「ろくもん」で和食 | 車内販売でございます。

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車内販売を13年半で10000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 各地の観光列車に乗り鉄しています。

 今回は、しなの鉄道の「ろくもん」の話。

【1】「ろくもん」に予約
 「ろくもん」は、素晴らしい接客と、繊細な料理を提供する、私が大好きな観光列車だ。全国的に見ても、トップレベルの接客水準を保っている。
 食事つきプランは12800円だから、安くない金額だが、私は今年2016年に3回、食事つきのプランに乗車した。「ろくもん」の大ファンだから、高額なのはやむを得ないと考える。
 
 「ろくもん」の空席状況は、ホームページで確認できる。↓
http://www.shinanorailway.co.jp/rokumon/
 今年はNHKのドラマ「真田丸」が放送されていたこともあったためか、満席の日が多かった。ところが、12月2日だけ空席が多かった。そこで急きょ申し込むことにした。(乗車時に尋ねたら、団体のキャンセルが出たため空席多数になったそうだ)
 今回は、軽井沢10:40発の「ろくもん1号」を料理ナシの指定席プランに乗り、長野13:34発の「ろくもん2号」で和食を食べることにした。
 予約は、「ろくもん予約センター」に電話すればOK。料金の振込用紙が送られてくるから、銀行振り込みすれば申し込み完了となる。前回に引き続き、電話での案内は親切丁寧だった。 (長野駅の窓口の対応は、1月と同様にテキトーで、同じ会社とは思えなかったけど)
 
【2】こまやかな和食
 季節によって料理は変わる。前回とは違う料理も多い。様々な種類の料理が、楽しめるのが魅力と言える。

 
 二段の重箱の中に、彩られた和食が詰まっている。
 こちらには、信州牛のローストビーフ、里芋の唐揚げ、穴子の八幡巻きなどが並んでいる。野沢菜には「久保田さんが育てた野沢菜醤油漬け」と、生産者の名前も明示されている。

 
 こちらの重箱には、信州サーモン酒塩焼き、松代一本葱焼き浸しなどに加え、川上農園のりんご「サンふじ」も入っている。

 
 暖房はきいているとはいえ、12月だと温かいものが欲しい。温かい「信州ポークの角煮」は、体にしみ込んでくる。

 
 この日は特別に、出し巻きたまごのサービスがあった。これがメインの料理になってもおかしくないくらいの美味だ。すごく美味いっ!

 
 椀盛りとして、「じゃが芋饅頭みぞれ椀」も、繊細な味だ。

 
 今回のごはんは、小布施栗の栗おこわ。分量が少ないのは残念だけど、信州の味覚をふんだんに味わえるのは最高だ。

 
 料理に関しては詳しくない私でも、献立一覧があると、品物がよく分かる。ありがたい。

 
【3】お茶
 食後には、和菓子とお茶が出された。本格的なお茶をいただく機会はほとんどないから、貴重だと言える。

 
 なお最後には、湯飲みで熱いお茶が出された。六文銭のデザインの特製の湯飲みで、すごく気分が出る。

 
【4】飲み物
 飲み物は、初めに無料で頼むことができる。ワインやソフトドリンクセットも頼めたが、今回はビール2本を選んだ。左の水は、これとは別に全員に配られる。

 本来は追加の飲み物は必要ないのだが、有料で何か買わないと、車内販売の利用にならない。とりわけ、すごく丁寧な接客をしてくれる若手とベテランの二人のアテンダントさんからは、何としても買いたかった。

 そこで、おすすめワイン600円を頼むことにした。頼んだのは、赤ワイン600円だ。

 
 思ったことが1つ。
 和食を担当する「鈴花」の料理人が、「ろくもん」に乗っていることだ。重箱に入った料理なら、料理人が乗車する必要性は、さほど高くないと思う。
 一緒に乗ることで、様々なメリットがあると思う。
★客から料理について細かい点を尋ねられた時に、料理人がいれば具体的に答えることができる。
★アテンダントさんに、料理の素材などの魅力を細かく伝える時間が、十分確保される。それが乗客にキッチリと伝わっていく。
★客の反応を料理人が感じる機会になり、次の料理に活かすことができる。
 
 今年2016年1月にも、「ろくもん」で和食を食べた。この時とメニューを比べてみるのも、面白いかもしれない。↓
http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12122230474.html
 
 車窓や、駅でのおもてなしは、 またの機会に。