鹿児島県と熊本県を走る観光列車「おれんじ食堂」に乗った話。
前回に続き、今回は「サンセット」の食事など。
【1】見事な軽食
夕方に走る「サンセット」で、自慢の食事が楽しめます。
阿久根市のソアプロットが提供する軽食です。阿久根駅を発車してから出されました。
軽食で刺身が出るのは、違和感がありましたが、美味いです。
美味ければOKです。酒が飲みたくなりました。
【2】豪華な料理
水俣あらせ会館が担当する料理です。
★肥後・薩摩の宝箱
8種類の料理が詰まっています。
これは、お酒が必須です。
2種類頼みました。(後のほうでまとめます)
「からし蓮根」は本来は好きではありませんが、こういう形なら美味しく感じます。
メニューはこちら↓
★肉料理
熊本県産黒毛和牛のローストビーフです。
当然美味しいお肉なのですが、隣の野菜がドレッシング含めて絶妙な味で感激!
お肉が引き立て役に回るという不思議な現象が起きました。
★鯛めしと味噌汁
地元の不知火海で採れた真鯛の鯛飯です。
スッと体に入ってきます。
美味い料理の次の御飯ですから、美味い米でないと足を引っ張ります。
★デザート
鹿児島県産さつまいものムースです。
器がスイーツを引き立てます。
目で見るだけで鮮やかです。
【3】飲み物
食事と共に飲み物をいただきました。
●地ビール
地元のビールを注文しました。
暑いので、かけつけ一杯、地ビールです。
●焼酎
料理を引き立てるには、お酒が欠かせません。
口あたりが良い焼酎を頼みました。
普段は焼酎を飲まないのですが、鹿児島・熊本なら焼酎を飲みたくなります。
●おれんじジュース
肥薩おれんじ鉄道沿線は、ミカンの産地です。
オレンジジュースをいただきました。
●アイスコーヒー
最後にアイスコーヒーをお願いしました。
【4】素晴らしい車窓
鹿児島本線を引き継いだ肥薩おれんじ鉄道は、海岸線を走ります。
美しい景色が続きます。
↑珍しい形の岩石です。
↑鹿児島県と熊本県の境は、小さな川になっています。
夏は枝葉が多く、川まではよく見えません。
↑急な斜面にレールが伸びています。
海の近くを走ります。
やや陽が高い時期ですが、美しい景色です。
愛媛県の伊予灘に沈む夕日は何度か眺めましたが、こちらも素晴らしいです。
この日は7月下旬でしたが、8月なら更に美しいのでは?
こんなキレイな夕陽と、食事が同時に楽しめるのは、贅沢な時間です。
【5】車内販売
グッズも販売していました。
バッジを買いましたが、食事・接客・景色が圧倒的に素敵ですから、グッズは気にする必要ないくらいです。
次に乗る時には、付けたいです。
【6】ラッピング車両
途中でラッピング車両とすれ違いました。
この日は、「くまもん」ラッピングの2編成を見ることができました。
【7】安定感ある接客
●ほぼ満席のため土曜から日曜に
実は、7月29日(土)の夕方に走る「サンセット」に乗ろうと思っていました。
ですが、ほぼ満席になっていて、相席必至という人気でした。ただ、1日ずらして7月30日(日)の「サンセット」なら、かなり空いていて、落ち着いて乗ることができました。夜19時過ぎまで乗るなら、日曜でなくて土曜に乗りたい人が多いのは無理ありません。私は日曜19時過ぎまで乗って、その日のうちに羽田空港まで戻りましたけど。
●入れ替えが少ない
乗客と接するアテンダント(客室乗務員)の皆さんは、今まで4回の利用の時と入れ替えがほとんどありませんでした。
これだと2年ぶりに乗りに行っても、「お久しぶり!」という感覚になります。
乗客が少ない便でしたので、会えないアテンダントさんもいましたけど。
●自然に話しかけ
アテンダントの皆さんは、初めての乗車のご家族にも、自然な形で話しかけていました。
家族の中で盛り上がっている際は笑顔で通り過ぎるだけで、静かに景色を見ている際には景色の案内。
絶妙な距離感です。
●本来は2月に
本来は今年の2月4日に「おれんじ食堂」に乗りに行く予定でした。
ところが高齢の父が2月3日の夜に救急搬送され、乗り鉄をキャンセルしました。
2月4日の当日キャンセルの電話でしたが、温かいご案内をしていただき、恐縮してしまいました。
担当外の人も含めて、温かい応対をしていただき感謝です。
●非常に高い接客水準
以前に、観光列車の接客ランキングを作りました。
今回の満足度、凄いです。さすが10周年の積み重ねです。
自分の中ではもっと上げなくては(^^)/
今までのおれんじ食堂の記事はこちら↓