近鉄の特急「青の交響曲」に乗車した。
大阪・阿部野橋と、奈良県の吉野を結ぶ豪華な特急だ。
今回は「青の交響曲(シンフォニー)」に乗った話。
■豪華な車両
3両編成のうち、1号車と3号車は3列座席のゆったりしたシート。
落ち着いた雰囲気で、快適に座ることができる。
テーブルのついた2人用・4人用の席もある。
素敵な時間が過ごせて、観光客に人気だ。
この「青の交響曲(シンフォニー)」の2号車は、ラウンジ車両となっている。
2号車丸ごと、コーヒーやケーキを販売して食べるためのスペースになっているのである。
食事の予約不要の列車としては、凄い贅沢と言える。
これで全区間・約1時間15分の乗車をしても、運賃プラス720円だから、これは太っ腹だ。
私は今まで何度か乗車してきたが、今回も2日間で2本に乗車して、計4回車内販売を利用してきた。
【その1】柿の葉寿司&生ビール
名物の「柿の葉寿司」を、何度か「青の交響曲」に載っていながら食べてなかった。この機会に食べることにした。
葉に包まれたサバ、サケ、タイの3カンの寿司が入っている。450円也。
サバは、やや苦手だったが、こうして食べると美味い。
豪華な車両に乗りながらだとうまく感じることも理由の一つだし、生ビールに合うのもあるし。
生ビール600円は、ロゴ入りのプラスチックのカップだ。泡の白と、ロゴの青が、ビールの色を引き立てる。
なお、ビールと柿の葉寿司は、仕事を終えた二日目に注文した品なので念のため。
※おしぼり&箸
寿司を頼んだら、おしぼりが付いてきた。桜の名所、吉野にふさわしい桜の柄だ。
美しいし、気分も良くなる。
そして箸を包むビニールにも、青の交響曲の文字が入っている。
小さいことだけど、やるな近鉄!
【その2】マカロン紅茶セット&梨アイス
まだ食べたことが無い品を食べたかった。
目についたのは、マカロンのセット680円だ。飲み物は紅茶にしたが、コーヒーの方が良かったかな。
マカロンは2個だけだけど、すごく美味い!!今まで食べたマカロンの中で最高の味だった。
同時に頼んだのが、吉野梨ジェラート350円だ。
マカロンセットを食べているうちに、食べごろになる。
中に梨の塊が入っていて、得した感じがする。
【その3】トマトのシャーベット
梨のジェラートとは別の日に、「近鉄ふぁーむ ごちそうトマト シャーベット」を食べた。
トマトのアイス!?・・・何か変な感じがしたけど、味は確かにトマト味だ。
アイスになつても、あまり違和感はない。
珍しい味と言えそうだ。
【その4】ケーキセット
珍しい品を食べるのも良いが、定番の人気商品も食べたかった。
ケーキセット1100円だ。
ケーキは季節によって変わるが、現在はこちら↓。
1100円は、やや高いとはいえ、すごく美味しい。
見かけも素敵だが、味も素晴らしい。
そして、コーヒーも車内で飲めるコーヒーとしてはかなり美味いほうだ。
■車内販売のメニュー
ラウンジのメニューは、このような物がある。
地酒も豊富だ。
グッズも多数用意されている。
■ラウンジを利用して
1日目に1本、2日目にも1本「青の交響曲」に乗車した。
計2本で、4回利用したわけだけど、感じたことは・・・
《1》ラウンジの利用者は少なかった
もともとシーズンオフで観光客は少ない時期で、空席が目立ったという事情もあるが、ラウンジの利用者は多くなかった。
ということは、空いている席で、ゆったりとコーヒーが飲めるわけだ。
《2》貴重なラウンジ
よく考えると、予約なしでラウンジでケーキを食べられるなんて、非常に貴重な存在だ。
せっかく素晴らしいラウンジがあるんだから、利用したい。
弁当のような食事は無いが、1時間15分程度の乗車時間では、ケーキや地酒が適切と考える。
2日間とも3人乗務で、丁寧に応対してくれた。(アテンダントさんの腕は「しまかぜ」に軍配が上がるのは否めないけど)
客が少ないと、ついつい何度も買いたくなっちゃうんだよね。
《3》迷ったら、ケーキセットがお勧め
ケーキセットは1100円だけど、見栄えがして非常に美味しい。
何にしようか迷ったら、ケーキセットがおススメ。
ただし、人気商品のため売り切れなら残念。
《参考》「青の交響曲」の以前の記事は、こちら。