「あめつち」車両編 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

観光列車「あめつち」に乗ってきた。

「あめつち」は、鳥取と出雲市の間の山陰本線を走るJR西日本の観光列車だ。

2両編成の快速グリーン車指定席で、3時間47分(下り)かけて、土休日を中心に1日1往復する。

2018年7月に走り始めて1年経ったが、なかなか乗る機会がなく、今回ようやく往復で乗ることができた。

 

【1】青い車体

「あめつち」は、漢字で「天地」と書く。

青い2両のディーゼルカーだ。

外観は、元の車両の姿が残っている。

青色の車両は、キレイでカッコいい印象だ。

実際、結構速く走っていたが。(そのかわり大きく揺れる)

車両の先頭や側面には、エンブレムが取り付けてある。

こちらもカッコいい。写真にとる人も多かった。

ちなみに、鳥取駅の駅員さんも、「天地(あめつち)」のハッピを着ていた。

2号車の「2」という数字、上にウサギ、滑り落ちたらあら大変。

遊び心というのかな。

上の写真だが・・・

赤い矢印は、雲と海を表しているようだ。

黄色い矢印は、元の車両と同様に、1段高くなっていることが分かる。

緑の矢印は、列車に乗り込むために並ぶ場所だ。全車指定席だから、並ばなくとも座れるけど。

JR西日本の鳥取周辺で初の観光列車と言える存在なので、駅の装飾にも力が入っている。

 

【2】3種類の座席

「あめつち」には、3種類の座席が用意されている。

 

《その1》2人席・・・計24人

2人が向かい合って座る席だ。2両で計24人分用意されている。

海が見える区間があるため、山側の2人席からも見やすいように、若干座席の位置を高くしてある。

ゆったりした席ではあるが、「あめつち」の座席は、リクライニングはできない座席ばかりである。

 

《その2》4人席・・・計16人

4人掛けの席は、すべて海側だ。

 

《その3》カウンター席・・・計19人

海に向かったカウンター席もある。海が見える区間は短いが、それでも海がよく見えるのはポイントが高い。

今回の私のように、1人で乗るなら、ぜひカウンター席にしたい。

 

【3】窓と席がズレている

私が座った席は、往き・帰りともカウンター席だ。

景色が良く見えるのではあるが、 残念なことに窓枠が景色を遮断している席も多い。

カウンター席、2人席・4人席すべてて、窓枠が景観を邪魔している。

次の写真なら、右側の席は窓が席くて、景色が見にくい。

往きは、2号車12A席を確保!

ここの席には、次の写真↓のように、大きな窓の正面に席がある。最高の席と言えるかも。

(席を選ぶのに参考にしたのは、「はやぶさこまち」はやぶさこまちさんの、こちらの記事です。これは助かりました)

 

ディーゼルカーを改造した関係で、窓と座席が一致していないのが辛い。

 

【4】天井の色と網棚

天井の色が、1号車と2号車で違っている。

赤と黄色だ。あれ?「伊予灘ものがたり」と同じ色だ。

2両は、何となく雰囲気が違ってくる。

また、網棚の部分に冷房設備があり、荷物を網棚に置けない席もある。

(1号車は1AD・5AD・8ABCD・11A、2号車は2AD・4A・7AD・14AD)

 

【5】地元の工芸品

「あめつち」の車内には、地元の鳥取県・島根県の伝統工芸品が、至る所に使われている。

全部で11種類だそうだ。

出雲織が、扉付近に飾られている。

 

こちらは神楽衣裳。大きくて美しい飾りだ。

 

あめつち車両のデザインに使われた元になる絵だ。

 

一番目立ったのは、こちら↑。分かりやすい絵柄の板だ。

 

 

歴史がある2つの県だから、伝統工芸品も多数あるのは当然とも言える。

伝統工芸品を多用していて、解説のプレートもついている。

個人的な評価はというと、

工芸品の展示は、往復乗っていると新鮮味がなくなる。

座席は快適だけど、景色が見にくいのは残念だ。

 

車内販売などは、近いうちに。