近鉄「ひのとり」の話、前回は豪華な車両について。
今回は車内販売(カフェスポット)と前面展望について。
【1】カフェスポットでコーヒー
先頭1号車と6号車に、カフェスポットがあります。プレミアムシートの隣です。
プレミアムシートは階段を上りますので、景色がよく見えると分かります。
一番左には両替機があり、100円玉に替えられます。↓
ホットコーヒー200円が買えます。
専用の紙コップを引き抜いて、機械に入れる形式です。
「ひのとり」運転開始直後は、すぐ紙コップが品切れになったそうです。
(買わないのに紙コップを持ち帰った人がいたとか)
コーヒーは、なかなかの香りです。
挽きたてだからでしょうか。
【2】カフェスポットの自販機
隣には、自販機が置かれています。
最上段は飲み物です。
お湯は無料で出ますので、飲み物を作れます。
下の写真の左は「コーンスープ」150円、「ココア」150円、「紅茶」100円です。
東急ホテルズに連日泊まっていた時期ですから、ホテルの部屋からティーバッグを持ってきて、お湯と紙コップを利用する誘惑が頭に浮かびました。でもイエローカードが出そうで止めました。
軽いお菓子に近い食べ物もあります。
下段はグッズです。800円のキーホルダーもカッコいいなあ。
そこでミニタオル400円のボタンを押しました。
なかなか素敵なミニタオルです。
【3】飲み物の自動販売機
「ひのとり」には、飲み物の自動販売機が設置されています。
500mLの水が110円、缶コーヒーが140円程度ですから、ほぼ駅の自販機並みの価格です。
自動販売機があるのは有難いです。
本来は、車内販売があるのが望ましいのですが、ビジネス利用が中心の列車では、利用者が少なく厳しそうです。
「ひのとり」のカフェスポットは、無理のない範囲で車内サービスに努める現実的な策だと思います。
【4】先頭の展望席
今回乗ったのは、大阪難波から大和八木です。
短距離を乗り継ぎで乗車しました。
私は1人席の窓側7A席
隣の先頭2人掛けの通路側は、鉄道ファンと思われる人が1番乗りしました。
1人席だと、こんな見え方になります。↓
やや通路側に体を傾けると先頭が良く見えます。
迫力ある光景です。
ちょうど良いカーブで、特急が来ました。
う~ん、いいですねえ。
後ろの通路から撮った様子がこちら。
後方からでも前が結構見ることができます。
【5】時間と料金の比較
新幹線と近鉄特急で、料金と所要時間を比較してみました。
(近鉄は「大阪難波」、新幹線は「新大阪」発の場合)
《1》のぞみ指定席・・・・・・・・・・6680円、50分
《2》ぷらっとこだま(通常期)・・・・4500円、1時間8分
《3》ひのとり(プレミアムシート)・・・5240円、2時間5分
《4》ひのとり(レギュラーシート)・・・4540円、2時間5分
《5》近鉄急行(料金不要自由席)・・・2410円、3時間34分
急ぐ乗客は新幹線利用が基本です。大阪の発着が新大阪か難波かも大きいです。ぷらっとこだまは安くて早いですが、慣れてないと使いにくい面があります。
JRと近鉄が競争することで、色々な選択肢があるのは良いことですね。