富士急行線の観光列車の話。
約１年運休していた「富士山ビュー特急」が、この３月から走り始めています。
その一方で、「富士登山電車」は運休が続いていました。
ところが、この「富士登山電車」が、１年２か月ぶりに運転されました。
そこで、この機会に乗ってきました。
【1】富士登山電車とは
パッと見たところ、普通の２両編成の電車です。
新しく「富士山ビュー特急」が運転されてからは、１日１往復だけの運転になっていました。
運賃に加えて、200円の乗車整理券が7必要な「定員制」の列車です。
老朽化した車両ですので、１年２か月運転休止した理由は「車検」を延ばすため、という説もあるようです。
この富士登山電車の魅力は、何と言っても車内にあります。
【2】久々に見る内装
富士登山電車の車内ですが、こうです。
コテコテの水戸岡車両なのです。
東京付近では珍しい「水戸岡デザイン」です。
本棚あり、窓に向けたカウンター席あり、ソファー席ありで、初めて見た人は「これが列車なの？」と思えるでしょう。
空いている日は、こっちに座って、あっちに移ってと、色々体験したくなります。
１年２か月ぶりですが、以前と内装は変わっていません。
整備されていて、キレイになった印象です。
今回は、事前申し込み制で、席は指定されていました。
余裕があったため、私は４人ボックスシートを１人で利用することができました。
富士登山電車の車内の詳細はこちら↓
【3】参加者への配布物
6000円の参加費の割には、いろいろな品がもらえました。
★２日間有効のフリー切符
(富士急行線の特急利用可。2600円相当)
★ミネラルウォーター
★特製の記念弁当(定価1500円)
★クリアファイル
★ペーパークラフト
★修理工場見学(後述)
これで6000円ならお買い得です。
【4】記念弁当
「富士山駅誕生10周年記念弁当」が配られました。
硬券の入場券が弁当についています。
マニアの気持ちがよく分かっていますねぇ。
中央に大きなおにぎりのような形をしたのが「富士山」でしょう。
「神社の鳥居」の形をした赤い野菜ですが、富士吉田駅に鳥居があることを表しています。
美味しいだけでなく、眼で見ても楽しめる凝った弁当です。
お品書きが入っていました。
地産地消ですね。
【5】ホットコーヒーを買う
車内では飲み物は販売していませんでした。
普段はサイダーを売っていましたし、生ビールを販売していた時期もありました。
そこで、大月駅の改札内でホットコーヒーを買いました。
車内で弁当とホットコーヒー、快感です。
【6】あいにくの雨
この日は、残念ながら悪天候でした。
先頭車には、丸窓があって景色が見えるのです。
晴れていたら映えるのですが。
【7】車内販売
車内販売でグッズが売られていました。
プラレールやキーホルダー、クリアファイルなど。
富士山ビュー特急とほぼ同じ品ぞろえです。
【8】電車修理工場
大月から出発して、富士山駅に着きました。
折り返して河口湖に行くのではなく、富士山駅近くの修理工場に入っていきました。
修理工場内で、撮影・見学できました。
まあ私は床下のモーターや修理設備の類には全く興味ありませんけど。
たまには良いですかね。
【9】グッズ販売
修理工場から、富士山駅の1番線に入線しました。
1番線って、普段は使ってないような気がします。
ここで、マニアックな品を車内で販売します。
記念入場券など鉄道マニアでないと絶対買わない品です。
これを3000円とか5000円買う人がいて、驚きです。
私は鉄道ファンとはいえ、入場券をまとめ買いする感覚は理解しにくいです。
買ったのは、富士山のステッカーです。一番安い品です(^^♪
増収に協力せず、すみません。
【10】河口湖駅に戻る
せっかく来たのですから、私は「富士山ビュー特急」に一度乗りたくなりました。
下吉田まで行って、河口湖まで短区間ですが乗りました。冗談言いながら手を振れるアテンダントさんは、１人は富士登山電車に乗務していましたが、もう1人は富士山ビュー特急に乗務していたもので。
河口湖駅に着くと、何？スタンプ盗難？ 坪尻駅じゃないのに。悲しいな。
面白かったのは、河口湖駅前のコカ・コーラの自動販売機です。
ここに、外国人にも親切な案内が貼られていました。
親切すぎて驚きました。
今まで富士急行に乗った記事は、こちら↓
東京都に緊急事態宣言が出ることが決まりました。
JR東日本の車内販売、７月12日から再開と発表されましたが、心配です。