SL冬の湿原号《後半》駅での歓迎&沿線の様子 | 車内販売でございます。

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「SL冬の湿原号」に乗った話、以前に車両と車内販売をまとめました↓

今回は駅での歓迎などの話です。

 

【1】標茶駅の見送り

「SL冬の湿原号」が発車する標茶(しべちゃ)駅では、観光客に見送りをしてくれました。

酪農が盛んな地域ですから、ウシさんがお見送りです。

地元の方々も、反対側のホームから手を振ってくれます。

これだけ多いと、嬉しいですね。盛り上がります。

人数が多いと、距離をとってホームから手を振ってくれた方が、長時間見ることができるメリットがあります。

プラカードを掲げてくれたので、こちらも「手」を振り返しました。

外国語のプラカードもありましたが、この御時世ですから外国人は皆無です。

 

 

【2】標茶駅の販売

標茶駅で、何か地元の旨い物でも食べられたらいいな、と思っていました。

駅前にセブンイレブンがありますから、飢餓状態にはならない安心感がありましたので、何も用意せずに標茶駅を降りました。

地元の飲食店まで、自動車で送迎してもらえる「巡回グルメ号」

SLなどを時間かけてとっていましたので、利用はできませんでした。

 

そんな時に便利だったのが、こちらです。

標茶駅の駅舎のすぐ隣に、便利な場所がありました。

写真の赤い矢印のところです。

地元の小さい生産者が作った品物が並んでいました。

シフォンケーキ750円、とろりんプリン250円、卵のサンドイッチ250円、メレンゲ320円などなど。

風景の絵葉書、バッグなどのお土産もあります。

 

私が買ったのは、いちごのケーキ、おにぎらず420円です。

おにぎらずはジンギスカンが入っていますが、鹿肉のセットもありました。

そして「しべちゃ牛乳」150円。低温殺菌で、美味いですね。

弁当はありませんでしたが、コンビニ弁当より風流です。

 

 

【3】標茶駅構内

ホームには「ふるさとの鐘」があります。

鳴らしている人もいました。

 

ホームには、線路が展示されていました。

120年前のレールですか・・・。時代を感じます。

 

釧網本線の歴史という説明もありました。

今は本数が少なくなっていますが、昔は「本線」だったちんですね。

 

この日は、悪天候が続いて運休した後の晴れた日ということもあって、乗客がかなり多く満席でした。

写真は空席が無いことを案内する看板。

 

 

【3】茅沼駅と周辺

途中の停車駅に茅沼(かやぬま)駅があります。

この駅には、注目する点が2つあります。

1つは蒸気機関車の動輪です。

この動輪は、現在えちごトキめき鉄道の社長をしている鳥塚亮氏が所有者です。

(写真↓は2015年6月撮影)

以前に茅沼駅に出かけた時の話はこちら↓

 

茅沼駅周辺には、タンチョウヅルもいました。

雪の中に白い鳥は、見えにくいかなとも思いましたが、雪に映えますね

 

茅沼駅の少し先では、シカがいました。

釧網線では、動物が列車に衝突することがあり、運転士にとっては大変な存在ですが。

 

 

【4】塘路駅で休憩

塘路(とうろ)駅では、「SL冬の湿原号」は、小休止します。

駅舎は丸太小屋風でしょうか。

停車中は、多くの人にとっては撮影タイムになります。

午後の釧路行きは、後ろ向きで走っています。

 

塘路駅の駅舎内では、電気が半分消えていて目立ちませんでしたが、店舗が営業していました。

そこで、アイスを買いました。本場のアイスですね。

 

【5】沿線の撮り鉄

1日1往復のSLですが、これを目当てに沿線に撮り鉄の人たちが大勢来ていました。

写真の踏切では、10人以上SLを狙っていました。

線路への侵入は無かったようですが、高い場所から撮っていて、足を滑らせたら線路上に転落する危険がある位置でカメラを構えた人もいました。

 

【6】沿線案内

地元の方が、車内で案内をしてくれました。

天気が良くない日もありますから、写真を用意してくれました。

 

「SL冬の湿原号」に乗車して、地元の人たちから、強い支持がされているのだと気づきました。

だからこそ、資金難のJR北海道が、SLに4億円の費用をかけて改修して、この先も走り続ける決断をしたのだと思います。

冬だけど、熱いなあ。