12月22日の悲鳴 | 車内販売でございます。

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車内販売を13年半で10000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 各地の観光列車に乗り鉄しています。

 昨日の金曜夜も、普通列車グリーン車に乗った。いつもは窓際の席に十分座れる区間だったが、満席だった。

 正確には「満席」ではなかったが、隣に荷物を堂々と置いたりしている客の隣には座りたくないから、短区間の乗車ということもあり、立っていた。親切で素敵なアテンダントさんから、車内販売のチューハイ買って飲みながら立っていたから、座れなくても気分良かったけど。

 (首都圏の普通列車グリーン車は、自由席になっていて、料金払っても座れない可能性もある制度になっているのですよ)

 そもそも金曜日は、次の日が休みの会社員が多く、酒を飲んで遅い時間に帰宅する人が目立つ。また、その週のうちに仕上げる仕事が決まっていて残業する人もいることだろう。普段から観察している感覚だと、月曜日の乗客を基準にすると、グリーン車の乗客数は木曜日が1.2倍、金曜日が1.5倍くらいになる。

 特に給料日の会社が多い25日が金曜日だと、「飲み会の日」になりやすい。すると遅くまで酒を飲んで、体力を消耗した客が、グリーン車に集まる傾向がある。

 

 今月の日程は、こうなっている。

12月21(水)、22(木)、23(祭)24(土)25(日)

 

 普通の会社員は、クリスマスで3連休となる。その直前の12月22日(木)が、飲み会の日だ。交友関係が広い人は、複数の会合に誘われて、どこに出るか困りそうな日になる。

 さらに、25日が給料日の人は、休みの関係で前倒しで22日には振り込まれる。

 すると、12月22日(木)は、グリーン車の大混雑が予想される

 

 こうなると、悲鳴を上げる人が出てしまう。

 事情を知らない途中駅から乗る客が、「座りたいから高い金払ってグリーン車で帰ろう」と、Suicaグリーン券を買って並んでいると、滑り込んできた列車は、完全に満席! 高崎線の赤羽、総武線の錦糸町では見かける光景だ。(東海道線下りの品川駅では、普段も満席になることが多く、あまりグリーン車の客は増えない)

 乗客も大変だが、悲鳴を上げるのはグリーンアテンダントの方々も同じと言える。

 朝の通勤ラッシュでも、満席で立っている客からもグリーン料金を取るが、大半はグリーン車に乗り慣れた通勤客だ。私は毎年普通列車グリーン車を700回以上乗っているが、不満をぶつけられる姿は、ほとんど見たことがない。

 ところが、忘年会の夜は、乗り慣れていない客が多い。不満をぶつける客は多くはないものの、不満顔で立っている客に「グリーン券を拝見いたします」とチェックして、まだグリーン券を買っていない客に料金を請求するのは、気分的にしんどいハズだ。

 (なお、「グリーン料金払わん!」とグリーンアテンダントにゴネまくった客が、停車駅で乗り込んできた駅員に、腕をつかまれて連行されたのを目撃したこともあるので、念のため)

 

 そんなわけで12月22日(木)は、グリーン車なら座って帰れるか微妙な区間・時間帯が多くなりそうだ。

 交際している彼女に、「帰りはグリーン車で帰りなよ」と、グリーン券買ってあげて、彼女が乗り込んだ列車に「さよなら♡」と手を振ろう!なんてことを狙うと、この日だけは失敗するかも。