7か月ぶりに「伊予灘ものがたり」に乗った話。
前回の「前半」に続いて、今回は「後半」です。
「八幡浜編」と「道後編」の2本に乗ってきました。
【1】高校生が旗振り
大洲城からは、「伊予灘ものがたり」に「はたふり」をしてくれます。
「伊予灘ものがたり」が伊予大洲駅の近くの肱川を渡る時に、のぼり旗を振って歓迎するのが「はたふり」です。
観光客による参加型イベントと言えます。
「はたふり」参加者数は、6人とか10人くらいの日が多いのです。
この日の八幡浜編では、近くの土手で高校生約80人が「はたふり」をしてくれました。
これだけの人数が揃うと、見事です。
感謝感激です。
2周年の「はたふり」の記事はこちら↓
【2】紫陽花がキレイ
6月は、アジサイが美しい季節でした。
千丈駅のワンちゃんの家&ガソリンスタンドの前でも、紫陽花が咲いていました。↑
下灘~伊予長浜の海沿いでも、紫の紫陽花です。↑
花と一緒に列車を撮ろうとするカメラマンが目立ちました。
【3】各地でお手振り
伊予長浜~伊予大洲間の「お手振り」は五郎駅が有名ですが、その他にも地域住民の方々から歓迎してくれます。
列車も、歓迎に合わせて徐行してくれます。
なかには、突然お手振りを始める人たちも。
(串の鉄橋付近↓)
下灘駅では、地域の人に加えて、一部観光客から手を振ってもらえます。
観光客は積極的にお手振りしようと思っていない人も多いですから、乗客側が大きく手を振ると、笑顔で答えてくれる人も目立ちます。
【4】アフタヌーンティー
道後編では、アフタヌーンティーを予約していました。
乗車の4日前までに予約する必要があります。
運ばれてきて驚いたのは、しっかり冷やされていたこと。
6月の暑い日ですから、容器ごと冷やされているのは美味しさを増す要素の1つです。
(食中毒防止にもなりますし)
抹茶のムース、チーズケーキ、メロンなどが並んでいます。
さすがの味です。
サンドイッチ類もあり、かなりのボリュームです。
ビン入りのジャムが素敵です。
メニューはこちら↓
紅茶の器も地元・砥部焼(とべやき)です。
作者の銘が入っている芸術品です。
【5】ビール
ビールも1本ずつ頼みました。
八幡浜編では、水分補給のため?に生ビールです。
このグラス、ビールを美味しくします。いいなあ。
帰りの道後編では、道後ビールです。
ビンの形、そして道後の文字、いとをかし。
【6】なつかしのクリームソーダ
くもり空だったので、青を拝みたくなりました。
なつかしのクリームソーダ850円の青い方を頼みました。
八幡浜編に乗る前に、松山駅の「デリー」でカレーを食べて、次の道後編でボリュームある「アフタヌーンティー」を予約していたため、軽い品にしました。
【7】お土産の車内販売
マニアとしては当然車内販売で品物を購入します。2便で2品を買いました。
1つは大洲の銘菓「しぐれ」です↑
伊予大洲駅を100回通っても、食べたのは2回かな。あらためてお土産に購入です。
もう1つは、20万人乗車記念のステッカーです。
20万人と言っても「のべ」で、初代からの10年間の通算で、私1人で100回乗ってますけど。
【8】アテンダントさん、レベルアップ!
「伊予灘ものがたり」のアテンダントさんは、10年前の運行開始から驚くほどのハイレベルの接客応対をしていました。
「伊予灘ものがたり」のアテンダントの大部分は、JR四国で一括採用した正社員で、配属先が「伊予灘ものがたり」になったという形です。(一部例外もありますが) ですから、3年4年くらい経過すると、他の部署に異動していきます。
初期にスゴイ熱意のアテンダントが5人ほどいて、それが代々と受け継がれていっているのですが、ますますレベルが上がってきました。
レベルアップの理由ですが、研修や個人の努力も当然あるでしょう。
でも、自然な笑顔や応対を見ていると、もともと観光列車での接客に向いたキャラクターの人が、アテンダントになっているように思えます。初期の頃には「ミスしたらどうしよう」と、不安感と緊張感が表情に表れていたアテンダントがいましたが、現在はいないようです。
アテンダントの適性を持った人が、先輩の仕事っぷりを見て、技や心構えを身に付ける。そして楽しみながら乗務する「好循環」ができているように感じます。
●前半の話↓
●伊予灘ものがたりの今までの記事↓