観光列車「四国まんなか千年ものがたり」に、乗車してきた。
1月8日に、往復とも乗ることができた。
往復で「四国まんなか千年ものがたり」に乗ると、大歩危駅で、1時間32分の待ち時間がある。
往きの「そらの郷紀行」が、終点・大歩危(おおぼけ)に着くのが12:48。
帰りの「しあわせの郷紀行」が、大歩危を発車するのが14:20。
この間の1時間32分で、何をしようかと考えていたところ、往きの「そらの郷紀行」の車内で、面白いものが配られた。
「四国まんなか千年ものがたり」の「すごろく」だ。
「樹齢700年のタブノキと写真を撮る。1マス戻る。」
「日本で3番目に高い、善通寺の五重塔を見る。3にちなんで3マス戻る」
「美しいひまわり畑に見とれる。1回休み。」
このような観光案内が、それぞれのマスに書かれている。
私は、ゴールの1つ手前に、目が留まった。
「早く歩危マートの『ぼけあげ』が食べたい。1コマ進む。」
大歩危駅前にある「歩危マート」は、地元の人向けの食品販売と、観光客向けの飲食店をしている店だ。
去年まで走っていた「絶景!土讃線秘境トロッコ」の時から、駅のホームで観光客に手を振っていたオバちゃんの店だ。「四国まんなか千年ものがたり」の運転が開始してからも、観光客の出迎え&見送りをしてくれている。
アテンダントさんが「すごろく」に書くくらいの名物なら、ぜひ食べてみたいと思い、「ぼけあげ」を食べることにした。
大歩危駅から、坂道を登って約1分。歩危マートに着いた。
店に入ると、男性客一人が食事を終えようとしている頃だった。男一人の客がいるのは、場違い感が無くなって有難い。
私は早速「ぼけあげ」350円を頼んだ。コーヒーも100円と安かったので一緒に頼んだ。
しばらくして「ぼけあげ」が到着した。
これが「ぼけあげ」だ↓。
温かい大きな油揚げに、冷たいおろし。何とも言えない温度差がある。
油揚げはサクサクしていて、食べていて気持ち良い。
柚子をかけて食べるのが美味い。
そして、店内には「獅子舞」が置いてあった。音に反応して動く獅子舞だ。
本当は、大歩危駅のホームに登場して、観光客を歓迎する予定と聞いていた。
でも、天気がイマイチで、濡れたら壊れる可能性大なので、止むをえずここにいたものと想像する。
帰りの「四国まんなか千年ものがたり」の「しあわせの郷紀行」が、大歩危を発車する時には、歩危マートのオバちゃんが、ホームで見送りをしてくれた。
私は特に、手を大きく振り続けたのだった。
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1時間32分も待ち時間があったので、「歩危マート」の他に、もう1か所に足を運んだ。
大歩危駅から徒歩15~20分の「道の駅 大歩危」だ。
道の駅大歩危の建物の中には、「妖怪屋敷」「石の博物館」があり、500円の入場料で中を見ることができる。
この道の駅からは、「四国まんなか千年ものがたり」に向かって、大勢の人が手を振ってくれる。
私は今回、往復で乗るから、手を振る側には回れないが、一度反対側に立ちたくなった。
拡大すると、手や旗を振ってくれる姿が見える↑。(2017年4月撮影)
こういうのって、嬉しいな。
道の駅には、このような「手を振ろう」と呼びかける看板がある。
「四国まんなか千年ものがたり」に乗った話は、またの機会に。