ろくもん運転再開!様々な歓迎 | 車内販売でございます。

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しなの鉄道の観光列車「ろくもん」が、運転再開した話。
【1】しなの鉄道が台風で被災

長野県では、10月12日の台風19号によって、大きな被害が出てしまった。北陸新幹線の車両が水没した光景は、大きな衝撃だった。

しなの鉄道でも被害が出た。線路そのものは数日間で復旧したものの、しなの鉄道の線路の上を通る道路が、洪水で流されてしまった。線路の上の道路が、もし落下してきたら、大惨事になる。その危険性があったため、約1ヶ月間にわたり、田中~大屋駅間が運休と、なっていた。(うっかりして、この箇所の写真は無し)
関係者の努力で、11月15日(金)から、しなの鉄道が全線で運転した。
そして、1週間後の11月22日(金)からは、観光列車「ろくもん」も運転再開できることになった。
↑軽井沢駅の凄腕スタッフが描いたメッセージボード。
 
【2】ろくもん1号を申込
10月から鉄分が不足していたため、「ろくもん」に乗りに行こうかと思っていた。10月には「ろくもん」に食事を提供している業者が、一部変わったという事情もある。
そんな中での「ろくもん」運休である。
実は11月末まで運休になりそうと読んで、12月2日の「ろくもん1号」を申し込んでいた。
それよりは早く運転再開したため、急遽、運行再開初日の11月22日に変更した。
 
【3】一番乗り!
運転再開した初日、11月22日の「ろくもん1号」に乗車した。
アテンダントさんが、1ヶ月以上吹いていなかったので、と挨拶して、名物のホラ貝を吹く。
久々に乗客の前で、乗車開始の合図・ホラ貝を吹けるのは、感動的だろう。
私はホラ貝の撮影ではなく、乗降扉の前にいた。目的は・・・
「運転再開後の一番乗り」だ!
昨年、JR四国の「伊予灘ものがたり」が、水害で1ヶ月半の間、運休していた。その復旧後の最初の列車に、一番はじめに乗り込むことができた。今回も一番乗するぞ、と思った。
ところが、ホラ貝に注目せずに、3号車の扉の前に並んでいる乗客がいた。一番乗りできないか・・・と思ったら、隣の2号車には誰も並んでいない。まあ、全車指定席だから、急いで乗る客はほとんどいないけど。
よしっ! こうして2号車で、一番乗りできた!
3号車の乗客には、アテンダントさんが、乗りこむ前に色々案内していたから、逆転で一番だっ!(何か子どもみたいな変なこだわりだなあ)
 
【4】《歓迎1》軽井沢駅
軽井沢駅のホームには、小さい子どもたちが見送りに来てくれた。
この日は、運転再開が決まって8日くらい。
このためか、計画的な募集はできなかったが、それでも食事つきの2号車3号車は6割くらいの乗車率だ。
とはいえ、何としても乗りたかった人が目立った。
こういう人たちだから、小さい子の歓迎には、積極的に応えて手を振り返していた。
 
【5】《歓迎2》中軽井沢付近
中軽井沢駅を発車した直後に、保育園の横を通る。
そこの子どもたちが、手を振ってくれた。
こちらからも、「手」を振り返した。大きな手を↓
これ、遠くからでも見えて、反応が良いんだよね。
 
【6】《歓迎3》小諸駅
小諸駅のホームでも、手を振ってくれる子どもたちがいた。
何度振ってもらっても、嬉しいなあ。
 
【7】《歓迎4》田中駅手前
いつもの田中保育園からの歓迎だ。
私は「ろくもん」に乗るのは金曜か月曜にしているが、その理由の1つは保育園は日曜が休みだからだ。
平日は空いているというのもあるけど。
 
【8】《歓迎5》田中駅ホーム
田中駅ホームには、12歳くらいの生徒たちが立っていた。
合唱をしてくれて、手を振って見送ってくれた。
ただ、このくらいの年齢になると、特に男子は照れるんだよね。
 
【9】《歓迎6》しなの鉄道本社前
上田駅の直前に、しなの鉄道の本社がある。
ここに勤務している社員から、手を振ってもらえる。
この日は久々の運転だけに、社員の人たちも嬉しかったのではないかと思う。
だって、今まで代行バスの案内をして、列車を運転するという当たり前のことができなかった日々が続いたのだから。
しなの鉄道本社に向けては、「手」ではなくて、速攻で作ったプラカードを掲げた。
あれ、どっちを出したんだっけ、忘れてしまった。
 
【10】社長からも挨拶
「ろくもん」に乗っていたら、しなの鉄道の社長があいさつに来た。
社長が「ろくもん1号」に乗っている乗客全員に、乗車の御礼に回っていた。
まずは乗客の声を聴くというのは良いことだと思う。
 
【11】《歓迎7》チョコレート会社前
ろくもん車内でも販売しているチョコレートを販売している会社が、しなの鉄道沿線にある。
この工場の人たちが手を振ってくれた。
 
他にも、上田駅の社員の方々、戸倉駅での観光協会の方々から、手を振っていただいた。
そして最後は、
【12】《歓迎8》長野駅のアルクマ
終点の長野駅では、アルクマが待ち構えてくれた。
可愛いキャラクターで、知名度も高い。
いただいたのは、アルクマの小さい人形とティッシュ。
各種観光パンフレットも入っていた。
義援金のご案内もさりげなく入っていた。いいね。
この歓迎を、地元のテレビ局と新聞社が取材していた。
私が一番初めに降りて向かったのにスルーされて、まさに観光客風の老夫婦を捕まえて取材していた。
こういう場面に何度か出会ったけど、マニアは敬遠されるものだ(笑)。
 
「ろくもん」の料理や販売などは、またの機会に。