久しぶりにRussian Romances | Добро пожаловать!

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ありがとう、Dima
あなたの歌は永遠です

Яндексでホロストフスキーのビデオを検索していたら、ロシア美術館(ミハイロフスキー宮殿)で収録した“Russian Romances”がまるごとupされていました。
こちらから見られます。

これは日本のNHKも何度も放送していましたし、You Tubeにもいくつかupされているので、ご存知の方も多いと思いますが、こうやってまるまる1時間upされるとは驚きです。

ちょっと話はそれますが、ロシアでは最近METの「エフゲニー・オネーギン」がようやくTV放送されたようで、ロシア版のファン・フォーラムではその話題で盛り上がっています。
まだDVDは流通していないようで、ロシアのファンにとっては“почему!?”(=なぜ!?)と叫びたくなるところでしょう。

その、ロシアで放送されたMETのオネーギン。
これもЯндексにまるごとupされていて、こちらから見られます。
さすが!本編が始まる前にホロストフスキーのインタビューがあるではないですか!!
その代わり(?)、インターミッションにあった特典映像はカットされています。
う~ん・・ちょっとロシアのファンが気の毒に思えてきた~。

話は戻りますが、“Russian Romances”は大好きなビデオで、私がロシア歌曲の魅力にとりつかれるきっかけとなったものでもあります。

ホロストフスキーのファンになってすぐ、友達が彼のCD「ロシアより愛をこめて」を聴かせてくれたのですが、歌曲というと地味なイメージを抱いていた私は、ピアノのダイナミックな演奏、ホロストフスキーの迫力ある歌声などに圧倒され、ロシア歌曲ってドラマティックなんだな~と新鮮な驚きを感じました。

その後、この映像をテレビで見たわけですが、CDで聴いた時よりずっと柔らかさが増していて(CDは力強さのほうが勝っていたような気が汗)、ホロストフスキーの繊細な表現と表情の豊かさに感動。
1曲1曲にドラマを感じることができました。

4年前に初めてロシアに行った時、この撮影場所になったロシア美術館に行き、ホロストフスキーが歌っていた12番ルームを探し当てた時は嬉しかったな~笑1

この映像で歌っている曲のうち、何曲かは今でもよくリサイタルで取り上げていますが、歌わなくなってしまったものも多いです。
中でもグリンカは近年取り上げることが少なくなり、とても残念です。

「疑い」には泣かされました。
スコアを見てみたらとーってもシンプルなもので、このシンプルなスコアから、どうやったらあんなに深い表現が生まれるのか!と驚いたものです。
しかし、モテ男ホロストフスキー。こんなふうに嫉妬に苦しんだ経験なんてあるのかしらにひひ

「旅の歌」の早口言葉も圧巻でした。
聴いていてすっごく気持ちいい、スカッ!とする歌です♪


チャイコフスキーでは「それは早春のことだった」に何度か泣かされたのですが、これも最近ステージで歌ってないように思います。
白樺の林が目に浮かぶような演奏で、すごく好きです。

これ、家にはDVDが2枚とビデオテープが1本ありますチョキ
彼のロシア歌曲リサイタルは、映像がほとんど流出していませんから貴重です☆

なお、これらの歌曲の日本語訳はこちらの梅丘歌曲会館「詩と音楽」さんが大変ありがたいです。
私も何度も利用させていただいていますありがとうございます