◆11月14日(木)
この日は午前・午後とツアーに参加しました。
まず午前の部は、クラスノヤルスクの街をざっくりまわる観光ツアー。
10時に、ホテルロビーでガイドさんと合流。
60代の女性のガイドさん。
なんと、英語で案内してくださるとのこと!助かる~
英語もわかりませんけど、ロシア語よりはまだ理解できますから…(^_^;)
通常こういうツアーで、現地の言葉以外で案内をを頼むと料金が加算されるものなんですが、今回お値段の変更はありませんでした。
私がお願いしたわけでもないのに英語ガイドさんを用意してくださり、お値段そのままなんてすごく良心的!…と、日本の旅行社の方も驚いておられました。
あ、もうお分かりかと思いますが、ツアーといっても参加者は私一人。
冬ですからね…貸し切り・贅沢ツアーです。
まずはクラスノヤルスクといえばこちら、エニセイ川。
遊歩道があってベンチもありますが、この時期は寒くて誰もいませんでした。
川から湯気のようなもの(川霧?)も立ち上がっており、震える寒さでございます。
しかし、水力発電ダムの影響により、エニセイ川は冬でも凍ることはなく、そのため鳥もこの地に留まるのだそうです。
そういえば、街には鳩をはじめとした鳥をたくさん見かけました。
こんなに寒いのに集団で固まって、そしてみんな丸々としてる…。
もう一つ、クラスノヤルスクで外せないのはパラスケヴァ・ピャトニツィ礼拝堂。
丘の上にある小さな教会です。
内部にも入れました。
本当に小さな空間に祭壇、そして笑顔の素敵なバーブシュカがいらっしゃいました。
ロシア正教での十字の描き方は上・下・右・左。
「カトリックと左右が反対です。」と教えてくださいました。
そういえば、Dimaが「ドン・カルロ」に出演した際、十字の描き方が反対だったという話を聞いたことがあります。
ただ、彼は闘病中のインタビューで「神は信じていない」と発言しており、これはロシアの方々にとって残念な言葉だったようです。ガイドさんも残念そうに話しておられました。
それから、これは後から知ったのですが、祈りを捧げる際に指を組んだり、手を合わせたりしないのだそうです。
これは気をつけないと、ついやってしまいがち←実際ちょっとやってしまった。
10ルーブル札にはクラスノヤルスクの名所が描かれているのですが、現在は造幣されていないので見かけることは少なくなったようです。
ちなみに、現在のレートだと10ルーブルは20円弱ぐらいでしょうか。
こちらが10ルーブル札。(2人のガイドさんがそれぞれ、お土産としてくださいました♪)
上のほうは水力発電所のダム、下はエニセイ川にかかるコムナリニ・モストとパラスケヴァ・ピャトニツィ礼拝堂が描かれています。
この礼拝堂のある丘は、クラスノヤルスクの街が一望できるという観光スポットなのですが、やっぱり写真では雰囲気が伝わりにくいと思うので、再びビデオでどうぞ。
なんだか駆け足撮影になっていて、よくわからないかもしれませんが
クラスノヤルスク出身の画家、スリコフの生家を博物館にしたスリコフの家博物館にも行きました。
残念ながら内部には入れませんでしたが、当時のこの地域の家の特徴である木造2階建ての落ち着いた雰囲気が印象的でした。
そして、こちらはゴシック様式のカトリック教会。
最後に、少年兵達が訓練を受けている様子を少し見学しました。
正式な軍隊に入るための訓練…という説明だったと思います。
15歳ぐらいでしょうか…男の子たちが数人いました。
この場所でガイドさんは、「私はドイツには決して行かない」という言葉を口にされました…。
ホテルまで送っていただき、観光ツアーは終了。
とても気さくなガイドさんで、楽しい時間を過ごすことができました。
午後からのツアーの待ち合わせまでまだ時間があるので、ホテルの前に見えるエニセイ川の遊歩道まで行ってみました。
あとから気づいたのですが、これ、コムナリニ・モストですよね?
地図でも確認しましたが、どうやらそのようでした。
お札に描かれている名所が、まさかホテルの目の前にあったとは.....!
エニセイ川に出るまでの道も素敵。
夏だと噴水がきれいなのかなぁ…。
後ろに見えるクリーム色の横長の建物が、今回宿泊したホテル・クラスノヤルスクです。
前方にエニセイ川が見えます
またまた駆け足撮影ですが、エニセイ川もビデオでどうぞ。
午後のホロストフスキー・ツアーについては次の記事で…。