中学生のピアノ | Добро пожаловать!

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ありがとう、Dima
あなたの歌は永遠です

今年に入って、ピアノの生徒の何人かが、中学生になりました。

中学生になると、当然、小学校の時より忙しくなるわけで、その中でピアノを続けるのは、結構大変なことです。

うちの近所の中学校は、部活動を義務付けており、部活はあるわ、塾はあるわ、宿題はあるわ・・・で、練習時間がとれないのはよくわかります。
中には、私学に通ってる子もいるので、そんな子は通学時間もかかるし、なお大変。

もともと、うちの生徒はそんなに出来がいい方ではないので、練習してこないのは、今までそんなに気にならなかったんですが、中学生の練習不足って、本当にレッスンにならないんですよね~汗

ショパンとかやらせていても、全然曲想つけてこないし、それ以前に、最後まで引っかからずに弾けたことがない。
音が取れてないのに、曲想やフレージング、タッチのことを言ってもパニックになるだけだし、「もっと練習してきてね」としか言えない・・・・・。

「今週は片手でしか弾けない」
これが何週続くことか・・・・はぁ

こっちとしては、お月謝もらってるし、時間やお金がもったいないなーって思うんだけど、当の本人はそんなふうには思ってないんでしょうね。

でも、時間がなくても出来る子は出来るわけで。
私の先生のお孫さんは、部活も塾も行っていて、ほとんど日曜しか練習してないらしいけど、この前の発表会、12分ものバッハをしっかり弾いていた。

譜読みが早くて、ソルフェージュがしっかり出来てる子は、要領よく練習してると思う。

そう、うちの生徒は譜読みが遅い子が多いのだぁ~。
これは、ソルフェージュも指導している私の責任なんだけど、中学生になってからでは、こういった能力はもう伸ばせないだろうな・・・・。

それにもう一つ。
中学生は疲れている。
レッスンしていても、こちらの言葉に反応がない。
何を言っても注意しても、全然直らない、直さない。
こちらも同じことを言うのが苦になり、言わなくなる。
これのくり返し。

そう、先週と同じことを言わなくてはいけないのは苦痛。
だって、前に進めないんだもん。
毎週、毎週同じことを言って、何の進歩もないまま終わったりする。

これが、発表会前だと頑張る子もいるんだけどね。
なんだよ!そんなに弾けるなら、なぜ、普段やらない!?と言いたくなることも多い。

母に、「私、中学生の頃、どうやって練習してた?」と訊いてみる。
「あんたは部活やってなかったから、毎日4時に帰ってきて、昼寝してご飯食べて、夜練習してたよ」

そうでした・・・。
部活も塾も行ってなかったのであります。
音楽系高校に行くつもりだったから、先生に部活厳禁、バレエもやめろって言われたんだっけ。

そういう自分と比較しちゃ、今の中学生はかわいそうだけど、1曲だけでもいいから、きちんと練習してきてくれないかなー。
ハノンもツェルニーも曲も、何もかも中途半端なんだもん・・・・。

中学生って、一番のびる時期だと思うんですよね。
何かを表現することが出来る年齢だと思うし。
小学生の時に出来なかったことが、これから出来るんだよ~。
もう少し頑張ってほしいなぁ・・・・。