしている、Dimaのイタリア古典歌曲。
これらは1990年代前半に録音・収録されたものが多かったので、今回のような2000年になってから収録されたものはそんなに多くないと思います。
ちなみにこのリサイタルは2000年3月とのことなので、Dimaはまだ37歳。
まさにスター街道まっしぐら!の時期ですね。
続いて歌われるのはモーツァルトのオペラから。
「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」は共に、2002~2003年を最後に全幕では歌わなくなったのが残念です。
ドン・ジョヴァンニのセレナーデなんか聴いたら、オペラの舞台で一度観てみたかったなぁ…と思います。
ここで休憩だったようで、Dimaとアルカディエフさんのインタビューが流れます。
2人とも英語で話していて、スペイン語(だよね?)の字幕が付いています。
リハーサルの映像も流れます。白Tで歌うDimaもまた良き💖
後半のオペラアリア集からアンコールまではDimaもノリノリ
ピアノ伴奏で歌ってるとは思えないほど、スケールの大きな歌を聴かせてくれます。
またアルカディエフさんのピアノが上手いからなぁ~。
ただ、後年Dimaの伴奏を務めたイリヤさんと比べると、アルカディエフさんは少々ご自分のやり方を押し付けているように聴こえる時があります。
その点、イリヤさんのピアノはDimaに常に寄り添ってくれていました。
Dimaとアルカディエフさんのコンビ解消は、もしかしたらそのあたりが問題になったのかもしれませんね。推測に過ぎませんが…。
さて、この映像ですが、どうやらTV放送のようです。
そして、お客さんがかなり熱狂的で、1曲ごとに割れんばかりの拍手と歓声が起きています。
そういえば、1997年に同じくメキシコシティでやったコンサートも盛り上がってたっけ
私のYouTubeへのコメントも、ロシア語の次に多いのがスペイン語だったように思います。
以前ウルグアイのラジオ局が、Dimaの特集番組を何日にも渡って放送してくれたこともありました。
その時のブログ記事はこちら
Dimaって中南米で人気があるんですかね?🤔