【1】SL冬の湿原号とは
「SL冬の湿原号」に乗ってきました。
この列車は、北海道の東部、釧網本線の釧路と標茶の間48.1kmを約1時間半かけて走る観光列車です。
1月下旬から2月末までの期間限定です。
蒸気機関車が、全車指定席の5両の客車を牽引します。
走る区間は、釧路湿原が見渡せる区間ですから、景色は抜群です。
蒸気機関車が、雪の中を走る姿はカッコ良く、沿線では撮影している人が大勢いました。
【2】蒸気機関車
私が乗る「SL冬の湿原号」は、午後の14:00標茶発です。
私が網走方面から標茶に着いた直前に、SLが標茶に着いていました。
多くの人が、SLを撮影していました。
標茶駅では蒸気機関車の点検・整備と、入れ替えを行います。
転車台が標茶駅にはありませんから、午後は蒸気機関車が逆向きに運転します。
昭和15年(1940年)生まれですから、80歳になります。
80歳で現役って、すごいですね。
【3】レトロな客車
茶色に赤いラインの客車は、5両編成です。
全車指定席ですから、運賃の他に指定席券が必要です。
サボにはタンチョウヅルが描かれています。
【4】ボックスシート
座席は4人用のボックスシートです。
ゆったりしています。新しくてキレイです。
客車としては居住性は結構良いです。天井には冷房装置がついています。
テーブルがついていますが、前の人と膝がぶつかることはなさそうです。
アクリル板には、「SL冬の湿原号」のロゴが入っています。
約1か月の期間限定の列車なのに、これは芸が細かいですね。
放送用のスピーカーはBOSEです。
【5】石炭ストーブ
客席の一部には、石炭ストーブが設置されています。
石炭を入れて温めます。
この日は、さほど寒くなく、隙間風は入らない車両ですから、必要性は低かったですが。
津軽鉄道のように、ストーブでスルメを焼くこともできるそうです。
外から見ると、石炭ストーブから出た煙が出る煙突があります。
【6】販売カウンター
今回出かけた大きな理由は、車内販売があるからです。
2号車の「カフェカー」で、販売していました。
販売カウンターでは、グッズや食べ物が販売されます。
弁当は事前予約制ですが、うっかりして期限を過ぎて予約するのを忘れました。
グッズは、サボなど高いものが多く、買うのは見送りました。
この「カフェカー」車両ですが、2014年5月に乗った「SL函館大沼号」に連結されていた車両と同じような気がします。
その時の写真がこちらです↑
【7】買った品物
カフェカーで買った品ですが、1つはプリンです。
2種類あるようですが、ひとつは品切れの模様。
2層に分かれていて、味わい深いプリンです。
釧路周辺は新鮮な乳製品が自慢ですから、これ食べたかったのです。
もう一つはコーヒーセットです。
コーヒーは量が少なかったのですが、雪景色を眺めながらホットコーヒー、最高です。
缶コーヒーじゃ、ここまで良い気分にはならないんです。
セットでついていたのが、鶴の柄が入ったお菓子です。
駅の様子や歓迎、沿線の景色等は近いうちに。