私の知ってる方で、ペーター・マッティのファンの方がいらっしゃいます。
そのマッティ、この夏のザルツブルグ音楽祭で、「エフゲニー・オネーギン」を歌っているとのこと。
で、その方の影響で、私もちょっと気になり、ウェブラジオの中継を録音してみました。
まだ全部聴けていないのですが、タチヤーナの手紙のシーンで、ちょっと気になることが。
歌の後ろで、なにやらパチパチという音が・・・・。
ちょ、ちょっと待って!もしかして、タイプで手紙を書いてるの!?
ってことは、またまた、私の嫌いな“時代設定置き換え演出”か?
タチヤーナが、手書きで手紙を書かないでどうするのよ!心がこもらないじゃん!
で、昨日、バレエの公演で、オネーギンのファイナルシーンを見て感動したので(感想はこちら
)、You Tubeで色々検索していたら、このザルツのオネーギンの映像を見つけました。
どうやら、TVでも生中継があったようです。
こちらも、ファイナルシーンの冒頭6分程度なのですが・・・・・。
個人的には、すっごいショック
なんなの、この演出。
怒りを通り越して、ショックの域に達してしまった私。
どうして、タチヤーナは下着姿なの!
どうして、オネーギンとタチヤーナが抱き合って転がっちゃうの!
こんなのタチヤーナじゃないよ~、「オネーギン」じゃないよ~
悲しくなっちゃう。歌手がかわいそうだよ。
どんな設定の演出なのか知らないけど、ひどすぎる。
私の大事な「オネーギン」(なんだよ、それ)を、こんなふうにしてしまうなんて、責任者出て来い!です
ホロストフスキーに、この演出で出演依頼が来ても、絶対断ってほしい。
彼の歌手生命を賭けてでも、断固拒否するべき。
METの「オネーギン」の舞台が美しくて良かった・・・・
フェニーチェの「椿姫」は、ちょっと、むむむ~ってところもあったけど、METの「オネーギン」は大満足なので、カーセンさん、ありがとう・・・です。
しかし、これから海外にオペラへ観に行く時は、演出もチェックしないとダメだなぁ。
お気に入りの歌手が、あんな演出で出ていたらショックだもん。
演出って、すごく大事だと思いました。
その、ザルツのオネーギンの映像は、こちら
です。