津軽鉄道は、12月から3月の間に運転される「ストーブ列車」が、全国的に有名です。
今まで4回、冬にストーブ列車に乗りに行きました。
◆雪のない季節に
雪のない他の季節にも、津軽鉄道に乗りたくなって、出かけてみました。
車両は、気動車「走れメロス号」です。
写真は金木駅での交換の様子です。
◆ストーブ列車で有名
津軽鉄道のストーブ列車は、12月から運転されます。
車内に本物の石炭ストーブがあります。
スルメを焼いて食べることができます。
日本酒に合うんですよねえ。
秋にはストーブ列車を運転していませんから、12月まで待つしかありません。
◆車内は「太宰列車」
車内は昼間でも、往復とも15人くらい乗車していました。
写真は撮りにくかったので、昨年の写真を1枚↓。ボックスシートが基本です。
そしてこの日は、「太宰列車二〇二〇」となっていて、太宰の作品の中で、特に印象に残っている部分を、地元の著名人に紹介してもらうという企画です。
私は文学作品はほとんど読まないので、よく分かりませんが、
ファンなら「なるほど~」と感じるのでは。
◆車内販売
ストーブ列車では、スルメや日本酒の車内販売がありました。
今回は季節外れなので車内販売無しかと思いましたが、ありました。
往きは津軽五所川原駅停車中に、帰りは走っている車内に、車掌さんが回ってきました。
飲食物は無く、津軽鉄道のバッジ、キーホルダー、手ぬぐい等のグッズ販売です。
往きに買ったのは、「手ぬぐい」です↑。
切符の地紋が入った品です。マニアなら買いたくなる一品です。
帰りに買ったのは市、走れメロス号のバッジです。
右はストーブ列車の缶バッジ220円で、津軽五所川原駅の売店で購入しました。
そして!帰りは金木駅からアテンダントさんが乗務しました。
観光案内と共に、「りんごチップス」と「クリアファイル」を販売しましたので、当然購入しました。
「りんごチップス」は、リゾートしらかみ橅編成で、お酒と共にいただきました。美味しいです。
◆スズムシが運転席横に
運転席の横に、スズムシのカゴが置いてあります。
めくると、なかの様子がうかがえます。
気動車のエンジン音が大きいのですが、虫が鳴いているのは分かります。
よく見ると、何匹かがいるのが分かります。
ただでさえ経営が苦しい地方の零細私鉄。
設備投資はなかなかできませんが、スズムシ列車を走らせるのには数千円あれば十分にできると思います。
「太宰列車」も資金は少しでできるハズです。
これで、世間(特にマスコミ)の注目を集めるのは、生き残る戦略の一つでしょう。
津軽鉄道の今までの記事は、こちら↓
◆津軽鉄道に乗った話、近いうちにもう少し続きます。