私は、JR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」が大好きで、年に4回くらい、四国・松山まで乗りに行っています。
その松山の駅弁は?と言うと、有名な「醤油めし」がありました。
「ありました」と過去形で書いたのは、「醤油めし」を長年製造してきた業者・鈴木弁当店が、2018年に廃業してしまったのです。
松山駅の改札前、特急が停まる1番線に、弁当の販売所があったのですが、もう消滅してしまいました。
わたしは、「伊予灘ものがたり」で予約制の食事をとるため、松山の駅弁のお世話になったのは1回だけ、「醤油めし」でない他の弁当を1回食べただけです。結局、「醤油めし」を食べないまま、駅弁自体がなくなってしまいました。
ところが、残念がる人が多いのを聞いた岡山の弁当店・三好野本店が、復活させました。
鈴木弁当店の監修を受けた弁当を、岡山で作って、松山に持っていく形で、味わえるようになったのです。
昔ながらのしっかりした味付けご飯で、780円。
手ごろな値段で、満足できる中身です。
弁当のフタも、面白いです。
愛媛の方言が書かれています。話題になりそうです。
「醤油めし」の詳細は、こちらに詳しく乗っています。
で、この「醤油めし」を、先日食べることができました。
実は先日、東京駅の弁当店「祭」に、ふらっと立ち寄ったら、何と「醤油めし」が置いてあるではありませんか。
これは買うしかない!と決意して、レジに持っていきました。
東京駅の弁当店「祭」には、全国各地の弁当が集まっています。
仙台の牛肉弁当です。2019年6月購入。
仙台なら、「はやぶさ」の販売員が仙台で受け取って、東京で下ろせば即、販売可能になります。
驚いたのが、こちら。2019年5月
北海道の摩周の豚丼だ。どうやって運んだの?飛行機?
北九州の「かしわめし」です。2019年5月
個人的には、「かしわめし」大好きなんです。
東海道新幹線こだまの復刻弁当も買いました。2019年5月
中身は普通の弁当ですが、当時は普通の幕の内弁当が目立っていたと思います。
熱海の次は静岡となっていて、三島はありません。開業当初のこだわりですね。
これだけ全国各地の駅弁が、東京駅で買えるなんて・・・。
便利になったと感じると同時に、何か便利になり過ぎた気がします。
その地域に行かなくては食べられない駅弁が、東京駅で買えるなんて。
嬉しいのと同時に、残念と言う気持ちもあります。
特に私は車内販売マニアで、車内販売の縮小と一体になっている気がして。