JR北海道、九州新幹線で車内販売が廃止されると発表されで、めげていました。
さらにJR四国の車内販売廃止でショックを受けました。
こんな時に、JR東日本でも、大幅な削減が発表されました。とてつもない大ショックです。
公式サイトでの発表は、まだのようですが、駅の張り紙や各種情報を総合すると、次のような削減です。
【全面的に車内販売廃止】
★★★東北新幹線「やまびこ」
★★特急「草津」
★★★特急「踊り子」
★「スペーシアきぬ」「日光」など東武線乗り入れ特急(すでに平日は車内販売ありません)
【一部区間で車内販売廃止】
★★「こまち」の盛岡～秋田間
★「はやぶさ・はやて」の新青森～新函館北斗間
★「いなほ」の酒田～秋田間
車内販売が継続するのは、次の通りです。
《新幹線》「はやぶさ・はやて」「こまち(東京～盛岡)」「つばさ(東京～山形)」「かがやき」「はくたか」「とき」
《在来線特急》「あずさ・かいじ」「ひたち」「スーパービュー踊り子」「いなほ(新潟～酒田)」
《観光列車》「リゾートしらかみ」等の観光列車
《普通列車》東海道線・高崎線等の普通列車グリーン車
この中では、「いなほ」「はやぶさ」の一部区間は、車内販売の廃止を覚悟していました。
でも、予想外で、非常に残念な廃止もありました。
特に辛いのは、次の2つです。
東北新幹線「やまびこ」と、特急「踊り子」です。
■東北新幹線「やまびこ」
東京から仙台・盛岡の「やまびこ」は、原則10両編成。閑散期でも、そこそこ乗客は乗っています。
でも車内販売廃止となってしまいました。
辛い理由は2つ。
1つ目は、そこそこ客が乗っている10両編成でも、車内販売が成り立たなくなったという時代の流れ。
他の列車でも、いつ廃止となるか不安感が倍増です。
2つ目は、本数が多い点です。
2018年12月のJR時刻表で調べたところ、「やまびこ」で車内販売をしている列車は、1日に下り32本、上り32本の計64本です。
64本の列車から、車内販売が一気になくなるわけです。ちなみに車内販売が継続する「はやぶさ」は下り22本、上り26本の計48本ですから、いかに大きな削減かが分かります。
宇都宮、郡山、福島の人にとっては、車内販売から遠ざかることになります。
(「つばさ」では車内販売が残りますが、特に上りは乗りにくくなります)
■特急「踊り子」
東京から伊豆急下田の間を走る「踊り子」は、10両の伊豆急下田発着には車内販売がありました。
これが廃止されます。
観光客が主体ですから、閑散期は空席が目立つものの、販売員1人で10両を担当しますので、売り上げは少なくないと思います。1人の販売員が頑張っても、よく売れていて時間がかかるため、1回しか回れないこともあるのに・・・。
それでも車内販売が成り立たないのは、大きなショックです。
観光客にとって、甚大なサービス低下です。
他にも、何で廃止するの？と言いたくなる列車があります。
■特急「草津」
「草津」は、上野から高崎の間だけ、ワゴンが載っています。
温泉にい空く客も乗車しますが、高崎線の新幹線が停まらない駅の客が、案外利用します。
上野から熊谷なら、自由席利用で、「草津」で51分930円、新幹線33分1840円です。
新前橋などの新幹線が停まらない駅を利用する地元の住民が結構乗るのです。
一部区間だけの車内販売であれば、人件費は抑えられる気がしますが・・・。
■秋田新幹線「こまち」の盛岡～秋田間
秋田新幹線は、東京～盛岡が、2時間13分、盛岡～秋田が1時間30分ほどてです。
全区間の40%の時間の時間で、車内販売が消滅するのです。
「こまち」の車内販売では、あまり感激したことはないとはいえ、ちょっと残念です。
今回の車内販売削減は、非常に残念です。痛恨の一撃としか言いようがありません。
頑張ってきたJR東日本・NREでも、車内販売縮小の流れに、抵抗できなかったとは・・・。
《追加》車内販売が存続する列車でも、販売品目が絞られるという話があります。
具体的な中身は判明していませんが、こちらも不安です。
今、ヤケ酒で、酔っぱらっています。だって悲しいんだもん。
3月4日から、「大人の休日倶楽部パス」(北海道スペシャル)が発売されます。
「スーパー北斗」の車内販売が2月で終了するから、26000円払って乗りに行こうか迷っていました。
こうなったら、宇都宮～仙台の「やまびこ」を1日5往復くらいして、車内販売を利用しまくろうかな。
JR東日本の車内販売削減の影響について考えた2/19のこちらもお読みください↓