しなの鉄道に、新型車両「SR1」が導入されました。
今回は、この新型車両の話。
【1】新型車両「SR1」とは
しなの鉄道には、国鉄時代からの旧型車両115系が走っていました。
鉄道マニアには根強い人気もありますが、老朽化が進んで、新型車両が導入されることになりました。
「普通列車」として運転されますが、朝夕の通勤ライナー、土曜日曜の「軽井沢リゾート号」としても運転されます。
様々な目的で利用できるように、2両編成ですが、編成をつなげて4両で運転することもできます。
【2】鮮やかな「青」
車両の色は、鮮やかな青色です。
新車ですから、周りが反射して光っています。写真は逆に撮りにくいですが。
今までの年季が入った懐かしい車両の中で、突然新しい車両ですから、新鮮です。
カッコいい車両ですね。
【3】普通列車としても運行
普通列車として運転される場合は、ロングシートになります。
通勤通学に使うために、つり革もついています。
2席ごとにひじ掛けがあります。
私が乗った際には、乗車率40%ほどでしたから、1人が2席使う状態でした。
座席は赤色ですが、果実の模様が描かれています。
【4】有料快速の座席配置
朝夕の通勤ライナー「しなのサンライズ」「しなのサンセット」に乗るには、乗車券のほかに別料金が必要です。上田~長野は300円、小諸~長野は400円です。
この際には、進行方向を向けた座席になります。
リクライニングはしませんが、大きな窓で、座り心地も悪くないです。
この他、前の座席の下の方には、ドリンクホルダーがあります。
充電できるコンセントもあります。
コンセントは、普通列車として運転される際も使うことができました。
【5】「軽井沢リゾート号」の軽食プラン
土曜休日には、「軽井沢リゾート号」として運転されます。
その際には、「しなのサンセット」として運転される進行方向を向いた席になります。
そのうち8席は、軽食が出る「軽食付きプラン」になります。
「軽食プラン」の席は、写真↑のようなテーブルが設置されています。
ガタつくことない使いやすい広いテーブルです。
話のタネに、予約して「軽食つきプラン」に乗ってみました。
右の赤い袋は観光案内のパンフレットです。
缶入りのリンゴジュースがあります。
左手前のドライりんごは、乾かしたフルーツですが、柔らかいです。
サンドイッチなど3品が入っています。
「軽食プラン」は、指定席料金込みで2000円(運賃別途)です。
ちなみに私は、軽井沢駅のろくもんラウンジの隣「桜井甘精堂」のコーヒーを持ち込んで乗りました。
ジュースは小さいですし、さほど冷えていませんでしたから、コーヒーの持ち込みして正解でした。
広いテーブルも使えますから、これは快適です。
軽井沢発は、座席の向きの関係で進行方向逆向きになりますが。
【6】車内設備
車内の前方は、前が良く見えます。
大きなモニター画面があり、各種案内が映し出されます。
天井には、つり革、網棚があります。
扉の横には仕切りがあります。寒い冬には、風よけになりそうです。
開閉ボタンで、停車中に開閉ができます。
車端には、優先席があります。(写真は有料快速運行時)
トイレもあります。しなの鉄道の普通列車は、今までトイレ無しでしたが、トイレが設置されています。
真空式のトイレで快適です。
中小の鉄道会社だと、観光列車だけに車両を使うのは経営的に厳しいですから、通勤通学など日常の列車にも使える車両が現実的です。しなの鉄道のSR1導入は、地元の利用者へのサービス改善に加えて、様々な活用ができる車両だと思います。
【おまけ】小諸駅「カッパヤ」閉店
小諸駅の売店「カッパヤ」さんが、9月30日に閉店しました。残念です。
小諸駅の改札横にある売店「カッパヤ」が、先ほど閉店しました。「ろくもん1号」が着くと、オバチャンがホームで「みすゞ飴」を売って、手を振ってくれたので寂しいです。
— 車内販売マニア (@tkJ32m9k18N7QaE) September 30, 2020
私が営業時間内最後の客になりました。 pic.twitter.com/SVNBIIc9Vi