おれんじ食堂・最後の「モーニング」 | 車内販売でございます。

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車内販売を13年半で10000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 各地の観光列車に乗り鉄しています。

肥薩おれんじ鉄道の「おれんじ食堂」に乗ってきました。

 

【1】モーニングは来月3月まで

「おれんじ食堂」は、朝に「モーニング」、昼に「スペシャルランチ」、夜に「サンセット」の1日3便の運行でした。

2024年3月のダイヤ改正後には、利用者が少ない「モーニング」運行がなくなります。

そこで、最後に「モーニング」を利用しようと、乗りに行きました。

同じことを考えていた地元の方々も何人かいて、「モーニング」にしては乗客が多かったです。(10人以上)

 

九州の観光列車に乗りまくるマニアにとっては、「モーニング」は安くて素敵な観光列車に乗れるのです。そして新八代9:39着なら、その後いろんな観光列車に乗りに行けて、時間の有効利用ができるのです。

今まで乗ったのは「モーニング」3回、夕方の「サンセット」2回で、一番人気の「スペシャルランチ」に乗ったことは無いんです。

 

 

【2】朝食の内容

乗車込みで4000円と手ごろな料金ですから、特別に豪華な朝食ではありません。

席に着くと、各種案内が置かれています。

まずはホットコーヒーが出されました。

ミネラルウォーターの隣に、温かいコーヒーです。

悪い癖で、写真を撮っているうちに冷めてしまいましたが。

次に、大きなパンが2個です。

大きめのパンで、腹にたまります。

そして、温かいスープです。

これ、あたたまります。パンに合います。

元気が出る朝食です。

 

 

【3】強引にお酒

車内販売の利用回数を決める「マイルール」があります。

★同じ販売員から2回買っても、利用は1回扱い。

★食事つき観光列車は、メインの料理を持ってきた人から1回利用と扱う。

★無料の飲み物は、車内販売の利用回数には含めない。

利用回数を稼ぐため、お酒を注文することにしました。(本末転倒ですけど)

そこで、選んだお酒が「オレンジサンセット」700円です。

おれんじ食堂は、お酒、特にカクテルが充実しています。

映えそうだという単純な理由で決めました。

大将季(デコポン類)と、イモ焼酎が入っていますが、飲みやすいカクテルです。

朝から酒、旅行先だから気兼ねなく楽しめます。

 

 

【4】ツルがいた!?

肥薩おれんじ鉄道が走る出水周辺には、ツルが飛来します。

車窓からも、見ることができます。

小さくて分かりにくいかな?

では拡大しました。

これでどうでしょう。

鳥というのは分かりますが、鶴かどうかまではハッキリ分からないですね。

 

 

【5】海沿いの景色

肥薩おれんじ鉄道は、海沿いの旧鹿児島本線です。

海のすぐ近くを走る区間があります。

同じ時間帯でも、天気や季節によって海の表情が変わります。

心が洗われるようです。

 

 

【6】肥薩線の線路

八代駅が近づきました。

人吉方面からの肥薩線の線路と合流します。

「おれんじ食堂」から撮った肥薩線の線路は、こうなっていました。

(車内の明かりが窓に反射して一部見にくくなっています)

線路の場所に、草が生えています。

夏だったら線路が見えなくなっていそうです。

2020年7月の球磨川の大水害のため、肥薩線の鉄橋が流されて、それ以来列車が走っていないからです。

 

 

【7】おもてなしの気持ち

以前から、「おれんじ食堂」のスタッフは、素敵な接客をすると感じていました。

スゴイ人が1人2人いるのではなく、全員が意識が高く、ハズレがないのです。

安定した接客、気分が良いです。

日奈久温泉駅の駅員さんは、駅にいた観光客の方々に旗を渡して、お手振りいただきました。

駅員さんは、列車が発車して遠くに行っても、ずっと大きく手を振っていただきました。

次の写真は、かなりの望遠撮影(正確にはトリミング)です。

 

 

【8】今までの朝食

今までに朝食「モーニング」を3回利用しました。

以前は「モーニング」でも高かったのです。

●2015年2月・・10000円

トーストが、とてつもなく美味しくて感激したのを覚えています。

10000円と高いので、料理もそれに見合った品数です。

 

●2016年8月・・定価9500円(割引で5000円)

熊本地震後の観光振興策があり、定価9500円のモーニングが、ほぼ半額の5000円で利用できました。

このほかにも何皿かの料理が提供されました。

 

●2020年4月・・4000円

現在とほぼ同じスタイルです。この時に、アテンダントさんの応対に感激して意気投合。

また行きますね、と話をするようになりました。

この後は、「サンセット」を2回乗車しました。

 

今までの「おれんじ食堂」の記事はこちら↓

 

今回の九州乗り鉄、「西鉄キッチン」「A列車で行こう」「SL人吉」と続きましたが、あと約4つの記事が続きます。

2日間で、乗りまくりましたから。