都内でも赤羽周辺は、日陰には雪が残っている。出かけるのは明日の予定だったが、仕事の一部がカットできたため、土曜日・日曜日と続けて、長野で乗り鉄できるようになった。
この日は、当たりもあったが、失敗続きで大変な日だった。
★車内販売が来ない★
行きは「あさま」で長野まで行き、観光快速に乗ることにした。
睡眠時間が少ない状態だったため、行きの「あさま」では、寝たかった。しかし、熟睡して車内販売のワゴンを逃すのは許されない。ワゴンが来るのを待った。ひたすら待った。
乗車率50～60％で混雑はしてないから、いくら12両で長くてもワゴンは来るハズだ。
しかし、高崎を過ぎても来ない。軽井沢になっても来ない。いつまで待っても来ない。終点の１つ手前の上田を発車した時点で、出向くことにした。途中ですれ違った車掌に、「車内販売が一度も来ないのですが、この列車はないのですか。」と尋ねたら、「ありますよ。回ってきませんでしたか?」と驚いていた。私が歩いて行くと、列車中央の準備室に、、、いた！
尋ねたところ、４号車でジュースがこぼれたのに対応して、私の座っていた自由席３号車までは、回れなかったとのこと。東京・長野間の1時間49分に、一度も回らないなんて、何だこりゃ。めげながら、多色ボールペンを買う。
★立ち食いそば美味い★
弁当を買えなかったので、長野駅ホームの立ち食いそばで、朝食をとることにした。これが大当たり！
「そば」の麺には二種類あり、私は「特上そば」をたのんだ。特上になると、値段は40円高くて、ゆでる時間が3分もかかる。しかし、これが、すごく美味い！さすが、そば自慢の信州だ。
私が頼んだのは「特上かきあげ山菜そば」530円だ。3分もかかると、普通のそばを頼んだ客2人に順番が抜かれたが、待ってて良かった。自動券売機を見ても、今一つ分かりにくいが、特上というだけあって、美味かったのである。
★リゾートビューふるさと★
前日の夜遅くに乗り鉄に行けることが決まったため、行きの新幹線に乗った時点では、「おいこっと」と「リゾートビューふるさと」のどちらに乗るか、決めていなかった。
土曜日の「おいこっと1号」限定で、日替わりの「おもてなし」がある。ホームページによると、中野市の汁ものが、振る舞われるとあった。うまそうだ。しかし、姨捨駅からの雪景色も魅力的だ。
やがて晴れてきて、見晴らしが良くなりそうだから、綺麗な雪景色が見られる「リゾートビューふるさと」にした。
しかし、「リゾートビューふるさと」に乗車してから、不安になってきた。
もし、雪で列車が遅れたら、どうしよう？
今までは、穂高駅で神社に参拝してから、折り返した。今回はやや無理があるスケジュールなのだ。そこで、景色が良い姨捨駅までの短距離乗車となった。
車両は、いつもの新型ハイブリット車両だ。リクライニングシートで、長野から２号車に乗った客は５人だけ、私を含めて全員「大人の休日倶楽部パス」利用らしき男の１人客だ。
★姨捨駅の雪景色★
標高が上がるにつれて、雪深くなっていく。そして、姨捨(おばすて)駅に着いた。スイッチバックの駅だ。
姨捨駅の普段の景色は、こんな感じ。昨年11月上旬の光景だ。
1月のこの日はというと、高い山の上から、遠くの平地に積もった雪が見渡せる。
雪景色は美しい。
綺麗な雪景色だ。普段の景色を何度か見たことがあるだけに、この雪の光景は、すごく鮮やかに映える。
駅に降りて、真っ先に目についたモノは、、先に「雪様御一行」に座られていたベンチだ。サラサラの雪だ。
★しまった！乗り遅れ★
アテンダントさんに、景色を撮ってもらっている間に、私が乗って折り返す予定の普通列車長野行きが到着した。「あれ？発車まであと５分以上あるのにな？」と思っていたら、発車してしまった。「え゛え゛～！」
後で調べたら、私が、時刻表を読み取る段を一段ずらしていた初歩的ミスと判明！
こんなわけで、写真を撮るどころではなくなってしまった。上の写真2枚は、列車の中からガラス越しに撮ったもの。だから色が不自然になっている。
★コミュニティーバスで命拾い★
さて、どうしよう。
乗り遅れて、困ったな。
次の予定に遅れてしまうぞ！
次の長野行きは1時13分後！タクシーにでも乗らないと、次の用事に間に合わない！
駅員にタクシー会社の電話番号を聞こうと思ったが、夏には窓口にいた委託駅員がいない。
困ったな、と思っていたら、駅前にすぐ小型のバスが来た。病院や市役所を回る地元のコミュニティバスだ。
かなり大回りだが、しなの鉄道の戸倉駅に行くとのことで、乗った。渡りに船、姨捨にバスだ。まっすぐ行けば10分の距離を、約45分かけて戸倉駅に着いた。乗客の大半は、地域の温泉と病院で降りた。
何とか戸倉までたどりつくことができた。
★列車が8分遅れ★
助かったぁと思っていたら、しなの鉄道の普通列車が、約８分遅れているとのこと。新幹線への乗り換え時間は丁度８分！微妙な遅れだ。すると、駅員さんは「接続できるようにお願いをしているところです」
待ってもらうのが、１～２分とはいえ、第三セクターの列車が遅れたから、新幹線を待ってもらうのには、驚いた。
上田駅に7分遅れで到着。本来の新幹線の発車時刻まであと1分しかない。私を含めた5人は、新幹線ホームまで猛ダッシュだ。足の弱ったお年寄りがいなかったのは幸いだ。
何とか、間に合った。
★立ちながらホットコーヒー★
しかし、上田駅から自由席の行列の後ろの方に並んだ人は、座席にありつけなかった。しなの鉄道が時間通りに動いていたら、ギリギリ自由席に座れたかもしれないが、まあ間に合っただけ良しとしよう。
座席がない立ち客なのに、車内販売のワゴンが通ったら、普段通り利用した。立っているのに、ホットコーヒーを頼んだ。砂糖とミルク入れるのは大変だった。我ながらよくやるや。写真は、カバンの上にコーヒーセットを置いた様子。
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乗り遅れた直後は青くなった。でも、しなの鉄道が遅れてギリギリだ、新幹線に間に合うか、猛ダッシュ、乗れたけど1時間以上立ちっばなしだ・・・・数日たつと、色々あって、面白かったなと思えるようになったから不思議だ。