ハイレール1375に乗ってきた【車両編】 | 車内販売でございます。

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【1】ハイレール1375とは

JRで最も高い地点を走るのが、小海線だ。長野県と山梨県をまたがるこの小海線に、JR東日本は7月1日から新しい観光列車を走らせた。これが、「HIGH  RAIL1375」だ。

「ハイレール1375」の「1375」は、JRの最も高い地点が、この列車が通る小海線の野辺山附近にあり、海抜1375mというところから来ている。全車指定席の快速であり、指定席料金は520円でなく、少し割高の820円が必要となる。
「ハイレール1号」は、小淵沢10:30発・小諸12:31着。
「ハイレール2号」は、小諸14:22発・小淵沢16:54着。
「ハイレール星空」は、小淵沢18:20発・小諸21:51着となっている。今回は、運転開始2日目の7月2日に、「2号」と「星空」の席が取れたので、乗りに行くことにした。
 
【2】2両編成の車両
「ハイレール1375」は、2両編成の気動車だ。小海線は非電化だから、電車は走れない。
青を基調にした鮮やかなデザインだ。カッコいいなあ。
ヘッドマークも素敵だ。ヘッドマークには、「HIGH RAIL1375」と、列車名がデザインされている。ヘッドマークの周りは、線路になっている。
旧型の気動車を改装したそうだが、キレイに作り替えられて、ピカピカだ。(走り始めて2日目だから当然だけど)
 
【3】2号車はリクライニングシート
《リクライニングシート》2号車・・・21席(うち単独席が3席)
2両編成の2号車は、リクライニングシートだ。他の観光快速と似た座席と言える。2号車は、入口付近に一人用の席もあり、定員21人。
なかには1人だけの単独席が3席ある。
 
【4】1号車は斬新な座席配置
《2人がけ「ペアシート」》1号車・・・14席
今回、私が座った席が、こちら。椅子が窓の方を向いていて、景色が良く見える。ただ、リクライニングはしない。他人と座るには、若干狭いかも。まあ、期間になると青春18切符でも乗れる快速扱いだから、贅沢は言わないでおこう。
1号車は、窓の方を向いた二人用のペアシートが、配置されている。弁当と飲み物を置けるくらいのテーブルがある。
《BOXシート》2号車・・・8席
 
《1人用「シングルシート」》1号車・・・7席
1号車には、一人用の「シングルシート」もある。
一人用の「シングルシート」は、最高格別の席だ。一人で乗るのに、他の客の隣は、やや不自由という点もある。
でも、それ以上に「テーブルが広い」「足もとが広い」という点で、圧倒的に有利だ。二人用の「ペアシート」のテーブルも、一人用の「シングルシート」のテーブルも、面積はほぼ同じだから、一人あたりの広さは一人用の方が約2倍になる。また、網棚が無いから、カバンや紙袋を置く足もとのスペースが、一人用の方がずっと広い。更に狭いのが、BOXシートなのだけど。
 
 
【5】壁と天井
天井は、派手な装飾は無く、シンプルで落ち着いたものになっている。
壁には、黒い地に、城のイラストが描かれている。こういう漫画こういうは、分かりやすい。
 
【6】高原の景色
7月上旬の小海線沿線は、緑が広がっている。
先頭から線路を見た様子がこれ↑。先頭には座席が無いから、長時間粘る人はまずいない。のどかな景色を列車から眺めることができる。
窓も大きく、綺麗だから、景色を十分堪能できる。
 
【7】ギャラリーHIGH  RAIL
「ハイレール1375」の入口は、列車の中央の1ヶ所だけだ。1号車の端には車内販売のカウンターが、2号車の端には「ギャラリーHIGH  RAIL」がある。
このスペースでは、、星座の本が並んでいて、自分の座席で読むこともできる。もちろん、持ち帰ってはいけない。私は読まなかったけど、天体の本が並ぶと、それだけでインテリアになって、雰囲気が出るんだよね。
投影機が用意されている。夏のの星座の解説も聞くことができる。
 
【8】スタンプ
ハガキ大の乗車記念スタンプカードが用意されている。私は、午後の「2号」と、夜の「星空」の二本に乗ったが、デザインは異なっていた。
スタンプは新しいだけあって、なかなかインクが乾かなかった。
この他に、「星空」の指定券を車掌がチェックした際に、「乗車記念ポストカード」をゲットした。
【9】指定券を確保
「ハイレール2号」に乗ろうと思ったのは、2週間前だ。何せ、新しい観光列車が走り始めて2日目だから、指定券の確保は、先ず無理と思っていた。指定券券売機で何度かチェックすると、キャンセルが結構出ていた。
一人で乗るなら、案外乗れるわけだ。
 
【10】食事券を確保
「ハイレール」は、午前の「1号」と、夜の「星空」では、予約制の食事がある。午後の「2号」では、予約制のスイーツがある。
予約制の食事をゲットするには、二種類の方法がある。
《1》「旅行商品」を利用する。
「旅行商品」とは、乗車券、指定券、食事券の三種類がセットになったものだ。駅の窓口ではなく、びゅうプラザ等の旅行商品を扱っている店で、申し込む。ただし、二人以上でないと申し込めないようだ(うち一人は子どもでも可)
《2》単独で「食事券」を申し込む。
指定券は自分で確保した。乗車券も、別の割引切符を利用する。、、、これで、「ハイレール」に乗ることができる。
更に予約制の食事が欲しい場合は、食事券だけをびゅうプラザ等で申し込むことができる。こちらは、一人でも申し込める。私は「オプション可」「一人可」と、三日前に気づき、急いで上野駅のびゅうプラザに足を運び、食事券を手に入れた。(上の写真)
期間なら、青春18切符に指定席券でも、OKなのである。
 
★★★★★★★
 
「HIGH  RAIL1375」の話は、まだまだ続きます。
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