非常ボタンを押す体験をする | 車内販売でございます。

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踏切で自動車が立ち往生したら、踏切に設置している「非常ボタン」を押すように、鉄道会社は呼び掛けている。
また、ホームから乗客が線路に落ちた時にも、ホームの「非常ボタン」を押すように、PRしている。
とはいうものの、実際に押すとなると、躊躇してしまうかもしれない。
そこで、珍しい体験を行っていた。
 
非常ボタンを押す体験をしてもらう体験会だ。
昨日11月15日の夕方に、京成津田沼駅で電車を乗り換えようとしたら、改札の外が何やら騒がしい。
何だ?と思って見たら、非常ボタンを試す体験をする取り組みが、行われていた。
面白そうだったので、改札を出て、非常ボタンを見ることにした。
左が、ホームにある「非常停止ボタン」。線路に人が転落した際に押すボタンだ。
右は、踏切の「非常ボタン」。踏切内に人や自動車が取り残された際に押すボタンだ。
イラスト入りで、分かりやすい説明も入っている。
 
この日は、保線の技術職と思われる職員の方が、「非常ボタン押しませんか~」と呼び掛けていた。
子連れのお母さんは、たいてい反応が良い。
子どもは、ボタンを押したがる。
(バスの降車ボタンは、大人でも押したがる人が目立つが)
大人でも、高校生でも積極的に声をかけていた。
私のような鉄道マニアでも、嫌な顔せずに、撮影を良いですよと言ってくれた。
音も伝えたいので、初めてスマホで動画を撮影した。
不慣れなので、手ブレ等はご了承を。

 
こういう取り組み、良いなあ。
ひとりひとりの意識から変えていく安全対策と言える。
職員の人たちは、駅周辺で積極的にティッシュ配って、非常ボタンの体験を呼びかけていた。
普通、私のようなサラリーマン風のオヤジは、最もチラシやティッシュを受け取らない人種だと思うのだが、すれ違った4人の職員から全部ティッシュを差し出された。(2人目からは「先ほどいただきました」と言って辞退したが)
こういう体験の勧誘は、テンション高く、親切に、全員照れずに行うことが不可欠だが、今回は見事だったと思う。
そして、非常ボタンを押した人には、「京成パンダのミニタオル」と、京成電鉄の名前入りの「フリクションボールペン」をプレゼントされた。楽しい体験させてもらって、なおかつ景品までもらえるとは。
ここ数か月は、仕事の関係で週3日、京成線に乗って、結構運賃払ってるから、グッズを貰っても、バチは当たらないかな。
 
ちなみに、私も人の流れが切れた際に、2つとも押させてもらった。
やはり実際に押してみようと思ったもので。
押したときの動画がこちら↓。
 
安全対策は、こういう取り組みまでなされているとは、驚いたのと同時に、進んでいるなと感じた次第だ。